2012.6.1 Fri 贅沢な気分で終えた5月最終日 |
▶月末の木曜恒例となった《フロントページ オーケストラ》。 今月はレギュラーメンバーが勢揃い。でも、みなさん月末で お忙しいのか客席は今ひとつでしたが、熱心なファンの方が いつものようにいらしてくれました。 ▶ジャズという音楽は自由な演奏が基本ですから、同じ曲が 演奏されてもそのたびに違うので、同じグループを聴いても 飽きがくることが決してありません。このオーケストラも、 アレンジに手を加えたり、もちろんソロは演奏ごとに変化。 何度聴いてもとても味わい深いものがあります。 このグループはそうしたジャズならではの音楽の 典型と言っても良いと思います。 ▶1st.stage…♪Stop And Go…ソロをとったのは三木俊雄(ts) 奥村晶(tp) 片岡雄三(tb)。上村信作♪The Last Phase Of The Moon… イントロが上村信(b)、ソロは松島啓之(tp) 浅井良将(as)。 ♪If I Told A Lie…ソロは浜崎航(ts) 山岡潤(euph) 上村信(b)。 ♪Saudade…ソロは三木俊雄(ts) 福田重男(pf)、 ♪Echoes Of The Forest…イントロ上村信(b) ソロ三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…久しぶりの曲♪Love's Hounts…美しいピアノソロ 福田重男(pf)、♪Next Channel…ソロ三木俊雄(ts) 浅井良将(as) 松島啓之(tp)。浜崎航作♪Blue For The United…ソロは上村信(b) 福田重男(pf) 浜崎航(ts)。名曲♪墨田川…これを聴くと夢中に なってしまわれるお客さまに三木さんが一言。 「音の余韻も楽しんでくださいね」。♪Quantum Leap… ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 柴田亮(ds)。アンコールは 旧いスタンダード曲をゆったりと♪Time On My Hands。 ▶新緑の5月最後の夜は、10人の生音ハーモニーが店内に 鳴り響いて、贅沢な気分のうちに終りました。 今日からもう6月…月日の経つのは速いですね。
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2012.6.2 Sat レポートもスペシャル !! |
▶熱烈なジャズファンで《B&S Special Quintet》のいわば 生みの親である当店の常連さん須田佳代子さんが、昨夜の ステージのレポートをメールで送ってくださいました。 少々長いですがそのままご紹介致します。デイリーレポートも スペシャルに…たまにはタッチの異なるステージレポートを お楽しみください。 ----- ▶原朋直(tp) 近藤和彦(as) 宮川純(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds) この2管、聴きたかったんだよなぁ…今日は地震があったり、 最近は気分が落ち着かないけど、いいライブで楽しまなくっちゃ! ▶1-1♪Salmon Blues 若干23才の宮川さんオリジナルは、いきなり50‘s。 2管のテーマのビミョーな雰囲気が、まんまJAZZで嬉しくなる。 (p)ソロ、自由でエッヂが効いてて、ベテランの風情。 原さんの乾いた音のソロ、素晴らしく深い音とフレーズに メンバーからも歓声があがる。何でもないように吹いちゃうのが スゴイ。(as)のタイム感もまたまたカッコイー。 やっぱりこの音を聴いてる時が1番幸せ。 (b)ソロはやけにシブいなぁ。昨日のデュオとは全然違う顔を 見せてくれちゃう。 (p)-(as)-(tp)で回す(dms)ソロ、いつもよりシャープだね。 しかしこの曲、いいなぁ。 ▶1-2♪Unexpected 近藤さんのライブで聴きなれたオリジナルは最初の(dms) イントロもいつもと違って楽しい。樹麻さん、やけに 秘めやかだyp。独特の(p)バッキングと(b)のリズムも一味違う。 (as)ソロ、超blackで、しかもこの枯れて太い音、ゾクゾクしちゃう。 静かな凄みを感じる(tp)ソロ、徐々にヒートアップして1度だけ ハイノートがあったけど実にflat。素晴らしいナチュラルさ。 (p)ソロもbluesyで大人だなぁ。何だかいつもの曲だって事、 忘れるね。2管のユニゾンも、いい音。 ▶1-3♪Family Man 原さんオリジナルは、樹麻さんにぴったりのアフリカを 感じる(dms)から小さな音の(p)が加わって(b)と管も入ると 益々アフリカちっくにちゃーんとJAZZなんだけど、赤い土の、 乾いた大地のイメージ。そのまま(tp)ソロへ。マサイの家畜と、 風に舞う土埃が見えるよ。(as)はその土埃を避けるように 飛んでゆく鳥たち。素晴らしいタイム感は、どんなリズムでも 同じだね。(p)ソロは最後に1か所だけ残った水場のキラキラ。 この曲の中で唯一、青を感じる音。 ▶1-4♪Where Crisis Speaks 2001年のテロ直後、アメリカがアフガンに侵攻する、 一発触発の緊張状態を曲にされたという健吾さんオリジナルは、 その緊迫感を煽るような(dms)イントロから、押したり引いたり なかなか多彩な(dms)が終わるとアンサンブル。面白い曲だなぁ。 (as)ソロ、超高速で突っ走るけど、全然ブレずにまろやかなのが 凄い。ベースラインも高速4beatでカッコイー。健吾さんは いろんな音を聴かせてくれるけど、やっぱりこういうの、大好き。 (tp)ソロ、決して力の入らないプレイなんだけど、力強い。 あくまでも自然体でご自分の好きな音を出してるのがいいんだ。 (p)ソロ、またしても大人のプレイで静かに転がってく感じが いいねぇ。しかしこの曲、この名手2人が真剣に譜面を 凝視してるから、難しいんだろなぁ。 ▶2-1♪Blues For Wess 健吾さんオリジナルのbluesは、いかにも黒人が演奏していそうな ベースイントロが超カッコイー。テーマは管のユニゾンだけど、 これが絶妙に男っぽくてドキドキ。(tp)ソロはもちろんblues全開。 原さんはあんまりハイノートビシバシってタイプじゃないけど、 この曲では究極のハイノートも披露、これがまたcoolで、 全然うるさくないのがさすが。(as)ソロ、眩暈がしそうに カッコイー。大好きな、枯れた高音がいっぱいのbluesyさと、 見事としかいいようのないタイム感が素晴らしい。 コンポーザー健吾さんのソロ、シブ過ぎ。健吾さんっていろんな 色を持ってるベーシストだよなぁ。目立たないけど(p)の バッキングも効いてるね。 ▶2-2♪Ron 間髪入れず(dms)のチクタクチクタク・・・ってイントロが 始まって、樹麻さんが「どこでもいいですよ」と管にアピール。 今夜初の(ss)が登場して(tp)とテーマを吹きだしたけど、 このお二人の音、合うね。(tp)ソロ、自由だなぁ。 上手く言えないけど、どこにでも行ける空気みたい。 (ss)ソロはゴツっとしたとこのある、でもまろやかな音で、 流れるようなフレーズを聴かせてくれる。樹麻さんの チクタクとシンバルのコラボもいいな。 (p)ソロも早いフレーズを、きっちりメリハリあるプレイで 聴かせてくれちゃって、jazzyだなぁ。 この面白い曲は原さんオリジナルで、タイトルの由来は 「友達の名前」だそう。 ▶2-3♪Collage 5月にB&SでLage Lundを聴かれた宮川さんは、ギターとピアノで 和音が重なってく様が、色を重ねてく画法のコラージュと ダブったそうで、そのライブにインスパイアされて帰宅して すぐ書いた曲がこちら。ミュージシャンってどんだけ イマジネーションあるのかな。(p)ソロの時のトリオ、JAZZだねぇ 正直、樹麻さんがこんなにJAZZドラマーだとは思わなかった って感じ。(p)ソロ、美しくて強い、本当に彼は23才とは思えない。 (tp)の穏やかさと伸びやかさ、さすが原さん。今日の中でも1番 好きな(as)の音でソロを取る近藤さん、もう涙が出そうに 好きな音とタイム感。 ▶2-4♪Bitter Sweet 「こう見えてもバラード好き」という樹麻さんセレクトの曲は 「目をつむって、胸に手を当てて聴いて下さい」とMCが。 もういう言葉が見つからない、珠玉のバラードは、どんなに賛辞 を重ねても足りない。(tp)と(as)の音、マイルドで優しい樹麻さん のブラシ、1拍が長いベースライン、糸を引くように 粘っこさのある(p)…全て素晴らしい。 ▶2-5♪What Happens To The Man With The Oriental Zodiac? 今年年男の近藤さんオリジナルは「年男に何が起こったか?」 というタイトルで超ハード。このテの曲を吹く近藤さんの タイム感は益々冴えわたって、それに相変わらず 1つもいい加減な音がないフレーズ。(tp)ソロ、ハードでも イイ意味で輪郭があるというか、原さんワールドで素晴らしい。 1人で平均年齢を下げてる宮川さんの(p)は、その年齢と ベニーフェイスに似合わない老練さでswing、 末恐ろしい若者だ。今日は今まで聴いた中で1番JAZZな プレイの樹麻さんのソロ、ワイルドなんだけど、 ちゃんと引き算ができるプレイがカッコイーぞぉ。 ▶Encore♪Detour Ahead 秘めやかな(p)イントロに、甘い(tp)がテーマを吹く。 原さんの音ってきりっとしてるのに包容力のある優しさを 感じる。(p)ソロ、音が強くて柔らかくて素晴らしい。 途中のMCで「リハの時、ライブもやってないのに “またやろう”って話になった」と披露された、このスペシャル クインテットは聴いているのはもちろん楽しいんだけど、 メンバーが楽しんでるのが音で分かる。 休憩時間にはバンド名を考えられたそうで「swingドロボー」 らしいけど、本当に最近珍しいくらいswingしてタイトな バンド、また1つ、楽しみが増えたよ。 (Written by Kayoko Suda)
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2012.6.3 Sun ノリ良くハッピーに楽しんだ週末の夜 |
▶女性リーダー里見さんが選曲もアレンジも担当している 《Medusa》里見紀子(vln)森下滋(pf)坂本竜太(b)加納樹麻(ds) さん。そこにいつものように(steelpan)のトニー・グッピー さんがゲストで参加した週末土曜の夜。 ▶レパートリーが多彩で、steelpannの良さが光るアレンジ、 リズムの切れがいいサウンドに加えて、メンバーがとても 楽しそうに演奏するので、お客さまもハッピーになります。 皆んなでコーラスをしたり…週末らしいノリのいい店内。 ノリノリで週末を楽しみました。 ▶1st.stage…♪Chicken、♪Spongo、♪T.P's Special、 ピアノとヴァイオリンのデュオ♪A Time For Love、 楽しい♪Zig Zag。 ▶2nd.stage…ノリのいい曲♪Come With Me、 J.ベック作♪Scatterbrain…「注意散漫」という意味の曲ですが 大変難しい曲、注意散漫ではとても演奏出来ません。 それに多分、steelpanでこの曲を演奏できるのは世界でも トニーさんだけじゃないかしら。気分を変えてジャズ ♪Seven Steps、S.ワンダー♪Ribbon in the Sky、♪I Wish、 アンコールは♪Some Skunk Funk。 楽しい楽しい週末の夜でした。
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2012.6.4 Mon 真由子さんのジャズフェスに |
▶日曜日夕刻、お店の貸し切りパーティーの合間をぬって 私は、第21回「富士通コンコード ジャズフェスティバル」を 聴きに行ってきました。五反田の「ゆうぽうとホール」で 行われたのですが、オッチョコチョイの私は、芝の 「郵便貯金ホール」だと記憶していて、行ってみるとそこは バレーの発表会。???…しばらく考えてようやく思い出し、 駆けつけた時はちょうど5時。 ▶片倉真由子さんの演奏が始まっていましたが、私の席は 最前列。一曲終るのを待って席に着きました。真由子さんが ぜひ、と呼んでくれたので間に合ってホッとしました。 ▶60代のベテランベーシスト、ニール・スウェイソンは J.シャーリングのベーシストだった人 。ドラマーはジョー・ ラバーベラ、B.エバンスの最後のドラマーだった人。彼女は この2人のベテランリズム隊で気持よく演奏されました。 ▶山中千尋さん、木住野佳子さん、それぞれ違うタイプの 三人の女性ピアニストが同じリズム隊で出演されましたが、 さすが素晴らしいサポートでした。真由子さんも佳子さんも 舞台から最前列の私を見つけて目で挨拶してくれました。 ▶山中さんと木住野さんはメジャーですが、真由子さんは まだ知名度がありません。でもこうした大きなコンサートに 出演し、その実力を大勢の人に聴いていただく機会を得て、 応援している私も嬉しく思いました。昨日はツアー最後の日。 出演者はみなさん良い人ばかりで、本当に楽しい時間を 過ごされたそうです。また一回り大きくなり、当店での 演奏も素晴らしくなると思いますよ。来週 6/11(月)、 クィンテットでの当店出演が楽しみです。
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2012.6.5 Tue 独特の感性、剛トリオは大賑わい |
▶山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さんの 《スウィンギートリオ》は、週明け月曜日にもかかわらず、 往年の山本ファンはじめ大勢のお客さまがいらしてくれて お店は大賑わいでした。 ▶このトリオならではの独特の楽しいステージと「山本節」 そして名前を裏切らないよくスウィングするジャズに、 年齢・男女問わず、皆さま大ハッピーになられたようです。 ▶久しぶりにいらした多くの常連さんから 「ここに来てぜひ一緒に…」と言われましたが、私は、 満席の店内に嬉しい悲鳴を上げるほど大忙しで、ゆっくり お話もできず、ごめんなさい。お許しくださいませ。 ステージメモもとれず、以下、演奏曲も常連の方から 教えていただきました。 ▶1st.stage…♪Center Piece、十八番♪Misty、♪Yesterdays、 F.シナトラでお馴染みの♪Strangers in the Night、 バラードで♪Take The A-Train、イントロから♪Satin Doll。 ▶2nd.stage…ビートルズの♪Yesterday、♪Tenderly、 ♪Every Thing Happen To You、♪Dear Old Stockholmを モチーフにした♪Misty、ドラムをフィーチャーして♪Cherokee、 ♪What A Wonderful World でした。 ▶みなさま一様に「いやー楽しかった…」とおっしゃって 帰路につかれました。きっと良い1週間が過ごせるに 違いありません。さあ私も、今週も頑張りますッ !! 。 ▶《スウィンギートリオ》来月は7/4(水)ですが、剛さんは 今月もう一度、6/22(金)《BODY&SOUL シスターズ》を サポートして、歌伴をやらせたら右に出る人はいない その剛タッチのピアノを楽しく聴かせてくれますよ。
