2013.7.2 Tue 南アフリカツアーのメンバー |
▶《スウィンギートリオ》のレギュラードラマーは大隅さん なのですが、実は来月、南アフリカのヨハネスブルグで開催 されるジャズフェスティバルに出演することになったのですが あまり治安が良くないと聞いた大隅さんが、アフリカ行きに 難色を示していたところ、剛さんがケニア生まれの真吾さんを 思い出し昨夜のこのメンバーで行くことになりました。実際 ヨハネスブルクの夜は物騒らしく、夜間外出禁止だそうです。 ▶山本剛(pf) 香川裕史(b) 奥平真吾(ds)さん。剛さんと真吾さん の共演は実に23年ぶり。二人でアイコンタクトを取りながら とても楽しそうでした。譜面を一切使わない剛さんですから、 次はどんな曲が飛び出すか…イントロを聴いて、香川さんと 真吾さんが自分のパートを付けていく演奏スタイルです。 お客さまもイントロに耳を澄まして、何がはじまるか…と 期待しながら楽しむステージでした。 ▶1st.stage…♪Bags Groove、♪Misty、 ラテン風に♪I Love Paris、♪When I Fall in Love、 ノリの良いテンポで♪For Once In My Life、 ♪Yama Blues。 ▶2nd.stage…♪クレオパトラの夢、♪Body And Soul、 ♪Poinciana、ベースのソロで♪What A Wonderful World、 トリオで♪月の砂漠、♪Loving Touch、 テーマをピアノで、後はドラムソロ♪Night in Tunisia、 最後はいつものように♪砂漠に陽が落ちて、 ♪旦那飲ましてちょうダイナ。「剛ワールド」全開でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.3 Wed 【毎日小学生新聞が取材】 |
6/23先日行われたTOKUさんの【Sanday Special】 《ママと一緒にワクワクライブ》の 様子が 毎日小学生新聞でレポートされました。 記事は2013年6月30日付け毎日小学生新聞←クリック カテゴリー「お知らせ・ニュース欄」の ウィークリー&マンスリーニュースからも リンクされています。ごらんください。 |
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2013.7.3 Wed 回を重ねる度にグレードアップ |
▶俵山昌之(b) 福井ともみ(pf) 藤井学(ds) 市原ひかり(tp,flh) 纐纈歩美(as,ss)さんの《Tower Station》は出演の回を重ねる ごとに進化していることがわかります。同じ曲を演奏しても、 その都度いろいろと工夫をこらしているからだと思います。 ▶特にフロントの若い二人の女性奏者は、相性がいいことも ありますがお互いの音を良く聴きながら演奏します。だから ソロをとっても素敵に音が活きていました。 ▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、J.ジルの♪バイヤー生まれ、 A.K.ジョビン♪Brigas Nunca Mais、♪Zingaro、 俵山作♪風の詩、ベースソロ♪Orientai Walk〜♪Brooklyn High。 ▶2nd.stage…H.ハンコック♪Chan's Song、俵山作♪Night Flight、 ♪そよ風、♪Sunrise、S.メンデス♪So Many Stars、 俵山作♪Tower Samba、アンコールは♪The Peace Song。 ▶いまジャズの世界では女性の活躍が目立ちます。この三人 の女性はそれぞれが自分のリーダーアルバムを出しています。 歩美さんは4枚目のアルバムをNYでレコーディングして帰国 したばかり。録音メンバーはまだ明かせないようでしたが、 納得のいく作品になりそうです。発売は秋になるそうですが、 楽しみですね。応援したいと思います。 ▶音のバランスが良く、耳に優しい気持の良い曲が多いのも このユニットの特長で、女性ミュージシャンの華やかさと しっかりしたプレイが聴く人を魅了するようです。昨夜も、 オーストラリアとチェコからお見えになったお客さまが、 可愛いらしい女性が管楽器を吹いているのを観て聴いて… Good!Very Good!と感心されていましたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.4 Thu 繊細にして大胆、秋田慎治の世界 |
▶多才な秋田慎治(pf)さんの3枚目のアルバム「CIRCLE」の 発売を記念して、当店では彼の初めてのソロ演奏でした。 《秋田慎治 ソロアルバム [CIRCLE] 発売記念ライブ》 アルバムは4月に発売されたのですが、これまでアルバムを 携行してソロツアーをしてきて昨夜が最後のステージでした。 ▶このCDは、ジャケットやライナーノーツの写真が全て彼の 撮ったものが使われています。ライブ音楽は一瞬一瞬が命で、 やがて消えてしまう宿命ですが、一瞬を切り取る事が出来る 写真と音楽をコラボして「これが秋田慎治だ」と表現した アルバム作りになっていて、曲名も邦訳が付けられています。 ▶昨夜いらしたお客さまは、みなさん秋田ファンですでに このCDをお持ちの方も多く、CDは全編オリジナル曲ですが、 昨夜のステージは、CDに入っていない曲も演奏されました。 繊細で、なおかつ大胆なピアノの音が心地よく店内を満たし、 お客さまは、秋田さんの世界を十分堪能されました。 ▶1st.stage…秋田作♪I'm Meeting You Every April (いつも4月に君に逢いに行く)♪Just Like It、♪Estate、 秋田作♪Summer At My Home(ここで過ごすいつもの夏) 客席のお誕生日の方にプレゼントして♪In My Life、 「秋田慎治名曲百選」と♪Road To The Lord。 ▶2nd.stage…「ここに立つことは二度とないでしょうね…」と、 マイクを持ってステージ中央に立ち、MCをされました。 ♪Here's That Rainy Day、♪イパネマの娘、 失恋の曲♪Alone-24min、C.パーカー♪Piece To Peace、 秋田作♪Always Come Back To The Dream (たったひとつの許された夢) ♪Spread To The Sky〜Piece To Peace、 アンコールは♪Reason To Be Here(生まれてきた理由)でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.5 Fri アドリブが素敵なジャズクラブらしい夜 |
▶昨夜、久し振りにメンバーが揃いました。鈴木央紹(ts,ss) 若井優也(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さんのクァルテット。 鈴木さんがリーダーですが、メンバーの皆の意見を聞いて 演奏曲を決めています。 ▶鈴木さん最近はソプラノサックスも吹くようになりました。 その音色はテナーと同じように柔らかく美しく優しく耳に 届いてきます。でもとてもクールに、いつも周りの音をよく 聴きながら演奏されます。 ▶感性と才能がほとばしり出るような若井さんのピアノが、 予想していない展開の音を出すと、ニヤッとしながら、その 展開にノって音を出します。するとハチさんと原さんがすぐ 反応して後を追います。そうです、これこそが、ジャズ! ハプニングあり即興の面白さありスリルあり…お客さまも 大喜びで、客席のテンションも上がりました。 ▶1st.stage…♪There Will Never Be Another You、 ♪Everything I Love、ソプラノサックスで♪Moon And Sand、 ♪Four Brothers。 ▶2nd.stage…♪The Man I Love…心に染み入りました。 ♪Milestones Old、鈴木作♪8月のワルツ…いつも明るい曲を たくさん作る鈴木さんが暗い曲を作りたくて出来た曲でしたが とても素敵でしたよ。♪The Surrey With The Fringe On Top は ノリノリでした。アンコールは♪Body And Soul。 ▶テナーもピアノも楽器が良く歌い、皆さんジャズクラブ らしい夜を楽しんで、終演後も余韻が残る店内でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.5 Fri 番外【モヒートが大ブーム】 |
