デイリーレポート
バリトンサックスの太く心地いい音色のファンになった夜
▶夕刻、オーチャード・ホールの「小曽根真 Christmas Jazz Night」に立ち寄って、昨夜はお店のスタッフがお休みで、一部だけ聴いて後ろ髪を引かれる思いでお店に来ました。小曽根さん健吾さん信之介さんのピアノトリオのバックに80人ほどの大勢のオーケストラがついて、演奏はトリオ演奏の他、モーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ハスキル」で、とても明るくゴージャズなサウンドでした。
▶お店は、近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 田中菜緒子(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのいわば2トップ・クィンテットです。近藤さんは今回初めてバリトン・サックスを持ち込んで、アルトとを曲によって持ち替えて演奏されました。バリトン・サックス奏者は、ジャズの世界では数人しか私は知りません。でもその音色は太くてとても心地良くて、私はファンになりました。最後には、季節モノの楽しい音楽も聴いて終わってみると、何だかハッピーな気持ちになっていました。
▶1st stage…ビ・バップの草分け的存在で最近まで活躍されて今年9月に亡くなったピアニスト ハロルド・メイバーンの♪AON、近藤作♪Unexpected、バリトン・サックス奏者ペッパー・アダムスの♪Muezzin’…近藤さんも大きなバリトン・サックスを持ち込んで演奏。ホーギー・カーマイケル♪Skylark、トミー・フラナガン♪Minor Mishap…近藤さんバリトン・サックス。
▶2nd stage…トランペッター ニコラス・ペイトン♪Rhonda Mile、近藤作♪University Place 11th St.…近藤さんのバリトン・サックスで聴いたらNYのワシントンSQ. 近辺の景色を思い出しました。近藤作♪Pure Imagination、バラードでロン・カーターの♪Little Waltz…近藤さんバリトン・サックス、曲想と音色がよく似合っていました。近藤作♪Spontaneous Conversation、アンコールは季節モノ♪Let It Snow ! Let It Snow ! Let It Snow ! で楽しく終わりました。
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