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2012.6.6 Wed 惹きこまれた極上のピアノワールド |
▶一昨夜のトリオと昨夜のデュオステージは、ジャズという 音楽ジャンルの両極に位置するような対照的なものでした。 林正樹(pf)さんと田中信正(pf)さんの昨夜のステージ 《1 Piano 4 Hands ユニーク デュオ》。この3月にパリと トルコで演奏して大喝采をあびたデュオです。 ▶不思議な曲名が多く、現地では仏語とトルコ語に訳して お客さまに配ってから演奏されたそうで、演奏内容を 知って聴いてもらったので感動も大きかったようです。 昨夜も客席には少しだけ日本語がわかる外人グループが いらしてましたが、二人の動くさまを見て、聴いて、 楽しんでいらっしゃいました。 ▶1st.stage…田中作♪Footsteps of Japanese Short、 林作♪童話で書かれた生態系。芭蕉の句からヒントを得た 林作♪梅が香に。ソロで林作♪Flight For The 21st.。 S.スワロー作♪ITEM 6 D.I.T。T.モンク♪Well You Needn't。 ▶2nd.stage…田中ソロで T.モンク♪Off Minor、 林作♪素数2006(2×17×59小節=2006音)、林作の お馴染み「ソ」でできた曲♪ソたち。田中作♪クラーク… 暗い曲なので「クラーク」。ではその前に軽い曲を、と 林作♪カルカッタ。ダジャレですがメロディは美しかった。 ガーシュイン♪I Got Rhythm。チャップリンの♪Limelight。 この二人のピアノマジックにかかると、お馴染み曲も 大層面白くなり作曲者本人に聴いてもらいたくなります。 ▶20本の指が鍵盤の上を自在に動き回って、聴く人の耳を 素晴らしいピアノワールドに連れて行ってくれます。 このステージを聴くと「これもジャズなの?」という方が いらっしゃるかも知れません。でもジャズには明確で唯一の 正しい定義などありません。演奏者が、あるいは聴く人が 「これはジャズだ」と思えばそれがジャズ。 (私は、それがジャズという音楽だと思っています) ▶さて今夜は、どなたが聴いても「これはジャズ」。 岸田恵士(ds)さんの《ファンキーボーイズ ジャズバンド》。 昨日のブログで書き忘れましたが、一昨夜の山本剛さんも 参加されます。リーダーや共演者が変わるとまた違って 聴こえてくる…それもジャズ、ですね。
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2012.6.7 Thu 連日タイプの違うジャズを堪能 |
▶今週前半の三日間は毎夜タイプの違うジャズ。そして 同じピアニストでもサイドメンが異なるジャズ。変化に 富んでいてジャズって本当に面白くて魅力尽きない音楽です。 ▶岸田恵士(ds)山本剛(pf)グレッグ・リー(b)岡崎好朗(tp) 越智巌(g)さんの昨夜の《ファンキーボーイズ ジャズバンド》 メンバー全員がお洒落ですが、特にフロント二人がきちんと ジャケットを着て立つとステージがサマになります。 客席には岸田さんの同僚や旧いお知り合いの方たちが大勢、 しかも、なぜか女性ファンが多いのも特長です。 ▶岸田さんは2ヵ月1度のライブに命をかけているような人。 それに客席にはこの9月に出産を控えたお嬢さんがハワイから 里帰りでいらしていて、初めの方は随分興奮気味でした。 (もともと興奮症気味の岸田さんですが)波乱万丈人生の 岸田さんにもいよいよ孫ができ嬉しくてしかたないようで、 終始、女の子の名前を一生懸命名考えていらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪Now The Time、H.ハンコック♪Cantaloupa Island、 岡崎さんをフィーチャーしてバラード♪I Thought About You、 リクエスト曲♪Night In Tunisia、岸田作♪Burnin'。 ▶2nd.stage…岸田作♪Sun Burst、♪Caravan、岸田作♪きずな、 ♪Lover、最後は岸田さんの歌でお馴染み♪大都会の遊牧民… 歌詞は毎回違いますが、即興でその時々に思い浮かんだ事を 歌われます。 ▶昨夜のお客さまはタバコを吸われる方が多く、当店の 空気清浄機がフル回転でした。近頃、珍しくなりました。 でも皆さま大ハッピーになってお帰りになられました。
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2012.6.8 Fri 良くスウィングして楽しいステージ |
▶昨夜はギラ・ジルカ(vo) さんと 竹中俊二(g) 柴田敏弥(pf) コモブチ・キイチロウ(b)加納樹麻(ds)さんのギラさんグループ。 メンバーの皆さんは、早い時間から自分の楽器やアンプや キーボードを持ち込んで気合の入ったリハーサル後、 本番に臨まれました。 ▶暑がりだというギラさんは、ゆったりしたブラウスに、 長く綺麗な足が魅力的な姿で、柔らかい関西弁で愉快に MCしながら、心地よい声で、歌の意味を噛み締めるような 素敵なヴォーカルを聴かせてくださいました。 ミュージシャンも一緒に演奏するのが楽しくて、 嬉しそうに演奏されました。 ▶いつも楽しくて素晴らしいステージで、多くのお客さまを 期待したのですが……。でも台湾や香港からのリピーターや 南仏のジャズクラブのオーナーご夫妻がいらっしゃり、 「料理も演奏も素晴らしい」とお褒めくださいました。 ギラさんと話されたら…共通のお知り合いがいたということで メール交換の約束をされていました。世界は狭いですよね。 ▶1st.stage…♪My Favorite Things、♪More、♪Closet、 ギラ作♪Need Your Song、♪Love You Madly、♪Open Arms、 物凄く速いテンポでドラムから始まった♪One Note Samba… ギラさんの滑舌の良さも凄い !! さすがですね。 ▶2nd.stage…ホンマにアンタの事ばかり考えてるのよと ♪Night and Day。♪Ipanema…この歌を歌った後は冗談は 言えなくなるそうです。セクシー過ぎて日本語ではとても 説明出来ないと♪The Island。スペイン語の曲♪Li-Ye-O、 ギラ作♪Drinkin' My Tea。今井美樹さんの曲に英語の詞をつけた ♪Piece Of My Wish、ギラ作♪Dive into Your Love。 アンコールは♪S'Wonderful…この曲、またの名を「酢ずけ」 と言うそうですよ。 ▶ギラさんこの次は、7/27 クリヤ・マコト グループとの出演。 金曜日です。ぜひいらして歌と洒落たMCをお楽しみください。