▶今夜あたりから、熱帯夜が始まりそう。 いよいよ本格的な夏がやってきます。 ▶「バラエティ・モヒート」が大人気←クリック 元々はキューバが発祥のラムベースのカクテルですが、 サントリーがブームに火をつけたようで、今、 当店でも女性を中心に大ブームです。 ブルガル(ラム)アペロール(オレンジ系リキュール) カシス、カンパリ、マリブ、ジムビームの計6種類が 揃っています。軽くさっぱりして暑い夏に最適 !! 老若男女を問わず、ぜひお試しください。 (photo by スタッフチーフ阿倍) |
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2013.7.6 Sat スーパー・フライデーナイトフィーバー |
▶TOKUさんの10枚目のアルバム「Dream A Dream」が発売 されてから初めてのライブ。しかも金曜日ということで、 数日前からご予約を〆切るほどの満席になりました。せっかく 立ち寄ってくださったのにお店に入れなくて、お帰りになった 方には大変申し訳ない思いでした。 ▶TOKU(vo,flh,tp) 宮川純(pf) 楠井五月(b) 平陸(ds) さんの、 週末金曜日、大賑わいのライブ。NHKみんなの歌でTOKUさん の「君へのファンファーレ」がオンエアー中で、毎日数回、 流れているそうですから知名度も増々上がっているようです。 ▶TOKUさんの他、宮川さん24歳、楠井さん27歳、平さんは 何と18歳の高校3年生。しかも全員がイケメンとあって、 最近は男性ファンも増えているTOKUさんですが、昨夜は 普段にも増して女性客の多い客席でした。平さんは、まだ 可愛らしさが残る高校生とは思えない、本当に素晴らしい ドラミングでした。 ▶おまけに昨夜は、NYで活躍中の黒田卓也(tp)さんが遊びに いらして飛び入り出演。熱いセッションが繰り広げられたり 美人女優が歌ったり…いやがうえにもノリに乗る店内でした。 ▶1st.stage…TOKU作♪Love's In Need Of Love Today Story、 H.ハンコック♪Tell Me A Bed Time Story、♪Moon River、 ここまでが「Dream A Dream」からの曲。 ♪I Can't Help It、♪You've Got It Bad Girl、 いつものベースとのデュオで♪Fly Me To The Moon… 楠井さんのベースが引き締まっていてとても良かった。 アルバムタイトル曲♪Dream A Dream。 ▶2nd.stage…♪Music Is The Key、♪Friend And Lover、 黒田さんが入って♪Oleo、♪What a Wonderful World… NYの風が吹いたような緊張感のあるサウンドになり、 大勢のお客さまが拍手喝采、大盛り上がりしました。 レギュラーメンバーに戻って♪Sing。 ▶ここで客席の皆さんが、ステージに釘ずけになりました。 聴きにいらしていた、モデルでミュージカル女優でもある 松原すみれさんが、ぜひ歌いたいとTOKUさんにお願いして、 初顔合わせでしたが一緒に♪Moon River を熱唱されたのです。 ▶ちなみに彼女のお母様は、時々いらしてくれる女優、松原 千明さんで、DNAを受け継いで背が高く超美人のお嬢さん。 米国の大学で音楽とダンスを勉強して卒業しTV-CMデビュー。 この8月にミュージカル女優として帝劇に出演されます。 ステージ最後は、TOKUさんが、盛り上がり興奮冷めやらぬ 店内を♪Imagine で閉めました。 ←当夜のスナップ写真 ▶(この場で恐縮ですが…)お願い お店は久し振りの「大入り満員御礼」でスタッフ全員総出の 大忙しさでした。それで終わってみると未払い伝票が何枚か 客席に残っていました。店内がごったがえしていたので、 お忘れになったのだと思います。お心当たりがありましたら ご連絡ください。 |
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2013.7.7 Sun 夏の涼風が流れたような店内 |
▶お暑うございます。どうやら梅雨が明けたようですね。 夏らしい夜になった週末土曜日。明るくチャーミングな グレース・マーヤ(vo,pf)さんと吉田サトシ(g) 牧良平(b) 今泉総之輔(ds)さんのステージは、気持ちいい夏の涼風が 吹き抜けたような爽やかな店内でした。 ▶牧さんはこれまで九州で活動されていましたが、マーヤ さんがツアーをした折に知り合い、今度上京され活動を開始 するようになりましたので、昨夜が当店のデビューでした。 ▶太くしっかり響く音で、昨夜もアンプなしの生音で演奏。 最近ではめずらしい素晴らしいベーシストです。他の楽器 とのバランスもよく、共演者とのコミュニケーションも良く 取れていて、お客さまも初めて聴いた彼のサウンドをお気に 召されたようでした。マーヤさんもすっかり信頼して、 いつものようにリラックスした楽しいステージが 繰り広げられました。 ▶1st.stage…♪Lover Man、♪Kiss of Life、 ♪In Your Own Sweet Way、♪Estate、♪One Note Samba、 ♪Dont Explain、♪It Might as Well be Spring。 ▶2nd.stage…♪Poinciana、♪Stormy Weather、 マーヤ作♪The Sad Samba、♪Them There Eyes、 T.マリア♪Come With Me、アルバムタイトル曲♪Closs To You、 アンコールは♪One For My Baby。夏の週末、土曜の夜に ふさわしい爽やかな雰囲気で終りました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.9 Tue 店内に爽やかなブラジルの風 |
