デイリーレポート
本場NYで一段と飛躍された素晴らしいピアノタッチ
NYで活躍する海野雅威さんと鈴木良雄さんの再会セッションは、大盛況になりました。ドラムスは私が推薦した山田玲さんで初顔合わせでしたが、お二人に大変気に入っていただき私も安心しました。
海野さんはNYではジミー・コブ(ds)さん、ウイナード・ハーパー(ds)さん、ロイ・ハーグローブ(tp)さん等のバンドのピアニストをされていて、日本人では珍しい存在になっています。とにかくタッチが綺麗でよくスウィングし、よく歌いスピード感もあって…大きく飛躍した海野さんを聴くことが出来ました。始まってすぐ、チンさんが一呼吸して気合を入れたくらい、いつもの演奏とは違っていました。
NYに渡って9年、イタリアン・レストランで初めて雇ってもらった時の最初のギャラはピザだったようですが、それ以来「石の上にも3年」努力した甲斐がありましたね。素晴らしい演奏を聴いていて、本当にNYに行ってよかった、と思いました。先日の敦賀明子さんもそうですが、あの競争の激しいジャズの本場NYで鍛えられると、本物になってきますね。私は誇らしく思い、嬉しくなりました。チンさんも大変喜び。山田さんも一緒にできてとても嬉しかったと感謝されました。山田さん、良かったですね。
1st.stage…Gガーシュインの♪Soon、海野さんとチンさんのアルバム「For You」に入っている♪Falling in Love with Love、A.C.ジョビン海野アレンジの♪Triste、M.ジャクソン♪Blues for Ellis、C.ブラウン♪Joy Spring。
2nd.stage…ピアノとベースのデュオで♪Mona Lisa、♪Moonlight in Vermont、トリオでアルバム「For You」の中から♪I Shoud Care、チン作そのタイトル曲♪For You…久しぶりに聴きましたが良い曲ですね。♪Roulette、M.デビス♪Milestone、アンコールは♪Old Folks。とてもジャジーで気持ちの良い演奏に、満席のお客さまも大喜び、良い帰国ライブになりました。
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