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2012.6.9 Sat 年に一度の親日家たちのステージ |
▶ティム・アマコスト(ts,ss,fl) デビット・バーグマン(pf) 井上陽介(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんの、年に一度の 来日出演《NY スタンダード クァルテット》。サッカーの 大きな試合があるとか…お客さまの入りを心配しましたが、 杞憂でした。大勢の方がいらしてくれました。 ▶ティムさんは彼が早大留学中からのお付き合いで、私を 「日本のママ」のように思ってくれていますから来日のたび ご家族のことをいろいろお話ししてくれます。駐日大使を されていたお父様は、今名門スタンフォード大学で教鞭を とられているそうですが、ご長男は15歳になりサックスを やりながらお祖父様の大学を目指して勉強中。12歳の ご次男はドラムをやっているそうです。 ▶デビットさんは女優である奥様(中島唱子さん)ともども NYに移り住んで夫婦水入らずの生活を楽しんでいるとか。 ジーンさんの奥様も日本人で日本とNYを行ったり来たり。 陽介さんとはNY時代からのお仲間でツーカーの仲。 ▶そんなメンバーの皆さんで、日本での演奏を楽しまれて いるようなリラックスした演奏ぶり。MCも日本語で 日本大好きなミュージシャンたちの打ち解けたステージに ファンになられた方も多くいらっしゃいます。 ▶1st.stage…♪No.3、♪The Turn Around、♪Blue And Green、 ♪Giant Steps…有名な曲を、彼等の特徴をよく出した アレンジで演奏されました。 ▶2nd.stage…デビットさんのオリジナル曲を♪Secret Love の 上に重ねての演奏。♪Sweet And Lovely、ビットさんの アレンジで T.モンク♪Round Midnight では、ティムさんは フルートを吹かれました。M.デイビス♪Nefertiti。 聴きにいらしていたレイモンド・マクモーリン(ts) さんを 呼出して一緒に♪Summer Night と、O.ピーターソン ♪The Theme。フロント2テナーで賑やかに終演しました。 音楽的にも人間的にもバランスのとれた演奏者のステージに 心和やかになった気持ちの良い夜でした。 |
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2012.6.10 Sun 江里子さん二年ぶりの帰国出演、大盛況 |
▶ロンドンから2年ぶりの帰国ツアー石原江里子(pf,vo)さんと コリン・オクスレー(g)安田幸司(b)さんのトリオの週末土曜日。 生憎の雨でしたが、二年ぶりの江里子さんを聴くために 多くの方がお見えになり、上品なサウンドをお楽しみに なられました。 ▶昨夜は、江里子さんの新しいアルバム「Tenderly」の 発売記念ライブでもありました。実は江里子さんは、 このツアーの前に、三人のママさんたちでバンドを結成しCDを 発売しそのツアーもされたとか…精力的に活動されています。 ▶コリンさんは前日金曜日にロンドンから到着しこのトリオの ツアーに駆け付けられた物静かな素晴らしいギタリストで、 彼もサックスとのデュオCDをイギリスでリリースし、 BBCの方に気に入られてコンサートをされ大好評を博した ということです。 ▶私は大勢のお客さまで忙しく、ステージメモをとっている 暇がありませんでしたが、江里子さんが演奏曲を詳しく メールでお送りくださったので、そのまま載せます。 ▶1st.stage… インストで♪Have you met miss jones? (rodgers & hart) 弾き語りでトリオ演奏♪I Love you for sentimental reasons (William 'pat' Best, Deek watson) ♪Shall we dance? (rodegers & Hammerstein) ママさんバンドで演奏している♪Call Me (Tony Hatch) ♪The Lady's in love with you (Burton Lane, Frank Loesser) インストで♪Emily (Johnny Mandel) ♪Love Came On Stealthy Fingers (Bob Dorough) ♪You're Driving Me crazy (Walter Donaldson) ♪L-O-V-E (Bert Kaempfert & Milt Gabler) ▶2nd.stage… インストで♪Freight Train (Tommy Flanagan) 弾き語りトリオ♪I wish you love (Charles L. Trenet, Albert A. Beach-english lyrics) ♪Tenderly (Walter Gross, Jack Lawrence) * ♪Everything I've Got (Richard Rodgers & Lorenz Hart) あまり知られてない♪Luiza (antonio Carlos Jobim) ♪Let me love you (Bart Howard) ♪I Guess I'm Just a lucky So And So ( Mack David, Duke Ellington) ♪Watch What Happens (Michael Legrand, Normand Gimbel, Jacques demy) ♪It's Love (L Berstein, Comden & green) アンコールは、 ♪Long Ago And Far Away (Jerome Kern) ♪Moon River (Henry Mancini, Johnny Mercer) でした。 ▶ドラムレスなので、静かな中に品のある素敵なサウンドを 皆さんでじっくりと楽しんだ週末の夜でした。来年の帰国が 今から楽しみですね。 ▶送られてきたメールに「♪tendarly のエピソードを ステージで話すのを忘れてしまった」とありましたので、 遅ればせながら(笑)ここでご紹介しますね。 ▶12年程前、ロンドンのドーチェスターホテルでソロの仕事を してる時の話。お客さまからこの曲のリクエストをいただき 演奏したら、演奏後にその方に「この曲は僕の父が書いた」と 言われてびっくりした思い出の曲だそうです。
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2012.6.12 Tue 真摯にジャズに向き合うクィンテット |