▶当店で行われる《ブラジリアンナイト》には2つのユニット があります。向井滋春さんのインスト・ユニットと、昨夜の 上田裕香(vo)さんのボーカルが入る 大口純一郎(pf)さんの ユニットで、織原良次(b) 小松伸之(ds)さん、そしてジョー·ダ· バビロニアさんの珍しい(バンジョーカバキーニョ)という ブラジルの弦楽器が入り、久しぶりの出演でした。 ▶歌うことが大好きで元気な裕香さんのヴォーカルは味があり 唄う幸せが感じられる気持ちのいいステージ。雷雨だったり 蒸し暑かったり…外は嫌なお天気でしたが店内は爽やかな ブラジルの風を感じました。 ▶背の高い裕香さんは、背中が大きく空いたドレスが良く お似合いでした。体型がスリムなので変に肉感的ではなく、 とても素敵でしたよ。不思議なことに女性のお客さまは1人、 他は皆さんが男性のお客さま、という珍しい夜でした。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪Rio、 優香さんが入って♪Samba em Prelúdio(序章のサンバ) ♪Amor'e Festanqa、ジョーダ作曲裕香作詞♪Love Letter… 思っても手が届かない人を歌った歌、日本語で歌われました。 ポルトガル語で♪僕の名は、ジョーダさんの弾き語りで ♪Coisa De Pele(肌の歌)、裕香さん♪Upa Neguinho (ヘイッ! そこの黒い坊主…そんな感じ) ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Imagem、 裕香さん♪Somos Novios(僕たちは恋人同志) ♪Lamento No Morro(嘆きの丘) ♪Berimbau(ビリンバウは、世界最古の弦楽器といわれる ブラジルの民族楽器の名前だそうです) ♪Samba de Arerê(アレレのサンバ) ♪Coisinha Dopai(お父さんの可愛い子) アンコールは♪Tristeza(悲しみ) ブラジルの曲は、意味の深い曲が多いですね。でもそれを 明るいリズムで歌うのが暗くならず良いのかもしれませんね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.10 Wed ひと味違う《BASS TALK》サウンド |
▶《BASS TALK》ですが昨夜はレギュラーパーカッションの 岡部洋一(perc)さんの都合が悪く、鈴木良雄(b) 野力奏一(pf) 井上信平(fl) さんのトリオ演奏でした。 ▶11年続いているユニット、主にチンさんの曲を野力さんが アレンジしイメージを膨らませ、信平さんが色ずけををする そのスタイルも変わりませんが、トリオになるといつもと一味 違って音楽的で素敵でした。音色が綺麗で、まるで「室内楽」 を聴いているような雰囲気で、これはこれでなかなか良いな、 と思いました。 ▶いらしたお客さまは多くなかったのですが、みなさん熱心に 耳を傾け、癒されたような空気が店内に流れていました。 ▶1st.stagE…鈴木作♪Saint Familion、♪New York Blue、 ♪Fairy Talk 、♪Ceu Azul〜♪Blue Sky、♪Dancing Luna、 K.ジャレット♪Lucky Southern、野力作♪Feelin' Free。 ▶2nd.stage…ピアノとベースデュオ♪Summertime、 鈴木作♪Fairy's Dance、♪Eastern Town、 スタンダード曲♪Crazy He Calls Me、 鈴木作♪Happy Anniversary、♪Winter Daybreak。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.11 Thu 丈青サウンドでスタンダード曲も新鮮 |
▶お暑うございます。昨夜はトリオとしての出演は2回目の 丈青(pf) さんと楠井五月(b) 斉藤良(ds) さんのピアノトリオ。 丈青さんと斉藤さんとは学生の頃からのお仲間。楠井さんとは 最近よく一緒に演奏されている彼のお気に入りのお仲間です。 ▶ミュージシャンは基本的には自分の世界をもっていますが、 丈青さんは、それを強く感じさせるピアニストのひとりです。 スタンダード曲も彼の手にかかると、まるで新しい息吹が 吹き込まれたように活き活きした感じになります。これこそ ジャズの面白さで、同じ演奏者による同じ曲を何回聴いても 飽きることがありません。きっと私は、それで長年この世界に 生きているのかな…と、ふと思った昨夜のステージでした。 ▶1st.stage…♪Billie's Bounce、♪There Will Never Be Another You、 P.メセニ−♪James、♪Ain't Misbehavin、♪Blue in Green。 ▶2nd.stage…O.ネルソン♪Butch and Butch、 W.ショーター♪Footprints、ベースとドラムのグルーブ感ある イントロから入った♪Blue Monk、♪Giaint Steps、 ♪Body And Soul、アンコール♪Bye Bye Blackbird。 ▶どの曲も、とても新鮮でした。丈青さんは、女性ファン、 それもお一人でご来店される方が多いのも特長ですが、皆さん 丈青サウンドにご自分の世界に入り込んで、心ゆくまで 楽しんでいらっしゃいました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.12 Fri ボーカル・クァルテットのようなステージ |
▶当店のお勧めする日本人には珍しいジャズ・テースト溢れる シンガー大野えり(vo)さんと、才能豊かな 若井優也(pf) さん 米木康志(b) 原大力(ds) さんのトリオ。 ▶彼女のステージは、声という楽器を使ってバックの演奏者と 会話しながら一緒に音楽を創り上げていくようなスタイルで、 いわばヴォーカル・クァルテット。グルーブ感がとても気持 良くて、どんどん引きこまれます。 ▶最近は、聴きなれたスタンダードナンバーを掘り起こして、 もう一度新しく挑戦しています。同じ曲でも、若い感性で 感じとったことと、人生経験を重ねて感じることは、理解の 深さが違うからだと思います。昨年リリースされたアルバムも そんなスタンダード曲集です。 ▶外見からは年齢不詳に見える小柄なえりさんは、全身で 踊るようにグルーブして歌います。お客さまもそんな彼女の ステージに引き込まれて聴き入っていらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪Just In Time、♪Old Devil Moon、 えり作名曲♪In Time Of The Silver Rain、♪When Sunny Gets Blue、 ♪The Song Is You、♪Waltz For Debby。 ▶2nd.stage…♪When I Fall in Love、 ♪I didn't Know What Time It Was、♪One Note Samba、 ♪Hallo Like Before、♪A Sleepin' Bee、 ♪You Must Be Live in Spring、♪'ll Be Seeing You、 アンコールは♪What A Wonderful World。 ▶昨日は、伊藤君子さんのお誕生日でした。ご主人のドラマー 海老沢一博さんとご一緒にお見えになり、最初のステージを 楽しまれたあと、「えりさんは素晴らしい」と言葉を残して お帰りになられました。東京出張の日を、この日に合わせて 四国からいらしたお客さまも「これがジャズシンガーだ」と 感動され、えりさんのCDをお土産にお買い上げ下さいました。 ▶次回は同じメンバーで、秋口9月12日。ぜひ一度お聴きに なってください。ご満足されること、請け合いますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.13 Sat NYサウンドに包まれた大賑わいの店内 |
