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デイリーレポート

お客さまもよくご存じでスペシャルなメンバーの演奏ににほぼ満席の賑わい

お客さまもよくご存じでスペシャルなメンバーの演奏ににほぼ満席の賑わい

Kyoko

2026年04月10日 金曜日

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4/9(木)は《B&Sスペシャル セッション》メンバー 谷殿明良(tp) 馬場智章(ts) 宮川純(pf) 清水昭好(b) 濱田省吾(ds) さん

▶今の日本のジャズシーンに欠かせないメンバー 谷殿明良(tp) 馬場智章(ts) 宮川純(pf) 清水昭好(b) 濱田省吾(ds) さんが勢揃いした昨夜の《B&Sスペシャル セッション》お客さまもよくご存知で、お陰様で満席に近い店内になりました。私は厨房を手伝いながら聴かせていただきました。ミュージシャンも楽しんで演奏するとても熱い演奏で、終演後は皆さんんとても楽しかった、でもこのメンバーが揃うのは珍しく奇跡的だ、と話されていました。次回のブックを、と思いましたが、皆さん売れっ子で色々予定が詰まっていて…残念ですが、昨夜がこのメンバーでの最初で最後のライブになってしまいました。演奏曲は、スタンダード曲を軸にそれぞれのオリジナル曲をバランス良く配置したステージングでした。
▶1st.set…
トランペッター クリフォード・ブラウン♪Joy Spring/清水昭好作♪Choro…ブラジル版ジャズを意識した曲/谷殿明良作バラード♪Adagiotto (アダージョ=ゆったりしたテンポ)/濱田省吾作♪Day and Day…のコントラファクトリ(コード進行など同じ)
▶2nd.set…
宮川純作♪Medium Talk/宮川純作♪Soft Rain…宮川さんらしい繊細な曲/ピアニスト ホレス・シルヴァーのバラード♪Peace/馬場智章作♪D.B./アンコール曲はM.デイビス♪Blues by Five でした。
======【倉田レポート】======
BODY&SOULによく出演される実力派のミュージシャンが集まり初めての編成によるスペシャル・セッションは、メンバーのオリジナル曲とスタンダード曲を演奏されました。
▶1st.set…(少し遅れて二曲目から視聴) この日のバンドはリーダーがいませんでした。それぞれのオリジナル曲の前後にMCを務めることになりました。1st.セットは清水さん谷殿さん濱田さんの曲を演奏。清水さんの♪Choro では、ピアノ テナー トランペットの各ソロの後、清水さんのベースソロになりました。響きの良い音で軽快に弾きボアンという音を響かせます。速弾きになっていき音も強くなり、独特の抑揚で大きく歌うように弾いていきます。この日のメンバーは、余裕と奥行きを感じさせながら、心地良い音楽を奏でます。
▶谷殿さんの♪adagietto は、アダージョ(Adagio=ゆるやかに) よりもやや速く、という意味の音楽用語だそうです。トリオから演奏が始まりフロント二管がゆったりと続き、谷殿さんのトランペットソロになります。悠々と吹いていき少しずつ高らかな音を放ちますが、どこかしっとりと落ち着いた雰囲気が伝わります。この曲でも、お一人おひとりの実力を静かに感じさせる演奏になりました。
▶濱田さんの♪Day And Day は既存のコード進行やハーモニーを基に新しいメロディを作り出す作曲手法のコントラファクトで作ったそうです。濱田さんはサックス奏者のデイヴ・リーブマンが♪Night And Day の替え歌で♪Day And Night を作り、その替え歌で♪Day And Day を作りましたと話して観客を笑わせます。1st.セットを締めくくったこの曲の最後に、濱田さんが爽快なドラムソロを披露されました。軽く叩いているように見えますが音はパワフルです。目を閉じて速度を上げてダイナミックに叩いていきます。演奏が終わると濱田さんの額に大汗が浮かんでいました。
▶2nd.セットは宮川さんと馬場さんの担当です。宮川さんの♪Medium Talk は、片倉真由子さんとの二人での演奏のために作曲したものだそうで、二つのメロディーが交互におしゃべりしているようなイメージとのことでした。それを谷殿さんのトランペット馬場さんのテナーサックスの演奏にフォーカスして演奏されました。
▶宮川さんは、谷殿さんの♪Adagietto が大好きで、その替え歌として作った曲が♪Soft Rain だそうです。ピアノソロで穏やかで心に染みる旋律を弾き、カッコいいフレーズを弾いていきます。少し首を振りながら繊細な音で弾き、清水さんの温かい音色のベース 濱田さんの涼やかなリムショット シンバルの音が寄り添います。最後は綺麗な音色を響かせこの曲の演奏を結びます。
▶昨今の世界情勢を鑑みて♪Peace を選んだと馬場さんが話します。気さくな馬場さんは少し照れながら話しますが、世界中のミュージシャンたちと演奏し交流していると、いろいろな情勢が身近に感じるとのことでした。豊かな音色でテナーサックスを吹き、穏やかな音華やかな音を交えながら、冒頭は馬場さんだけで演奏します。ソロパートになると抑えた音でメロディアスに吹き、テナーの音色を綺麗に伸ばします。ゆったりと聴かせるソロ演奏になりました。
▶♪D. B.は、馬場さんが大学時代にトランペット奏者のダラン・バレットさんのアンサンブルの授業で課題として作曲した曲だそうです。勢いよく一斉に演奏が始まります。清水さんの速く小気味良いベースのリズムに乗り、馬場さんがパワフルな音でテナーソロを吹きます。少しずつ前後に動きが大きくなっていき、力感を増し豪快で華やかな演奏を披露すると、濱田さんのドラムスが大きく呼応します。
▶アンコール曲の♪Blues By Five では、谷殿さん馬場さん宮川さん清水さん濱田さんの順でソロ演奏を披露され、鮮やかにこの日の特別なライブを結びました。
▶初編成となったこの日のメンバーは、お一人おひとりの演奏が際立っていて、余裕と豊かさを感じさせるステージになりました。メンバー同士のやり取りが楽しくとても良い雰囲気が醸成されていました。観客もその演奏に心酔し、とても心地良い時間を過ごさせていただきました。ぜひまた聴かせていただきたい編成です。

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