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デイリーレポート

ジャズ界では希少な京子推し大人の男性シンガーをしっとり堪能

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Kyoko

2025年03月19日 水曜日

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TAKU さん(vo) さんのヴォーカルステージでバックトリオは 紅野智彦(pf) 粟谷巧(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん

◉小雨降る昨夜は TAKU さん(vo) さんのヴォーカルステージで、バッキングは 紅野智彦(pf) 粟谷巧(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん。ステージレポートはお言葉に甘えて、この欄でも常連になった K さんにお願いしました。丁寧なレポート、本当にありがとうございます。
=====K さんの投稿より転載=====
▶1st.set…トリオのインストでアリー・リューベル作曲/ハーブ・マギッドソン作詞♪Gone With The Wind(風と共に去りぬ)、ミュージカル「エニシングゴーズ」からコール・ポーター♪I Get A Kick Out Of You、セロニアス・モンク♪Round Midnight、アーヴィング・バーリン♪Blue Skies、アーヴィング・ゴードン♪Unforgettable、ボビー・ティモンズ♪Moanin’、リチャード・ロジャース作曲/ロレンツ・ハート作詞♪You Are Too Beautiful。
▶2nd.set…トリオのインストでチャーリー・パーカー♪Ornithology(鳥類学)、アイリーン・ヒギンボサム作曲、アーヴィン・ドレイク作詞♪Good Morning Heartache、コール・ポーター♪Just One Of Those Things、コール・ポーター♪You’d Be Nice to Come Home To、ビリー・ホリデイ♪Fine And Mellow、ジョン・クレナ作曲/サム・M・ルイス作詞♪Just Friends、ホーギー・カーマイケル作曲/ジョニー・マーサー作詞♪Skylark。アンコール曲は、ホレス・シルヴァー♪Song for My Father でした。
▶ヴォーカリスト TAKUさんは、2022年10月に初めてBODY&SOUL に出演されています。その後、ニューヨークに渡り歌に磨きをかけ、帰国後は BODY&SOUL への出演を重ねていらっしゃるそうです。今回は、紅野智彦さん(pf) 粟谷巧さん(b) ジーン・ジャクソンさん(ds) との共演になりました。両セットともスタンダード曲を演奏されましたが、一曲目はトリオによるインストで、二曲目でTAKUさんの登場となりました。
▶一曲目の♪Gone With The Windで、ジーンさんは右手でシンバル左手でドラムを軽やかに叩いていき、ドラムソロではピアノの合いの手のたび速度を上げ、パワフルな演奏を披露されました。ピアノソロでは、紅野さんが軽快に明るい音色で弾き進むと、粟谷さんの小気味良いベースの音色、ジーンさんの爽快なドラムサウンドが並走します。ベースソロでは、粟谷さんは二本指で勢いよく弾き、独特の抑揚で歌うように弾いていきます。
▶拍手の中、TAKU さんがステージに登場し、温かく幹の太い声で♪I Get A Kick Out Of You を歌い始めます。生き生きとした、力強い歌声を会場いっぱいに響かせます。落ち着いた歌声で寂寥感を伝える♪Round Midnight、ジーンさんのパワフルなドラムソロから始まり、トリオが軽快に速度を上げスリリングな演奏になった♪Blue Skies、TAKU さんが「ジャズを聴いたことがない人でもこの曲は聴いたことがあるのではないでしょうか」と話し、メロディアスに歌う♪Unforgettable と続きます。
▶今回ジーンさんは二種類のブラシを使い分けて演奏されましたが、この曲では、よりソフトな素材のブラシでリズミカルに心地良い音楽を演出します。TAKUさんは静かな表情で、軽く歌っているように見えますが、その歌声は重厚で豪快な響きです。
▶♪Moanin’ は、紅野さんが強いタッチでミステリアスに弾き、ピアノから始まりジーンさんが素手でシンバルとドラムを叩き、粟谷さんがアルコ(弓)で雰囲気を作ります。歌い始める TAKU さんの歌声は、本当にパワフルで圧倒的な声量です。
▶実際、次の曲ではマイクから離れて立ち地声で歌声を響かせ、マイクが無い方が良いのではないか、とすら感じるほどでした。その♪You Are Too Beautifulでは、粟谷さんが小さく残響の長い音でベースソロを弾き、TAKUさんとデュオでの演奏から始まりました。TAKU さんの歌声がさらに際立つ一曲になりました。
▶TAKUさんは、初めはステージ中央のスタンドマイクで、両手を前に組み目を閉じてじっくりと歌っていましたが、演奏が進むにつれて右手にマイクを持ち、ステージを歩き回りながら身振り手振りを交えダイナミックなパフォーマンスになっていきました。
▶いつもながらエレガントなサウンドで、繊細かつ大胆な演出を魅せるジーンさんのドラムス、確信的な独特の抑揚で力強い音色で歌うように弾く粟谷さんのベース、綺麗な音を転がすように弾きメローな味わいを感じさせる紅野さんのピアノ、そして TAKU さんの聴きやすく温かい歌声、伸びやかでパワフルな歌唱、そして圧倒的な声量で、スタンダード曲の素晴らしい演奏を楽しませていただきました。また次回も楽しみに伺わせていただければと思います。

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