▶熱帯夜で冷房6台をフル稼動しても、動くと汗が流れる ほどの昨夜。この前NYから帰国されて出演されたのは、確か 寒さ厳しいこの冬のことでした。白崎彩子(pf)さんと、皆さん NYから植田典子(b)クインシー・デイヴィス(ds)さん。今回は 白崎さんのアルバム「Some Other Time」発売を記念して、 そのレコーディングメンバーで来日され、岡山から関西を経て 昨夜の当店でのステージでした。 ▶植田さんは女性ベーシストとしてNYでも有名で、多くの ミュージシャンと共演されています。昨夜は、国立音大の 教授でもある小曽根真さんが、超多忙の中、ベースを専攻 している女性の生徒さん二人を、勉強のため連れておみえに なりました。二人は植田さんのベースに接し同じ女性として とても感動しショックも受けたようです。でも小曽根さんの ような熱心な先生について勉強出来るなんて、二人はとても ラッキーですね。 ▶クインシーさんは当店にも出演されたことがあるピアニスト サヴィア・デイビス(Xavier Dais)さんの弟さんで、大西順子さん の引退ツアーのドラマーを務めたこともあり、日本語も少し 話せます。今は、カナダの音楽大学で教鞭をとりながら、 音楽活動をされています。 ▶世界で活躍するそんな三人が紡ぎだすサウンドは、まさに NYサウンド !! 店内は、歯切れが良くて気持の良い音楽空間に 包まれました。ストレート・アヘッドなジャズの中に、日本の 香りがする童謡や「与作」等をジャズにアレンジした曲を入れ とても楽しめるステージで、白崎さんのファンの方をはじめ 大勢のお客さまでお店は大賑わいでした。 ▶1st.stage…白崎作♪Peace Of Mind、 J.カーン♪Long Ago And Far Away、 ガーシュイン♪My Man's Gone、S.ロリンズ♪Oleo、 白崎作♪Far Away、♪April In Paris、 ♪あんたがたどこさ…ではお客さまを巻き込んで合唱です。 ▶2nd.stage…白崎作♪3 Steps Forward、イントロで白崎さんが オカリナを吹いた♪与作…とても良かった。 T.フラナガン♪Mean Streets、ソロピアノで♪Sophisticated Lady、 トリオでD.ガレスビー♪Woody'n You、L.ヤンソン♪Hope、 T.モンク♪Straight No Chaser、白崎作♪Sunrise、 アンコールは♪Body And Soul でした。 ▶演奏が終わって片付けていると、コットンクラブから、 来日中のフレディー・コールさん一行がお見えになりました。 フレディーさんはナット・キング・コールの末の弟さんで、 もう80歳を過ぎたご高齢ですが、でも来日されるたびに、 当店と私のことを心配されて会いにいらしてくれます。 ▶歌を唄うととても素敵な、優しいお爺さまのような方で、 植田さんクイシーさんともお知り合いで、皆で楽しそうに お話されていました。もう今朝、帰国なさったようですが フレディーさん、いつもわざわざ、ありがとうございます。 白崎さんのご一行は、最後の演奏地、山形に向かわれました。 日本列島は猛暑です、お身体お気をつけくださいませ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.14 Sun 高度にクリエイティブされた音楽 |
▶ジェニファー・サノン(vo,g) さんと、彼女のお仲間たち、 アビブ・バハー(g)ヨゲブ・ハルビ(parc,didgeridoo)さんの 珍しい楽器編成の【BODY&SOUL Special 2 days】第1日。 ▶ジェニファーさんは現在はアメリカに帰国されていますが、 2年間イスラエルに移り住んでユダヤ教を勉強していました。 黒人でしかもクリスチャン。珍しいですが…そこで出会った 音楽に興味を持ち、惹きこまれ、ミュージシャンとも親しく なって沢山の事を吸収して米国に帰国されました。 ▶今回の来日はそのイスラエルの地で吸収した音楽を携えて 現地のミュージシャンとのコラボレーションです。ジャズ、 少し違いますが、とにかく、とてもクリエイティブされた 音楽を披露してくださいました。 ▶ジェニファーさんはアコースティックギターを弾きながら 美しい声で歌う歌は残念ながら意味が分かりませんでしたが メロディーとリズムがしっかり聴こえてくる素晴らしい音楽。 ▶アビブさんは、アコースティック、スティール、エレキ ギターを曲によって持ち替え、歌も歌われました。ヨゲブ さんは四角い箱の打楽器と、シンバル1枚、足首に鈴を付け リズムをキープ。オーストラリアのアポリジニ−の民族楽器 didgeridoo もうまく使いこなしていました。 ▶演奏曲名は、ヘブライ語でよくわかりませんでしたが… ワールドミュージックのような感じで、国籍もジャンルも 不明の音楽ですが完成度は相当高い内容のステージでした。 ジャズが聴けると期待していらした方も、演奏があまりに 素晴らしかったので引込まれ、皆さん熱心に興味深く聴いて お帰りになられました。 ▶今夜は原朋(tp)さんが入るので、ジャズも演奏する、と ジェニファーさんは大変張り切っています。乞うご期待。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.15 Mon ジャズの実力が聴けた2日目 |
▶ジェニファー・サノンさんの【BODY&SOUL Special 2 days】 その2日目は、ジェニファーさんのヴォーカルと原さんの トランペットで、ジャズのスタンダードナンバーも演奏され 二人の実力と凄さを十分に感じる素晴らしいステージでした。 メンバーは、ジェニファー・サノン(vo)アビブ・バハー(g) ヨケブ・ハルビ(parc) さん、そして原朋直(tp)さん。 ▶1st.stage…ジェニファーさんと原さんで♪My Funny Varentine、 ボサノバ♪Desafinado、♪All of Me…彼女の声の美しいこと !! 低音から高音まで綺麗に響き、トランペットとのデュオで あのように歌えるなんて…私は想像出来ませんでした。この 内容は実際に聴かないと、言葉ではうまく言い表せないですが。 その後は、レギュラーのトリオで民族音楽やフォークソング、 いずれもスピリチャルなメッセージが入った音楽…でした。 ▶2nd.stage…ジェニファーさんと原さんで心のこもった バラード♪Embrace of You、アップテンポに♪Take The A Train、 ♪ボサノバの曲(題名を聞き忘れました)、そしてレギュラーの メンバーによる心地の良い音楽。アンコールは原さんも一緒に ♪All of Me…を最初のステージとは違う感じで歌われました。 最後に、アルメニアの曲を全員で弾き語りをして終りました。 ▶お客さまは皆さん、編成の面白さと音楽的な素晴らしさを 堪能され、感動もされ、一緒に写真を撮ったり、サインを もらったり、ジェニファーさん手ずくりのCDをお買い上げに なったり…大フアンになられた方が多数いらっしゃいました。 実は私も以前から大ファンなのですが、インテリジェンスを 感じさせる素晴らしい女性です。もっともっと沢山の方に 聴いていただきたかった2日間でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.17 Wed どんどん進化するユニット |
▶《福井ともみクィンテット》は、福井ともみ(pf)さんが、 強力なメンバー岡淳(ts,fl)松島啓之(tp)俵山昌之(b)広瀬潤次(ds) さんらを選んで組んだユニットです。6月にはLAで、トリオで 録音したアルバムをリリースしたばかりのともみさんですが、 今はクィンテットに挑戦しています。 ▶クィンテットでのアルバムは2年ほど前に出していますが、 今、作曲やアレンジの才能も開花し、自分に納得いく作品に したくて、メンバーを慎重に選び挑戦中。ほんとにガンバリ屋 さんですね。回を重ねるごとに充実してきています。 ▶そんなともみさんをサポートする男性メンバーは、皆さん 口数の少ない気持の優しい実力派ばかり。昨夜は躍動感のある 演奏で、よくスウィングするステージでした。 ▶1st.stage…♪Sunday、ともみ作♪At That Moment、 ♪Cheek To Cheek、ともみアレンジの♪春の小川、 ♪The Way You Look To Night。 ▶2nd.stage…松島作♪Dreams Velle、♪Shadow Of Your Smile、 フロント陣のソロが素敵でした。 ともみ作♪Landscape、広瀬作♪Keep Your Heart Open、 ともみ作♪3.14Day、アンコールはともみ作♪2nd Hand Smoke。 客席からは歓声が上がるほど、それぞれのソロもカッコ良くて 活気に溢れた店内になりました。次回は秋になりますが、 いまから進化がとても楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.18 Thu もったいない豪華メンバーの演奏 |