▶片倉真由子(pf)佐藤ハチ恭彦(b)二本松義史(ds)浜崎航(ts,ss,fl) 山田拓児(as,ss,b-cl)さんの「片倉クィンテット」は、ジャズに 対する熱い思いをみんなで共有して、真摯に自分たちの 目指すジャズを追求する素晴らしいグループです。 ▶「ジャズのスピリットを良く理解し、先人達の残して くれたものをリスペクトして、自分たちの音楽の中に 活かしていければ」…トツトツと語った真由子さんの MCは、飾り気がなく思っている事を素直に話されるので かえって好感が持てました。 ▶同じ思いで集まったメンバーたちの昨夜は、その 3回目の当店出演。フロント2人が3本の楽器を曲に よって持ち替え、まるで4人のフロントがいるような ステージで、ひとつにまとまった温かい人間味溢れる、 とても良い素晴らしい演奏でした。 ▶1st.stage…♪Mrs Parker Of K.C、L.コニッツ♪Sunflower、 山田アレンジのJ.ガーシュイン♪How Long Has This Been Going On。ピアニスト ロニー・ボールの♪Ronnie's Tune。 ▶2nd.stage…D.エリントン♪Come Sunday…昨日は11日。 3・11にちなんで日浜崎さんのテナーと真由子さんのピアノで 被災地に祈りを込めて演奏。♪Jump For Joy。山田さんが バスクラ、浜崎さんがフルートを吹いた E.ドルフィー♪Serene。 海男の浜崎さんが朝の綺麗な海を曲にした♪Morning Cruise、 バスクラとフルートをフィーチャーした♪Its Magic、 H.シルバー♪The Jody Grind、アンコールは真由子さんの美しい ピアノソロ♪The Star Crossed Lovers〜 ♪The Single Petal Of A Rose。この曲は真由子さんが大好きで、 毎日でも弾きたい曲だそうですが、多くのお客さまも私も 同じ思いでした。 ▶ぜひ息を吹きこんでその音が聴きたい、と真由子さんの 亡くなったお父様の、眠っていたソプラノサックスを持参し 浜崎さんが見事に吹きました。きっとお父様も楽器も 喜んでいらっしゃったと思いますよ。
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2012.6.13 Wed 女性三人の華やかなステージを録画撮り |
▶昨夜の《Tower Station》は CS朝日の番組「源流ジャズ」の 録画撮りがありファンの方が大勢応援にお見えになりました。 リーダー 俵山昌之(b)さんと福井ともみ(pf,key) 藤井学(ds) 市原ひかり(tp,flh ) 纐纈歩美(as,ss)さん。目の前に若い 女性三人が揃って、何とも華やかなステージでした。 ▶カメラ4台に機材が入り、TV局のスタッフが10人以上。 しかも客席の中にカメラを据えたので店内が狭く感じられ、 カメラマンも終始同じ姿勢で大変のよう。ミュージシャンも 緊張していたようですが、皆さんポーカーフェイスで、 フロントの二人もしっかりした演奏でした。 ▶客席のみなさんは、この華やかで楽しいステージを満喫 されましたが、特に男性のジャズファンは嬉しい限り。 お年を召した男性が、ご自分の可愛い娘か孫を見るような 優しい眼差しで聴いていらしたのが印象的でした。 ▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、C.コーマン♪Brasilified、 石井彰作♪フォーチュンテラー、俵山作♪Monky Dance、 納谷嘉彦作♪Blue Wind、N.ファリア♪Brooklyn High。 ▶2nd.stage…B.ベルの♪Closer、俵山作♪No More Tea、 ともみ作♪トリポリの朝食、俵山作♪風の歌、♪The Peace Song。 そしてこのバンドのテーマソング♪Tower Samba。 アンコールはS.メンデス♪So Many Stars、と A.C.ジョビン♪Song Of The Jet。 ▶歩美さんは来月、3枚目のリーダーアルバムをリリース。 これはオリジナル曲が多いアルバムになっているようです。 ひかりさんは既に4枚目のアルバムがリリースされています。 今のミュージシャンは皆さんコンポーザーで、アレンジャー であることが当たり前になっています。ジャズはどんどん 進化していて、だから飽きないのですね。 ▶終演後、お客さまが匿名で差し入れてくださったドンペリを 美味しそうに飲んで「これが大人の味?」とひかりさんと 歩美さん。たいそう喜んでいらっしゃいました。俵山さんは クルマの運転で飲めず、とても残念そうでした。リハも含めて 長い一日、みなさまお疲れさまでした。 ▶P.S. 放映は8∕25だそうです。華やかなステージの様子、 ぜひご覧ください。
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2012.6.14 Thu 自然体のサウンドが綺麗で気持いい夜 |
▶小沼ようすけ(g)鈴木正人(b)仙道さおり(per)さんの三人 ですが、珍しい楽器編成だったトリオの昨夜。洋介さんは この4月にギターデュオで当店出演されましたが、鈴木さん 仙道さんは3年ぶり以上だと思います。 ▶その間にお二人とも結婚されて、お子さまもできました。 外見は少女のようで変わっていないさおりさんですが、 母親となられしっかりした感じの女性になられました。 ようすけさんのアイコンタクトで直ぐ反応する小気味いい サポート。鈴木さんはウッドベースとエレベを持ち替える 神経の行き届いた繊細なサポートでした。 ▶ステージは、三人がキャンパスに向かって綺麗な色で 絵を描いているようなロマンチックな演奏で、客席も 男女がほぼ半々。皆さん良い感じのお客さまたちで、 とても和やかな夜でした。 ▶1st.stage…小沼作♪Wind、T.ラグン作♪Can We Still Be Friend、 小沼作♪Rain Drops は海上で大雨に遭遇した時、落ちた雨が 海面で弾けて喜んでいるような、そんな様子を曲にしたもの。 ベースとギターのデュオで♪Blues、トリオで 小沼作♪Coffee Please。 ▶2nd.stage…ようすけさんとさおりさんのデュオで♪福島の海 …福島の綺麗な海が早く元に戻りますようにと祈りを込めて。 ♪Fly Way は鳥の空路に乗って人生を見たいと書いた曲。 北海道「恵山」の頂上でギターを弾きながら作った曲♪E=san。 ♪Sunset。そして O.コールマン♪Ramblin。アンコールも O.コールマンの♪Alison でした。 ▶終演後もファンの方と写真を撮ったり、お話ししたり、 優しいようすけさん。でも、本当は一週間前にお父様を 癌で亡くされたとMCで話されました。最後に家族と看取る ことが出来て良かったとも。ご冥福をお祈りします。 ▶さおりさんはパーッカッションの教則本を出版していて 拝見すると、これが全部手描きのイラスト入り。その才能と エネルギーに驚きました。絵もとてもチャーミングで 分かりやすい教則本ですよ。 ▶ようすけさんの次の出演は、海男たちのギターデュオが 最も似合う夏真っ盛り、8月1日水曜日です。
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2012.6.15 Fri 【横山達治さんの近況】 |
