デイリーレポート
いつもスピード感と緊張感ある素晴らしいステージで私も身を任せて堪能
4/5(日)はデイタイムライブ《小田桐和寛リーダークァルテット》メンバー 小田桐和寛(ds) 井上銘(g) デ…
▶すっかり春らしくなったお天気の良い日曜日はデイタイムライブで《小田桐和寛リーダークァルテット》小田桐さんは当店で自ら人選して定期的にライブを行っています。毎回厳選されたトップクラスのメンバーで、選曲ステージングのセンスもよく、コアなジャズファンも大満足する素晴らしいステージで、私もいつも安心して身を任せて聴けて、毎回楽しみに聴いています。
▶久しぶりに春らしい天気で桜も見頃。公園や郊外に出かける方も多いかと思ったのですが、ジャズ好きの方はしっかりいらして下さり、私は胸をなでおろしました。小田桐さんのご家族も赤ちゃんを連れて来られました。おとなしく聴いている姿がとても可愛かったですよ。
▶1st.set…
井上銘作♪New Dance…タイトル通り新しい踊りのようなリズムとセンスの曲/ピアニスト マッコイ・タイナー♪Contemplation (熟考)/デビッド・ブライアント作♪Higher Intelligence/デイヴ・ブルーベックの7拍子の曲♪Unsquare Dance。
▶2nd.set…
ビバップの定番曲C.パーカー♪Lady Bird/ジャズ・ギタリストのリオーネル・ルエケ作♪Benny’s Tune、小田桐和寛作♪Nostalgia Day、作者不詳で小田桐さんのアレンジ♪Gallery、小田桐和寛作♪Jerk Blues。アンコール曲は、デビッド・マレイ作でブライアントさんの独自アレンジ♪Murray Stepsでした。
=======【倉田レポート】=======
▶メンバーがステージ登場。小田桐さんがブラシをドラムに小刻みに触れシンバルを軽く叩き、デビッドさんがピアノでミステリアスなメロディーを弾き始めます。井上さんのギターも続き中林さんはボンボンと響きの良い音でゆったりと弾いています。初めから通常とは異なる雰囲気です。
▶一瞬音が止まり、ギターの音が前に出て井上さんのソロパートになります。すっと背を伸ばし、目を閉じてゆったりとピックを動かしてギターを弾いていきます。少しずつ音が勢いを増していくと、小田桐さんがブラシでドラム シンバルを叩く音も強くなっていきます。さらに速度を増して華やかな音で弾き進むと、小田桐さんはスティックに持ち替えシンバルを繊細に叩いて並走します。
▶ピアノソロになりデビッドさんは下を向きながら、鋭い打鍵でパワフルな音を響かせながら弾き進みます。速度を上げていき独特のスリリングな演奏になります。ステージにはドラムセットがいつもより中央よりにピアノの方を向いて設置されていて、私の席はその斜め後ろでした。小田桐さんが、井上さんのギターソロ デビッドさんのピアノソロを注意深く聴きながら反応し、先読みして演出していく様子が感じられましたが、その神業のような技術には圧倒されるばかりです。
▶ギターが戻り再び華やかな音で弾き進み、中林さんのベースも力強い音を響かせます。華やかなアンサンブルで鮮やかに♪New Dance の演奏を結ぶと、井上さんが小田桐さんの方を見て、うんと頷きます。一曲目から何と素晴らしい作曲と演奏だろう、と感じます。
▶♪Contemplation では、井上さんがさらに刺激的なギターソロを披露しトリオが厚みのある演奏で進みます。デビッドさんが心地よさそうに微笑みを浮かべながらピアノを弾いているのが印象的でした。♪Moment では、井上さんのギターを先頭にキラキラとしたピアノの音色、ブラシで叩くドラム、シンバルの音、加速していくベースの音が重なります。皆、目を閉じて静かな緊張感の中、演奏が進みました。
▶デビッドさんのアルバムのタイトル曲♪Higher Intelligence では、ベースソロ、ギターソロに続いて、デビッドさんが圧巻のピアノソロを弾いていきます。一音一音強く鋭い打鍵で進み、少しずつパワーを増して高速道路を疾走していくような演奏になりました。歯を食いしばるようにして豪快な音を放ちます。
▶♪Unsquare Dance の演奏の前に小田桐さんが「7拍子を皆さんに協力してほしい」と話して手拍子の練習タイムとなりました。良い感じで手拍子が進んだところで、デビッドさんがピアノを弾き始めます。ギターソロ、ピアノソロと続き、小田桐さんのドラムソロでは観客の手拍子とともに演奏されました。楽しく1st.セットを締めくくります。
▶2nd.セットの♪Benny’s Tune は、小田桐さんのドラムソロから演奏が始まりました。リムショット シンバル ドラム バスドラムと次々に音を放ち、速度を上げリズミカルに演奏が進みます。その後、小田桐さんのオリジナル曲とアレンジ曲の3曲が演奏されました。
▶♪Nostalgia Day では、中林さんのベースがフィーチャーされました。ベースソロではくっきりとした音でパワフルに弾き、にこにこと楽しそうな表情でスリリングな速弾きになります。小田桐さんは素手でドラムを叩き、ブラシでベースの演奏を引き立て、アンサンブルでは華やかなドラムサウンドを響かせます。井上さんが凄い力感でギターを弾き残響長い音色でこの曲の情景を描きます。このメンバーによる♪Nostalgia Day は格別な演奏になりました。
▶小田桐さんがジャズギャラリーというサイトで、ジョエル・ロスとマーカス・ギルモアが演奏していた曲が気に入って譜面に起こした、という曲が♪Gallery で、動画が消えてしまい作曲不詳のまま付けたタイトルだそうです。さらに、2nd.セットの最後を飾るにふさわしい♪Jerk Blues と続きます。
▶拍手がすぐに大きな手拍子に変わり、バンドメンバーは退場することなくアンコール曲♪♪Murray Steps を演奏され、大盛況のうちに終演となりました。
▶小田桐さんのリーダーライブでは、素晴らしいバンドメンバーと奥行きが深く、重厚でゴージャスな演奏が繰り広げられ聴き応えがあります。京子ママから、スタンダード曲をとことん習得した上で、才能と実力のあるミュージシャンたちがオリジナルの演奏をされることが良いと教えていただきました。















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