▶それぞれがリーダーバンドをもつ、いわば番長、と言うに ふさわしい実力派ユニット、近藤和彦(as)原朋直(tp)宮川純(pf) 中村健吾(b)ジーン・ジャクソン(ds)さんの《スウィング番長》は スケジュールを合わせるのが一苦労のメンバーですが、やっと 昨日全員揃ったのに、生憎の雨になってしまいました。 ▶いつもは「ここにくれば間違いなく聴き応えあるジャズが 聴ける」とフラリと立ち寄られるお客さまも多いのですが、 昨夜は思わぬ雨のせいで、予約の方以外いらっしゃらなくて せっかくの豪華メンバーのステージがもったいなかったです。 ▶でも、いらした方はこのユニットの大ファンの方ばかり。 遠く九州から聴きにきた方もいらして(ミュージシャン冥利 につきますね)心のこもった素晴らしい演奏を心ゆくまで 楽しまれました。 ▶1st.stage…宮川作♪Samon Blues…この曲は11月11日に作曲 された11小節の曲で、その日が「鮭の日」にちなんでいます。 原作♪Wndering Prince Of The Star、近藤作♪Unexpected、 C.パーカー♪Donna Lee…もの凄い速さの歯切れ良い演奏でした。 ▶2nd.stage…近藤作♪Mo Mo、宮川作♪College …この曲は ラーゲ・ルンド(g)の演奏を当店で聴いて触発されて書いた曲。 原作♪New Life、健吾作♪Hope…彼がNY時代に起きた911の 直後に書いた名曲です。その後アフガニスタンにアメリカが 侵攻した時に書いた♪Where Criss Speaks…平和を祈る静かな 曲の次に、ドラムで怒りを表した曲になりました。それぞれが 素晴らしいソロを取りました。アンコールは、D.セバスキーの 交響曲を、ジャズにアレンジした綺麗なバラード ♪Bitter Sweet で終りました。 ▶健吾さんとジーンさんは、韓国のコンサートから、その朝 帰国したばかりでした。その時のピアニストは菊池太光さんで トリオ演奏は大好評だったようです。日本のジャズメンが、 特にアジアにジャズを浸透させて行くのはいいことですね。 ▶このユニットの次回は、ジーンさんが本国アメリカから 戻られるのを待って12月18日(水)。先になってしまいますが… 自信を持ってお勧めします。ぜひ、お聴きになってください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.19 Fri 店内に溢れたパワー全開のサウンド |
▶福田重男(pf) 上村信(b) 奥平真吾(ds)さんの福田トリオ。 「雨男」の異名をとる福田さん、演奏はもちろんですが天候も 裏切りませんでした。昨夜も大粒の雨が降ったり止んだりの 生憎のお天気なってしまいました。でも幸か不幸か、長年の 福田ファンの方は、傘があるのが当たり前のようになって しまっていますので、雨にも負けず…ファンの方はガンバッテ いらしてくださいました。 ▶ジャズという音楽はやっぱり、聴く者とミュージシャンが 一体になると、そのエネルギーがプラスして、音楽の持つ 表情が豊かになります。久し振りのお客さまも、大満足される 素晴らしいサウンドが店内に溢れました。 ▶1st.stage…♪How Deep Is The Ocean、福田作♪Thanks、 ♪The Eye At The Hurricane…演奏した直後に外は大雨に。 ちょうどびしょ濡れで来られた方がいらっしゃいました。 (雨の中、ありがとうございました) ♪Nobody Else But Me、W.ショーター♪Miyako、 福田作♪Go Ahead Nigel…この名曲をお好きな方は多いですよ。 ▶2nd.stage…C.ポーター♪So in love、M.デビス♪Solar A、 C.ジョビン♪輝かしい人生、福田作♪You Can Take You Can Give D、エリントン作♪I Got It Bad、♪Come Rain Come Shine、 K.ジャレット♪Bop Bee、アンコールは♪Hear Thats Rainy Day。 ▶雨にちなんだ曲が3曲演奏されました。でも、みなさまが お帰りになる頃には、雨はすっかり雨が上がっていましたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.20 Sat グルーブした久々の道子さん |
▶チャリートさんが体調を崩しドクターストップがかかって 急遽シンガーを探さなくては、と思いついたのが道子さん。 そんな昨夜のメンバー、鈴木道子(vo)野力奏一(pf)中村健吾(b) 加納樹麻(ds)さんです。彼女は最近ご結婚され水戸に住んで いらして、仕事を選んで演奏活動しているので、出演機会は とても少ないのですが、快く引き受けてくださいました。 ▶道子さんは、当店六本木時代に、大学を卒業してすぐに 飛び込みでオーディションをしてください、と現れた人で 私は、日本人離れした素晴らしい声と感性が気に入って、 それ以来のお付き合いです。チャリートさんとも、ちょうど 同じ時期に同じような経緯でお付き合いがはじまりました。 ▶出演が久々とあって、ご存じの道子ファンは聴きにきて くださいましたが、告知の時間も少なく、彼女は知名度が 低いせいか金曜の夜らしくない客席でした。実力と知名度は なかなか比例しないのがこの世界です。 ▶初めて共演したメンバーも彼女のおおらかで明るいキャラと ヴォーカルに感銘を受け、素晴らしいサポートでした。 ギターの小沼ようすけ(g)さんのお母様も彼女の大ファンで、 わざわざ鎌倉からいらしてくださいました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪酒と薔薇の日々、♪Love For Sale。 道子さんが入って♪I Could Write A Book、 バラード♪Embraceable You、♪I Thought About You、 ♪N.Y State Of Mine、♪The End of A Beautiful Friendship、 Aリンカーン'Throw It Away、♪More Today Than Yesterday。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Softly As In A Morning Sunrise、 ♪The Sound Of Music。 道子さんが入って♪Candy、♪The Very Thought of You、 ♪Blues、♪All or Nothing At All、A.リンカーン♪Bird Alone、 ♪Misty、♪Everytime You Say Goodby、 アンコールは♪Time After Time。 ▶お客さまが少なくてミュージシャンに申し訳ないと同時に 多くの方に彼女の実力を聴いていただけなくて残念でしたが、 いらしたお客さまには、心に届くいいステージをお届けでた と思います。みなさん感動していらっしゃいました。NYから いらした方は「Very good !! 」と大変お喜びでしたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.21 Sun 躍動感溢れ表情豊かな演奏 |