▶昨年11月に山梨の旅先で倒れ入院されていた達治さん。 その後甲府から横浜に転院され、つい先日、お店のそばの レクロス広尾という日赤病院の敷地内に新しくできた リハビリ施設に転院された、と福井ともみさんから伺い 昨日午後、さっそくお見舞いに行って来ました。 ▶これまでは病院が遠くてなかなか行けなかったのですが、 やっとお見舞いに行くことができ、嬉しいご報告を することができます。 ▶私が部屋で待っていると、車椅子で現れた達っちゃんは、 びっくり。そのくりくりした目にも力があり、元気で、 最初は言葉も出せなかったと聞いていましたが…私の顔を じっくり見て「ママ !! 」と声が出ました。今はゆっくりと 喋れるようになり私も安心しました。 ▶「叩いても良い」ということで部屋にはパーカッションの 楽器が運び入れられ、時々叩いているとか。とても嬉しそう。 今度は近いので時々お見舞いに行く事ができ私も嬉しい限り。 退屈されているようで、人が会いに来てくれるのをとても 楽しみにされています。甘い物が大好物な彼ですが、体重を 増やさないために禁止中。我慢我慢ですよ。 ▶でも、素晴らしく綺麗な施設でとても良い環境です。 演奏はまだ先にしても、回復は近いと思いますよ。 ぜひ皆で元気づけてあげたいですね。
←回復中の達ちゃん |
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2012.6.15 Fri 綺麗な声で伸び伸び歌う蘭さん |
▶夜は、大城蘭(vo) 福井ともみ(pf) 俵山昌之(b) 海野俊輔(ds) さんのステージ。度々のご紹介ですが…蘭さんとともみさんは トライアスロンを趣味にされていて、特に蘭さんはレースに 出場して完走するアスリート。最近は水泳選手のような 体型になってきました。 ▶昨夜の彼女は、背中の大きく開いたカクテルドレスで登場。 たくましい?二の腕が目を引きましたが…姿も声もきれいで ジャズから沖縄の曲まで伸び伸びと歌われました。 ▶海野さんは初顔合わせでしたが、リハーサルですぐ打ち解け 綺麗なタッチで俵山さんとリズムがピタッとあった繊細な サポート。ともみさんもそれに乗って気持いい演奏でした。 ▶1st.stage…インストで2曲♪The Way You Look Tonight と 石井彰作♪フォーチュン・テラー。 蘭さんが入ってボサノバ♪Little Boat、♪Sails、 N.シモン作♪Buck…黒人のマッチョな男をこう言うそうです。 沖縄の歌♪ワラビ神、♪Honey Suckle Rose。 ▶2nd.stage…インストで2曲♪Astral By Starlight と ともみ作♪トリポリの朝食。 蘭さんが入って古く1912年の作品♪My Melancholy Baby、 ♪If Dreams Come True、♪Day In Day Out、 バラード♪Nearness Of You、 沖縄バージョン♪My Favorite Things。 ▶客席にはいつものようにトライアスロン仲間がお見えになり ワインとお料理と音楽を楽しんでいらっしゃいました。 梅雨とはいえ爽やかだった昨夜、お店に飾ってある紫陽花と 音楽がとても良く似合う夜でした。 (お詫び) パソコン不具合のため写真消失しました。お許しください。 |
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2012.6.16 Sat 素晴らしい音楽で充実した一日 |
▶お店前に 小曽根真さんの「"TIME"三夜連続コンサート」の 最終日をヤマハホールに聴きに行ってきました。小曽根さん としては初の楽譜 ”TIME"Vo1~3の出版を記念してのソロ公演。 チケットは3日間すべて完売 !! でしたが、彼に無理をお願いし 聴くことが出来ました。 ▶まず驚いたのは、改装したホールの音響がもの凄く良くて ピアノの生音が素晴らしい響き !! (弾き手もいいのですが) 目を閉じていると天国をイメージしてしまうほどでした。 ▶最終日の昨夜は Classics Best と題して、彼が演奏した これまでの曲、ゲーリー・バートンの曲や、ラヴェルや ショパンの曲など、休憩を挟んで2時間半ほど演奏。 シリアスな演奏の合間にMCで正直な気持を話して和ませ、 アンコールには、神戸からいらして客席にいたご両親を 紹介してお父様をステージに呼び、連弾で♪Do you know what it means to miss New Orleans を演奏する… 人間味溢れる素敵なすばらしいコンサートでした。 ▶小曽根さんは今、欧州ではクラシック界からのオファーも 多い中、NYでジャズのトリオでのレコーディングも済ませ、 ニューオーリンズではエリス・マルサリスさんとデュオで カトリーナと東北大震災のためのチャリティーアルバムを レコーディング。世界の小曽根の名に恥じない活躍ぶりです。 NYでのトリオメンバーは Christian Mcbride と Jeff "Tain"Watts。今、最も強力なメンバーで、この9月 ブルーノート東京と「東京ジャズ」に来日出演されます。 今から楽しみです。 ▶小曽根さんに挨拶もそこそこ、急いでお店に出たのですが …松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds) さんのクィンテットの2ndステージが始まっていました。 こちらも、グルーブ豊かでスピード感溢れるサウンドで、 ペットとアルトが素晴らしい、ストレートアヘッドなジャズ。 演奏曲名はこのグループのファンの常連さんが、しっかり メモってくださっていました。(ありがとうございます) ▶1st.stage…K.ドーハム♪Wind Mill、♪I Hear Rapsody、 ♪As Will Be Togather Again、W.ショター♪The Sunmmit。 ▶2nd.stage…F.ハーバード♪Coral、R.ロジャース ♪My Romance、トランペットにミルトを付けてバラード ♪Alone Togather、D.ガレスビー♪Grooin High、 アンコールは♪Out Of No Where。 ▶金曜日なのにこちらの客席は少し寂しげ。演奏はもちろん ミュージシャンも凄くいいのに、ネームバリューが メジャーじゃないとダメなの?と、2つの素晴らしい 音楽を聴いたあとだけに思いました。でも、私にとっては 音楽が希望と勇気を与えてくれたとても充実した一日でした。 (お詫び) パソコン不具合のため写真消失しました。お許しください。 |
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2012.6.17 Sun 心に染み入るジャズヴォーカル |
▶今年初めてになるんですね。月日の経つのはホントに早い。 与世山澄子(vo)さんと 南博(pf) 井上陽介(b) 藤井学(ds) さん。 今回は沖縄から上京して当店のあと関西方面で数ヶ所 出演予定の与世山さん。CDでは共演されている南さんですが、 当店出演は初めてでした。 ▶南さんは本を3冊出版されている才能の持ち主ですが、 私は今回初めてじっくりと彼のピアノを聴きました。 タッチが綺麗でコードの使い方も素晴らしく、大変 気に入りました。井上さんは前にもご一緒されていたので、 安心していました。藤井さんは全く初対面のでしたが、 綺麗なタッチで周り音を良く聴いて叩く方なので、 私がお願いしました。 ▶最初のステージの1曲目こそ、リハーサルしてない曲で 全員戸惑いましたが…2曲目からは、ステージはすっかり 「与世山ワールド」になり、シンガポールやワシントン DCからいらして初めてお聴きになった方たちも気に入られ、 「Very Good !! 」と大変感動していらっしゃいました。 ▶1st stage…イントロ曲♪I've Never Been In Love Befor、 ♪Blue Monk。与世山さん登場♪The Way We Were、 ♪You're Getting To Be A Habit With Me、♪He Was Beautiful、 ♪Night And Day、♪Angel Eyes。 ▶2nd.stage…インスト曲♪The Flower Is A Love Some Things、 ♪Doxy、♪All Of You。与世山さんが入って ♪The Second Time Around、♪You Do Something To Me、 1930年代の曲♪Street Of Dreams、 ♪The Summer Knows、♪You Do Something To Me、 ♪You'll Never Walk Alone、アンコールは♪Body And Soul。 ▶沖縄生まれ沖縄育ちの彼女の歌は、力強さの中に、 愛おしさがあって、心に深く染み入ってきます。 歌には人生が現れる…しみじみと、また感じた夜でした。
