デイリーレポート
見た目も演奏も気持ちがいいジャズらしいジャズ
▶松本茜(pf) 本川悠平(b) 海野俊輔(ds)さんの《BIG CATCH》フィーチャリング:浜崎航(ts)さんの日曜日の夜のステージ。浜崎さんは白のスーツ、本川さんはベストにネクタイ、海野さんも黒のスーツにネクタイ…ピシっとした正装でのステージは気持ちがいいですね。私はいつも言うのですけど、見られて演奏する人は、まず「ミバ」が良くなくては。昔のジャズメンは皆さんそうでした。来日してウチで演奏する海外のミュージシャン、NYで長く活動されていた日本の方も、ほとんどの方がステージに立つ時は正装です。茜さんの春らしく黒のブラウスに白のパンツ姿も、そんなステージだと女性も映えました。
▶演奏は「痛快直球強力ニコニコジャズ」のキャッチ通り、ストレート・アヘッドのジャズらしい気持ちのいいジャズ。しかも全曲がPAなしの生音で、よくバランスが取れたジャズ・サウンドでした。日曜日の夜でお客さまが少ないのが残念でしたが、このごろの気候のように気持の良い夜でした。
▶1st.stage…浜崎作♪Holiday…初めの曲から客席の手拍子で楽しくはじまりました。ピアノイントロから浜崎さんソプラノサックスで♪Take The A-Train、D.ダメロン♪On A Misty Night、浜崎作♪When I’m In The Ocean…「海男」の浜崎さんらしい曲です、フルートを吹きました。バンドのテーマ曲♪Big Catch…ユニット名の由来を伺ったことはなかったのですが「大漁」のことですよね。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Memories of You…この作曲者故ユービー・ブレイクは128年も前に生まれたピアニストです。クァルテットでM.ミラーに捧げた♪Goodbye Mr.Miller…浜崎さんテナーサックスを吹きました。浜崎作テナーで♪Sleeping with Stars、サッチモとエラのデュオがお馴染み♪Can’t We Be Friends ではテナーを吹きました。茜作浜崎さんソプラノサックスで♪Mother’s Blues…そうういえば、もうすぐ母の日ですね。アンコールは浜崎作♪Miss Sunshine…で曲名通り明るく終りました。
読者の投稿