▶女性2人を起用した向井さんのクィンテット。メンバーは、 向井滋春(tb) 加納奈実(as) 井上ゆかり(pf) そして、佐瀬正(b) 加納樹麻(ds)さんです。 ▶実は、奈実さんのお母様と向井さんは高校の同級生で、 奈実さんも同じ高校の卒業生。お父さんのような存在の 向井さんと一緒に演奏出来るのもご縁ですね。小学生の時から サックスを始め、高校を卒業してすぐプロデビュー。最近 上京して活動をはじめた品の良いお嬢さん。見た目はとても 可愛らしい方ですが、なかなか根性がありますね。 ▶井上さんはすでにアルバムを2枚リリースしていますが、 タッチは男性のような力強さを感じるピアニストです。 佐瀬さんと加納さんが、そんな全体のサウンドをしっかり 盛り上げる素晴らしいサポートぶり。躍動感に溢れる演奏 でした。トロンボーンの向井さんは、チェロを勉強してもう 12〜13年になります。昨夜はクラシックの曲をジャズ風に アレンジした曲を演奏して腕前を披露してくれました。 ▶1st.stage…J.Jジョンソン♪Serenity、 K.バロン♪Voyage、ボサノバ♪Batida Diferente、 トロンボーンをフィチャーして♪You'vechanged、 向井作♪Subconciousess(潜在意識)… 難しい曲をアップテンポでしっかり決めました。 ▶2nd.stage…チェロとピアノとベースでいい雰囲気の ♪マルビノー二のアダージョ。♪エル・キャピタン、 奈実さんのアルトをフィーチャー♪The Night We Called It A Day、 J.Jジョンソン♪Lament、F.ハバード♪Bird Lake、 アンコールは向井作♪Twilight。 ▶ところで今日は参院選挙ですね。アベノミクスの信任選挙 になりそうですが、アベノミクスで景気が回復している、と 言われているのが信じられません。ウチのお店などとは無縁の ようで実際、特に7月に入ってからなぜかめっきりとお客さま が少なくなり頭を痛めています。さて、安部さんはどの位、 圧勝するのでしょうか… ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.22 Mon エモーショナルな感動の表現力 |
▶フランスの貴公子兄弟、トーマス・エンコ(pf) さんと デビット・エンコ(tp) さんの【BODY&SOUL Sunday Special】 当店に何回かいらしているエンコさんですが、今回のツアーは 「ジャック&ジョン」と題した新しいアルバムの発売記念の コンサートツアーでした。7月3日に発売されています。 ▶このアルバムは、トーマスさん憧れのドラマー、ジャック・ ディジョネット、ベースのジョン・パティトゥッチさんとの トリオ演奏の力作です。それを持ってお兄さんとデュオツアー 昨夜が最終日でした。 ▶二人とも小さな頃からクラシックの勉強で鍛えられており、 基礎がとてもしっかりしていて、楽器を自由に使いこなし、 デュオとは思えないサウンドの広がりがあります。お客さまは 躍動感に引きこまれたりバラードではうっとり聴き惚れたり。 中には涙を浮かべて聴いている方もおられました。音色が大変 美しく素晴らしいと、心の琴線に触れて響くようですね。 ▶1st.stage…♪What's New、♪November、 ♪Wadi Rum、♪All The Things You Are。 ▶2nd.stage…トーマス作♪Jack And John、♪Alone Togather、 凄く奇麗な曲♪You've Just A Ghost に皆さんうっとり。 トランペットのイントロから入った♪Yesterdays、 トーマス作、飼っている彼の犬の名前らしい活発な曲♪Gaston。 アンコールは♪いろんな曲のメドレー〜最後は♪枯葉 で終演。 ▶初めて来日した時はまだ少年でしたが、すっかり素敵な 青年になりプレイの腕も凄くなって、休憩時間も終演後も、 お客さまは一緒に写真を撮るのに順番待ちのモテモテ状態。 まさに貴公子にふさわしいエンコ兄弟、大変な人気でしたが、 お二人とも快く応えていらっしゃいました。お兄さんの デビットさんは、そのまま羽田に行って帰国されました。 トーマスさんは残ってあと2日演奏活動です。次回来日する 時には、どんな成長されているかとても楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.23 Tue 広がりのある素敵なデュオ |
▶マヤ・ハッチ(vo)さんと泉川貴広(pf)さんのデュオ。週明け 月曜日という条件のよくない出演日でしたが、マヤさん初の デュオ出演、ということでマヤさんのファンの方がいらして くださって、マヤさんは持ち前の明るさと素晴らしい歌声で、 ファンに応えられました。 ▶最近の彼女は、泉川さんと一緒に曲を創っています。作曲 された曲に彼女が英語の詞を付けて、すでに何曲か完成して いるようですが、昨夜はその中の一曲が披露されました。 スピリチュアルな内容の詩が多いようです。また歌手として たくさんの新しい曲にトライもしていて、そんな昨夜は、 とても意欲的なステージになりました。 ▶泉川さんのピアノがとても良く鳴り、マヤさんのお客さま も彼のファンになられたようです。最近ソロアルバムを出し ましたが、出す前にじっくり色んな人の演奏を聴いて研究を 重ね、レコーディングに活かしたのが大変良かったと思う、 と感想を話されていました。 ▶1st.stage…♪Tea For Two、♪I Wish You Love、♪Misty、 マヤさんが大好きな泉川アレンジの♪Black Bird、♪That's All、 ♪I Remember Clifford、♪I Can't Give You Anything But Love。 ▶2nd.stage…ピアノソロで♪Danny Boy、♪イパネマの娘、 ♪How High The Moon、♪Easy To Remember、 ♪Gee Baby Ain't I Good To You、 マヤさんの好きなJ.ミッチェル♪All I Want、 D.エリントン♪In A Sentimental Mood、 ♪Skylark、♪I Could My Book、アンコールは泉川さんの 作曲にマヤさんによる内容の濃いすてきな詞がつけられた ♪Who You Will Make Me Be でした。 ▶二人の息がピタリと合い、音がクリーンで広がりのある とても良いデュオでした。お客さまも大変お喜びになり、 CDもしっかり買ってお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.24 Wed 躍動感に溢れたサウンド |