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2012.6.19 Tue 美しく温かいサウンドに和んだ夜 |
▶三年ぶりでしょうか…高嶋宏(g) 豊田隆博(pf) さんのデュオ。 豊田さんは六本木時代の当店に時々出演されていましたが、 その後故郷熊本に帰り、NHK熊本支局で番組制作に参加したり 音楽を提供したり…賞を頂いたりもして活躍されていました。 10年ほど前にはこの二人でアルバムを発売し、 好評を博していました。 ▶昨夜も、当時熊本支局で一緒に番組を創っていた方々が 久しぶりに上京した彼に会いに見えました。今では皆さん 立派なアナウサーになられてスタジオパークやニュース番組の レギュラーアナウサーになっています。豊田さんも嬉しそうで 皆さんで記念写真を撮っていらっしゃいました。 ▶豊田さんは全盲のピアニストで、演奏にはいつも奥様が 側について見守ります。アイコンタクトは難しいはずですが 昨夜は高嶋さんとはアイコンタクトをされていました。 きっと微妙な気配を聴くことで相手のサインを感じとって いるのでしょうね。そんな息の合った演奏で、綺麗な サウンドでよくスウィング。久しぶりの上京ということで ご親戚の方もいらして、熱心に耳を傾けていらっしゃり お店の中に温かい空気が流れていました。 ▶1st.stage…♪I Hear Rhapsody、♪Nobody Knows You、 ♪When You're Down And Out、♪Beautiful Love、 ゆったりしたリズムの♪Night In Thunisia、 ノリ良く♪I Remember You。 ▶2nd.stage…♪Bluesette、チック・コリアが 追想した♪Bud Powell、次の曲は凄く綺麗なピアノソロで 曲名を聞くのを忘れてしまいました。ギターソロ♪Thats All。 デュオで♪Is You Good See Me Now、♪Autumn Leaves。 アンコールは♪Stardust〜♪Body And Soul。 終始、とてもほのぼのとした店内でした。
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2012.6.20 Wed いろいろあった一日で長いブログですが… |
▶昼過ぎ、台風が来る前、文化村コクーン歌舞伎のマチネを 観に行って来ました。コクーン歌舞伎は先代勘九郎(現勘三郎)が 20年ほど前に始めた現代歌舞伎で、橋之助と二枚看板で ずっとやってきましたが…今回から息子さんの勘太郎改め 勘九郎と中村獅童。梨園も代替わりです。 ▶でも驚きました。顔はあまり似ていないのですが、芝居や 台詞回しや動きが先代にそっくり。門前の小僧…というより DNAってこんなところにも影響するんですね。ちなみに、 このチケットはなかなか取れないのですが、中村芝喜松さんが 大のジャズファンで、大昔から当店にいらしてくれています。 今回はこちらには出ていませんが、いつも彼に無理を お願いしています。外に出てみると雨がパラつき風が出て 台風が近づいている空気です。 ▶夜は林さんのユニット《STEWMAHN》当店初出演です。 台風は大丈夫かしら…お店に電話してみると、熱心にも もうリハーサル中の音がしっかり聴こえてきました。 ▶メンバー、アンディ・ベヴァン(sax,fl,didgeridoo…) 林正樹(pf) 西嶋徹(b) 堀越彰(ds) さん。堀越さんは、実は 私の孫のレイくん(5歳) のドラムの先生で、2月の発表会で お会いしてこのユニットの出演が決まりました。だから 台風で風雨強まる中、レイくんもやってきて「堀越センセー」 と黄色い声でしっかり応援しました。客席には海老澤さん ペコちゃんご夫妻が。「ほらレイくん、この方が堀越先生の 先生なのよ」。レイくんは相変わらず楽屋に出入りして 愛嬌を振りまいていました。人なつっこいキャラクターは 私のDNAかしら… ▶TOKUさんがブルーノート東京で「TOKU sing & play Stevie Wonder Jazz Tribute From Atlanta」と題して 2日間公演しています。6/13関西方面からツアーを始め 昨夜がツアー最終日で、私も風雨の中出掛けてみました。 今回はアルバムのメンバーを揃えてのツアーで、毎日 とても楽しく演奏できたとのことでした。 ▶特にドラムのテリオ・カリーさんが素晴らしく音が綺麗で スピード感があって、日本にはいないタイプのドラマー。 全体を盛り上げていました。台風にもかかわらず、客席は 満席で最終日に華を添えました。TOKUちゃん良かったね。 ▶さて風雨の中当店に戻って。アンディーさんはもう25年も 東京に住んでいるオーストラリア人で初めての出演でしたが 「吹く物は何でもOK」の名人技。特にアポリジニーの楽器 ディジュリドゥの奏者は世界でも唯一人でしょう。 ▶尺八の上を行く太い空気音がカラダに心地よく響きました。 2本の長い笛をくわえて倍音で吹いたり、サックス、 フルート、横笛…を吹いたり、現代音楽を堪能させて いただきました。みなさん本当にクリエイティブに富んだ グループで、林さんを中心に皆さんが一音一音をとても 大事にして演奏しているのが印象的でした。 ▶1st.stage…バンドのテーマ曲♪STEWMAHN、林作♪れろ、 アンディさんディジュリドウのソロで♪Robotman、 ♪Through the Blinking Blue、♪Risette パイジェロの絵画、 メリハリのいいリズム♪ソたち。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Double Torus、 西嶋さんがヴァイオリンを弾いた♪Spirit of the Forest、 西嶋作♪刻の汀、林作♪Zephyr では堀越さんがフレーム ドラム(片面太鼓)を叩きました。♪Flight for the 21st.。 アンコールは♪Cluster Trip …アンディさん再び ディジュリドウを吹きました。 ▶台風が最盛期でもの凄い風雨の中、たくさんの楽器を 搬出してずぶ濡れで大変でしたね。どうもありがとう。 私はとても気に入ったので、さっそく次回の予定を 聞くと、皆さんお忙しくて…秋も深まった11月1日に ブッキングできました !! ぜひ、聴きにいらしてください。
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2012.6.21 Thu 陽気なマーヤさんらしい誕生日ライブ |
