デイリーレポート
多くの方の応援で大盛況の中 若鮎たちが実力披露
▶日曜日の夜は若鮎ライブ「KCOM Jazz Quintet」国立音大をこの春卒業した加藤友彦(pf) 石橋采佳(tb) 村上和駿(ds) さんと4年生の芹澤朋(ts) さん、そして慶大薬学部の後藤絵美(b) さんというメンバーです。学校を出てこの世界に入ってもいきなり食べていくのは難しいことです。そんな若者を応援したくて始めたのですが、国立音大は小曽根さんがジャズ科の主任教授。だから皆さん大変優秀な若者が多くいます。小曽根さんも地方ツアーからトンボ帰りして途中から応援に駆けつけてくださって、生徒さんの演奏を聴いておられました。後藤さんの先生は安カ川大樹(b) さんですが、行き帰りは車で楽器を運んで演奏も聴かれて…皆さん素晴しい先生に指導して頂けて幸せですね。客席は学生の方から一般の方まで大勢いらしてくださって(松岡シェフがお休みで)私は厨房で大忙し。でも演奏はしっかり聴かせていただきましたよ。
▶1st.stage…D.エリントン♪Can Really Hang You Up The Most、W.ショーター♪Sweet’n Sour、加藤作♪Finger Prints、M.タッカー作♪New Orieans…ドラムから出て(ts)(tb)のユニゾンが全体の「間」が活きていてとても良かったです。O.ピーターソン♪Deniel…よく周りの音を聴くプレイでいい感じでした。
▶2nd.stage…D.エリントン♪Sunset and the Mockingbird、M.リーズ♪Solid Gold…とても難しい曲ですが、夏のセイコー・サマーキャンプで習ったそうでトロンボーンがこんなに動く曲は初めてだった、と石橋さん。ブラジルのルイス・エサ作♪The Dolphin、C.ウォルトン♪Holy Land、J.スターイン♪The Things We Did Last Summer…テナーをフィーチャーしました。加藤作♪Get The One Chance!…ラテン調の曲でした。加藤さんは作曲の才能もあります。アンコールはスタンダード曲F.シナトラが歌っていた♪Learnin’ The Blues。
▶フロントの女性ふたりの楽器が良く鳴っていました。ベースの後藤さんはそのサマーキャンプで最優秀プレイヤー章を受賞されたそうです。客席には、小曽根さん、安カ川さん、伊藤君子さん、たまたま通りかかった綾戸智恵さんが「Kyokoちゃんいてはるー?」「今夜は若者たちの演奏よ」「じゃぁ聽いてくわ−」…客席には多くのプロのミュージシャンが聽いていらして、幸せな若者たちだと思いました。この世界で夢が叶うよう頑張ってくださいね。私も応援したいと思います。皆さまにも、よろしくお願い致します。
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