▶自分の信念を貫き通して、情熱を持って若い人も 育てている気骨ある辛島さんが久しぶりに江藤さんと 組んだ 辛島文雄(pf) 楠井五月(b) 江藤良人(ds)さんの トリオセッション。 ▶江藤さんはアート・ブレーキーに憧れてドラマー になったと聞いていますが、とにかく4ビートが 大好きで、ジャズのリズムが身体に染み込んでいる そんなドラマー。流れるようにリズムを叩き出します。 久し振りの辛島さんとの共演で、気持よく自分の 味が出せたようで、素晴らしいドラミングでした。 ▶辛島トリオのレギュラーベーシストを努めている 楠井さんは、若いのにしっかりとした活きた音を 奏でます。トリオサウンドは躍動感に溢れていました。 特に昨夜のようなゲリラ雨の時は、木製楽器は湿気を 吸って重くなり、弾くのに負担が大きくなりますが、 そんな事は微塵も感じさせない演奏ぶりでした。 そんなリズム隊に乗って辛島さんのピアノが、 ご機嫌にはじけていました。 ▶1st.stage…♪H.ハンコック♪Toys、 ♪Speak Low、♪Blue Monk、バラード♪I Wish I Knew、 ♪Someday My Prince Will Come、アップテンポの♪Oleo。 ▶2nd.stage…H.ハンコック♪Dolhin Dance、 S.ジョーンズ♪Unit Seven、♪Geogia On My Mind、 ボサノバで♪Dolhin、F.ハバード♪Up Jumped Spring、 バラード♪Body And Soul、♪Round Midnight。 ▶激しいゲリラ大雨で浸水したり電車が止まったり… 悪条件の中、わざわざ足を運んでくださったお客さま どうもありがとうございました。地下1階の当店 ですが、幸いお陰さまで何事もありませんでした。 ご心配いただいた方、どうもありがとうございます。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.25 Thu 軽やか爽やかな音に満ちた店内 |
▶'30年代に創作された、大きい丸い洗面器みたいな 楽器のジャズ奏者トニー・グッピー(steelpan)さんと 丈青(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds)さんのトリオ。 ▶トニーさんはクラシックからジャズまでこのsteelpan を自由自在に操ることのできる第一人者です。昨夜は もの凄い湿気で蒸し暑い夜でしたが、その透き通った 軽やかな音色で、店内は爽やかな空気に包まれました。 ▶トニーさんは、お客さまにその洗面器状の中を見せ この楽器を興味深く説明されていました。カーブ状の 削られた板の一枚の大きさを変えて音階が出来ている ということです。カリブ海最南端の島国トリニダード トバゴの彼の実家の先祖が発明し今も製作しています。 ▶見た目より物凄く重くて、衝撃に敏感な楽器なので、 取り扱いにももの凄く気を使っています。メンバーも そんな彼と人柄を尊敬していて、演奏の凄さに感心 しながら楽しみながら演奏されていました。 ▶1st.stage…♪Moanin'、J.ヘンドリックス♪Foxy Lady、 T.モンク♪Evidence、C.コリア♪Windows、 K.ギャレット♪Sing A Song Of Song。 ▶2nd.stage…♪Nothing Personal、 ♪To Wisdom The Prize、7/4拍子の♪Seven for Twelve、 トニーさんの綺麗なバラード作品♪Crying Slies、 ♪Scrapple From The Apple、♪Besame Mucho、 アンコールはJ.ブラウン作♪I Got You。 如何ですか、演奏曲のレパートリーの幅も広いでしょ。 共演者も一緒に楽しんで演奏するステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.26 Fri いいアルバム完成の予感 |
▶今週7月23日にレコーディングを終えたばかりの 《フロントページ オーケストラ》念願の2枚目の アルバムで発売は11月23日。10人の気持がひとつに なった良い作品になる事、間違いなし…そんな予感の する昨夜のステージで、その中から多くの曲が演奏 されました。 ▶1st.stage…スタートはいつも通り♪Stop & Go …イントロ福田重男(pf)ソロは三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) ♪Papillon…ソロは浜崎航(fl)福田重男(pf) 片岡雄三(tb) ♪Escher'sVision…ソロ山岡潤(euph) 近藤和彦(as) ♪Sleep Like a Baby…ソロ三木俊雄(ts) 上村信(b) 7拍子の曲♪East Plain…ソロ奥村晶(tp) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…ステージが始まろうすると、小曽根真さんと、 今度出すレコード会社の社長さんがお店に。三木さんは 「抜き打ち検査で見回りにみえた…」とおどけていましたが 客席のお客さまは皆さん嬉しそう。で、ステージが始まり… ▶2nd.stage…浜崎航作♪Suspent) ソロ福田重男(pf) 浜崎航(ts) 松島啓之(tp)、♪If I told a lie…ソロ近藤和彦(as) 山岡潤(euph) 上村信(b)、♪By Any Means Necessary… ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 福田重男(pf)、 ♪Matilda…ソロ片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 近藤和彦(as)、 ♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 浜崎航(ts) 二人の掛け合いが入り柴田亮(ds)。 ▶アンコールは、その小曽根さんを呼出して三木さんの 名曲♪When It Goes Away。とても奇麗な曲で 小曽根さんのソロピアノが映えました。 ▶終演後は小曽根さんを囲んで、音楽談議に花が咲き 気がついたら深夜を回っていました。その話の中で 私の頭に残った言葉「クラシックはメロディーを 重視しているけれど、クラシックもリズムが基本だ」 と300年前にモーツァルトの父が文献に残している んだそうです。 ▶その発売記念ライブは、11月30日と12月1日の、 2日間 !! もちろん当店で行われます。他のクラブでは 聴くことができません。皆さま、いまから応援のほど よろしくお願い致します。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.27 Sat 地方からの方が多い客席も湧いて… |
▶世の中、夏休みモードに入ったのでしょうか。昨夜客席は、 いつものペコちゃんの客席と少し様子が違って、都内からの 常連さんより、北海道、仙台、松山など地方から上京された方 そしてタイやインドネシアなど外国からいらしたお客さまが 目立って多い店内でした。 ▶伊藤君子(vo) 秋田慎治(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さん。 ペコちゃんは黒のシックなドレスで登場し、いつものように お客さまに話しかけながら、リラックスしたステージを繰り 広げました。そしてお馴染みになった、皆で歌う曲の歌詞を 配って、大きな声を出すと身体にいいからさあ歌いましょう とお手本を示して皆で合唱しました。 ▶なごやかな空気が流れ、蒸し暑さが続く今日この頃ですが みなさん気持ちよくなって楽しいステージを堪能されました。 秋田さん紅介さん海老沢さんのバック陣も一緒に楽しそうに ペコちゃんのステージを盛り上げていました。 ▶1st.stage…津軽弁バージョン♪Fly Me To The Moon、 ボサノバ♪Quiet Night Of Quiet Star、皆で歌った♪Moon River、 津軽弁バージョン♪Summertime、懐かしい♪The Way We Were、 ♪Georgia On My Mind、♪All Of Me、♪Love For Sale、 ♪Bridge Over Tranbled Water。 ▶2nd.stage…♪Just in time、ちょっと早いけれど…と ♪September In The Rain、津軽弁バージョン♪My Favorite Things、 皆で歌った♪Yesterday(津軽弁ヴァージョン'家出したでー'大笑い) 美空ひばりさんに捧げた♪Sky Lark、♪Lover Come Back To Me、 ♪A Song For You、♪It Don't Mean A Thing でこれも恒例になった 皆でデュワデュワとコーラス。そして♪Smile とアンコールは 彼女の代表作♪Follow Me。 ▶みなさん「遠くから来た甲斐がありました」と笑顔になって お帰りになられました。ペコちゃんも、一人ひとりをお礼と ともに送り出されていました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.28 Sun 激しいゲリラ雨にも満席大盛況 |
