デイリーレポート
深く綺麗な2テナーの気持ちいいサウンドに癒やされた夜
▶時間が経つのは早いですね、今年ももうほぼ半年過ぎたなんて…。今年8月、BODY&SOULは45年目に入ります。これも応援してくださるお客さまと、音楽に真摯に取り組んでいるミュージシャンがあってのことです。もちろん苦労はありますが好きなことをして生きていかれることに感謝です。昨夜はその「音楽に真摯に取り組む真面目なジャズマン」を代表するようなテナー奏者、岡崎正典さんの新たなステージ。テナーサックス2人をフロント組んだクィンテット、メンバー 岡崎正典(ts) 芹澤朋(ts) 小沢咲希(pf) 大塚義将(b) 利光玲奈(ds) さん。それに聴きにいらしていたトランペッター 加藤隆幸さんがペットとコルネットを吹き分けて何曲かシットイン参加されました。
▶このメンバーは正典さんの人選ですが、とくに女性を意識した訳ではなく、実力ある若い感性を集めた結果です。音大のジャズ科がいくつもでき、女性のジャズミュージシャンの活躍が普通になった時代。皆さん基礎をしっかり勉強されていて、楽器が良く鳴りテクも上手いです。2テナーの音色が深く美しく、正典さんのこのバンド用のアレンジも素敵で、私はこの気持ちの良いサウンドに癒やされました。
▶1st stage…正典作♪Losing Time、ジム・ホール♪Grand Slam、正典作♪Mary’s Sliding Doors、♪Look To The Rainbow、聴きにいらしていたトランペッター加藤隆幸さんシットイン参加♪Sweet Clifford…クリフォード・ブラウンとマックス・ローチの名盤より。
▶2nd stage…♪It Could Happen To You…加藤隆幸さんコルネット参加、正典作♪Sleigh Ragae、正典作♪December In Paris…昨年暮れ、小曽根真ノーネームH のパリ・ツアーにに同行させていただいた際、正典さんとパリを散策しました。その思い出を曲にされ、昨夜私にプレゼントして下さいました。♪Not Onless You Try、S.ロリンズ♪The Bridge…ロリンズが活動を休んでいたとき毎日橋の下で練習していたそうで、復帰直後のアルバムに入れた曲。アンコールはS.ロリンズ♪Tenor Madness…加藤隆幸さんコルネット参加。
▶帰りにお客さまが「December In Paris 良い曲ですね」と声をかけて下さいました。とても嬉しかったです。正典さん、ありがとうございました。次回の正典さんのトリオ出演は8/5(月)、台湾のピアニスト ユーイン・スーさんが参加されます。このユニットも良かったので、10月に同メンバーでのブッキングしました。正典さんのMCも、とても勉強になりますよ、ぜひお越し下さい。
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