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デイリーレポート

ノリにノッた小曽根さんのデキシー・ジャズ・ワールドの第1夜

ノリにノッた小曽根さんのデキシー・ジャズ・ワールドの第1夜

Kyoko

2014年10月02日 木曜日

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▶超満員御礼の中、小曽根真3Daysの初日は、大御所北村英治(cl)さんと中川喜弘(tp)中川英二郎(tb)さん父子をフロントに、小曽根真(pf)中村健吾(b)デニス・フレーゼ(ds)さんのバックでデキシー・ジャズが始まりました。小曽根さんは言っています。ジャズの基本はデキシーにある、これでスウィング感を身につけたミュージシャンは伸びる、と。私はあまりデキシーには親しんでこなかった、もっぱら「ダンモ」のジャズファンですが、でも小曽根さんリーダーのデキシーは、さすがです、普通とは違います。ノリにノッて、楽しいこと楽しいこと、たまりません !!
▶MCももちろん一流で愉快なのですが、音楽も素晴らしくスウィングする上に愉快・痛快なのです。3時間も前にお店に入ってリハーサル、でも中川さんいわく(MCでは小曽根さんもおっしゃっていましたが)その場の雰囲気で、本番で全て「現場処理」され、ジャズの本質、即興音楽の真髄を聴かせ楽しませていただきました。
▶マイクを持たせたら止まらないけど、いい?なんておっしゃる北村さんのお話も、味があってユーモラスで楽しめました。上品な白髪の老紳士といった感じですが、ご高齢(なんと85歳だそうです !! )なのに、吹き出されるクラリネットの音色が美しい。楽しい雰囲気と、素晴らしい音楽の、そのギャップもいい。とにかく客席は大喜びで大フィーバー、拍手と歓声が絶えません(語彙が少なくて、店内のこの興奮は伝えらないのが残念です)そんな小曽根さんのデキシーランド・ジャズらしい楽しい第1夜でした。
▶1st stage…♪That’s Plenty…デキシー・ジャズが元気よく店内を満たしました。♪I Can’t Give You Anything…中川お父さんの味のある歌、つられて北村さんも…、♪北村さんのトークの後、本来のゆったりしたテンポでと北村さんの♪Petit Flower(小さい花)、そのあとまたノリノリで♪Tiger Rag、♪Do You Know What It Means to Miss New Orleans、♪Indiana Royal Garden。
▶2nd stage…デキシーのスタンダード曲♪Bourbon Street Parade を中川お父さんのボーカルフィーチャーで、♪Sunny Side of The Street、北村さんの♪Petit Flower(小さい花)ここで他のメンバーは客席でお休みし、小曽根さんと英二郎さんでデュオ♪Dark Eyes…これだけ聴いても小曽根さんを聴きにいらした価値があるほど、ピアノもトロンボーンも素晴らしかったです!!、デキシーらしいノリに戻って小曽根さんいわく「ダーティーに」♪Blues My Naughty Sweetie Gives To Me…Naughty Sweetie ってアバズレ女のこと、と愉快なかけあいMCから入って、♪The World Is Waiting for the Sunrise(世界は日の出を待っている)、拍手が鳴り止まない中アンコールに応えて当店の「社歌」♪Body And Soul…北村さんのクラリネットが心に染み入りました。
▶追記:書きたいことがたくさんあって言い忘れました。デニスさんのドラムソロも、健吾さんのベースソロも、凄くよかった !! もともと上手いんですが、小曽根さんはその人の才能や持ち味を引き出すのも一流ですね。いつも思います。

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