▶都内で三日間続けてライブ出演され、でもどこの お店も満席にした、只今人気上昇中のギラさん。 ギラ・ジルカ(vo)さんと 古川初穂(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds)さん竹中俊二(g) さんの週末土曜日。 3rdアルバム「Day Dreaming」が発売になって、 レコーディングメンバーを揃えての発売記念ライブ。 ▶ちょうどステージが始まる前に激しいゲリラ雨…。 ご予約のお客さまがまだいらっしゃらない時間で、 予約キャンセルの電話もあり、予約で満席だった 客席に空きができました。ところが、びしょ濡れに なっていらした方や、小降りを待っていらした方で 満席に埋まったお客さまを前に、アルバム収録曲を 主に演奏され、楽しいステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…♪Love For Sale、♪Come Fly With Me、 ♪My Fanny Valentine、新婚のカップルの方に プレゼントして♪The Forst Time Ever I Saw You Face、 今の気持を忘れんでね、と柔らかく関西弁でギラさん。 ♪The Boy From Ipanema、♪Moonlght Serenade。 ▶2nd.stage…♪Day Dreaming、♪Phonebe、 ♪Face And Promises、 ギラさんの作品で私の好きな♪When The Party's Over、 ♪My Favorite Things、早口言葉のような♪One Note Samba、 アンコールは♪What A Wonderful World。 ▶終演後は、お客さまにサインをしたり写真を撮ったり… 大忙しのギラさんでした。ファンになったお客さまも大勢で、 CDを沢山お買い上げ頂き、お陰さまで大変良い発売記念の ライブになりました。今後とも、よろしくお願い致しますね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.30 Tue 想いいが伝わってくる演奏 |
▶ジーンさんがハービーハンコックのレギュラードラマー だった時のCDを聴いて、真由子さんが感銘を受けたドラマー それがジーンさんですが、 片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) さんとそのジーン・ジャクソン(ds)さんの昨夜のステージは、 そんな想いが伝わってくるような演奏でした。 ▶真由子さんは九州のジャズフェスから帰って来たばかりで 夕方からリハーサルをして臨みましたが、本番でも彼と共演 できる喜びに溢れたような演奏ぶりでした。 ▶ハチさんもアコースティックベースと、買ったばかりの エレベを持ち込んで、曲によって持ち替えて楽しそうに 演奏されていました。ジーンさんもそんな二人を優しく 見守りながらのサポートを楽しんでいらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪Secret Love、真由子作♪Monk's Walk、 ♪8th Street、彼女の大好きなアビー・リンカーンの ♪Straight Ahead、W.ショター♪Footprint。 ▶2nd.stage…イントロがカッコよかった♪Love Me Tender、 セロニアスモンク・コンペティションで賞を取った曲♪Reflection、 ♪I've Got The World On The String、お父様に捧げた♪Rising… 九州ツアーで宮崎出身の父の地に行って血が騒いだそうです。 ♪The Good Life、アンコールはお客さまのリクエストに応えて ピアノソロで彼女の十八番♪Singe Petal Of A Rose。 ▶心をこめて丁寧に演奏する姿は美しいですね。着実にファン も増えてきていてファンとして応援している私も嬉しいです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.7.31 Wed MCと演奏のギャップが素晴らしい |
▶ユーモラスなMCとシリアスな演奏のギャップが とても愉快で楽しいトロンボーンクァルテット、 MC片岡雄三(tb)さんと、吉岡秀晃(pf) 嶌田憲二(b) 江藤良人(ds)さん。前回の出演は4月でしたので、 3カ月ぶりの片岡さんのリーダーライブでした。 ▶演奏は、まずMCで笑いをとってから始まりますが、 緊張感に溢れた中、吉岡さんとのアイコンタクトも なかなか愉快で見ていて楽しくなるのです。昨夜は 客席にトロンボーンを勉強をしている学生さんも 多くいらしていました。 ▶片岡さんは、宮中で演奏され美智子皇后様から お声をかけてもらった経験のある数少ないジャズマン なのですが、ご本人は「トローンとしてボーとして いるからトロンボー奏者」ですって。 ▶Qジョーンズ80周年コンサートが東京であり、 小曽根さんの「ノーネームホ―セス」が出演するので メンバーとしてNYから帰国した高橋信之介さんが、 昨夜遊びに来てくださって2ndステージで2曲叩いて くださいました。彼は今、私の好きなドン・フリード マン(pf)トリオのレギュラードラマーとして活躍中で、 すっかり素晴らしいドラマーに成長されました。 嬉しいですね。 ▶1st.stage…♪You Don't Know What Love Is、 ♪Devi Samba…これはサンバのリズムではありません。 ♪Someday My Prince Will Come、 バラード♪The Very Thought Of You、 片岡作♪Esprit(精神統一)。 ▶2nd.stage…♪Someone To Light Up To My Life、 信之介さんを呼出して2曲♪All Of Me、 J.コルトレーン♪Moment Noches…スムースで ダイナミックな素晴らしいドラミングでした。 レギュラーメンバーで♪The Girl From Ipanema、 ♪Crazy He Call Me、♪Cherokee。 アンコールは江藤さんのリクエストで、信之介さんに 替わってD.エリントンのご母堂が亡くなった時の曲 ♪In A Sentimental Mood。大変気持の良いサウンドに お客さまもお酒が進んだようですよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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