▶サイドメン 荻原亮(g) SOKUSAI(eb) FUYU(ds)さんによる グレース・マーヤ(vo,pf)さんの誕生日ライブ。マーヤさんは 足をくじいてギブスをしている身なのですが、この夜だけは ギブスをはずし、真紅のツーピースにトレードマークの ハットは真珠をあしらった黒。キラキラ光るフラット シューズでワイングラス片手にノリノリだったマーヤさん。 ▶エレベのSOKUSAIさんとFUYUさんのリズムが気持良く グルーブしていてセクシー。マーヤさんもご機嫌で、 ピアノの上に腰掛けて粋にカッコよく歌いました。 ▶TOKUさん、宮本貴奈(pf)さん、吉田サトシ(g)さん、 佐藤ハチ恭彦(b)さんはアルトサックスで参加。仕事を 終えた片倉真由子(pf)さんもお祝いに駆け付けて、 入れ替わり立ち替わりステージへ。大勢おみえになった ファンの方はじめお客さまは大喜び。マーヤさんも 嬉しそうで…大賑わいのノリのいい店内は、陽気な マーヤさんらしい誕生日のライブでした。 ▶1st.stage…♪Forget Regret、♪Ponciana、 ♪All Or Nothing At All、♪My Romance、 ファンクのリズムから4ビートになった♪Caravan、 終っても帰らないでよねと♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、 ♪Love For Sale。そしてTOKU・貴奈・吉田さん入って、 ♪バースデイソングで盛り上がって…休憩。 ▶2nd.stage…♪Just The Two Of Us、♪Coming Home Baby、 ♪Save Your Love For Me、♪Time After Time、 ロックバンドOasisの曲♪High And Dry、 マーヤさんソロで♪What A Wonderful World。 アンコールはいらしたミュージシャンが全員参加して ♪CのBlues。みんなに好かれる屈託のないマーヤさんと、 素敵なミュージシャンシップを感じた楽しい夜でした。
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2012.6.22 Fri NYで頑張る好感度抜群の及部さん |
▶及部恭子(pf)さん、昨年に続きNYからの凱旋ツアーの昨夜。 マイケル・オブラエン(b) クリフォード・バーバロ(ds)さんを 伴って、前日の夜遅く当店近くのホテルに到着されました。 昨夜の当店はそのツアー第1日目。 ▶台風の影響による雨を心配をしていましたが…幸いにも 雨が避けてくれて本当に良かったです。客席には恭子さんの お知り合いの方々がお花やプレゼントを持って大勢応援に いらしてくださいました。彼女は休憩時間にはそんな方たち 一人ひとりに丁寧にご挨拶をされていました。 ▶彼女はとても礼儀正しく人を大切にする女性で、多くの 方から好かれるのも分かります。それにとにかくガッツが あって、今回も、ご自分でサイドメンのビザを取り、 スケジュール取りからエアーチケット、ホテルの手配まで。 ツアー中はレンタカーでご自分が運転して回る…ほんとに 感心してしまいます。 ▶マイケルさんのベースは折り畳むと小さくなるベース ですがとても良い音で、テクニックも素晴らしかったです。 ドラムは大ベテランらしく、出しゃばってよけいな事はせず タッチも綺麗で、娘のような恭子さんを優しくサポート。 恭子さんのMCも自然体でとても好感が持てました。 ▶1st.stage…♪The Oyster Song…美味しい岩ガキを食べ 感動して作曲されたそうです。♪Estate。 恭子作♪The Revolving Door、P.メセニー♪Song For Bilbao、 ♪Between The Devil And Deep Blue Sea。 恭子作♪The Brave One。 ▶2nd.stage…恭子アレンジの♪Love for Sale、 恭子作♪Matane~We'll Meet Again、恭子作♪Waltz For Apple、 恭子作♪Samba Insane、バラード♪My One And Only Love は とても綺麗な演奏でした。ベースイントロから入った ♪How About You?、アンコールは♪Bye Bye Blackbird。 ▶今回は故郷岡山でホールでのコンサートが予定され、 岡山のTVにも出演が決まったそうです。良かったですね。 何事にも厳しいNYで女性ひとり、頑張るのは並大抵の 覚悟ではできません。私も微力ながら、これからも 応援したいミュージシャンのひとり。今回のツアーも どうか赤字にならないよう…祈らずにはいられません。
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2012.6.23 Sat 成長がますます楽しみ三人娘 |
▶夕刻、鈴木良雄さんの「BASS TALK」2枚目のアルバムの 発売記念コンサートが「白寿ホール」であり、聴きにいって 来ました。このホールはクラシックの公演が多く、 PAを使わない生音のホールです。「BASS TALK」はピアノ、 ベース、フルート、パーッカッションの編成ですが、 充分よく聴こえて、生音がとても気持ち良かったです。 ▶お店は 三輪ともか、加納真由美、情家みえさんの 《BODY&SOUL シスターズ》。サポートは 山本剛(pf) 香川裕史(b) 井川晃(ds) さんのトリオですが、みなさん 優しい眼差しで寄り添うようにサポートされました。 ▶真由美さんは当店で働きながら、伊藤君子先生と大野えり 先生について勉強しています。ともかさん、みえさんは 他のお店ではプロとして活躍されていますが、みえさんは 歌は伊藤君子先生にピアノは大石学先生について勉強中。 この三人娘は今年初めての当店出演でしたが…みなさん とても成長されていて、三人三様のそれぞれの個性が よく光る夜でした。 ▶1st.stage…インスト曲♪Bluesと♪Misty の後、 ともかさん♪All Of Me、♪My Romance。 真由美さん♪All Right Ok You Win、♪But Bearuiful。 みえさん♪East Of The Sun、R.チャールズ♪You Don't Know Me。 ▶2nd.stage…インスト曲♪Dear Old Stockholm と♪When I Fall In Love。 ともかさん武満徹作♪小さな空、♪Sunny。 真由美さん♪Fly Me To The moon、♪You Are So Beautiful。 みえさん♪イパネマの娘、S.ワンダー♪You And I。 アンコールは三人で♪Sunnny Side Of The Street でした。 ▶次回出演の成長ぶりが楽しみになりました。優しい気持で 応援してくださったお客さま、常連さん、元スタッフ… みなさま応援感謝します。ありがとうございました。 どうかこれからも、よろしくお願い致します。 ★いつもステージ写真を撮ってくれている真由美さんが シンガーとして出演したので写真がありません。 誰かに頼むのも忘れてしまい…真由美さんほか みなさん、ごめんなさいネ。 |
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2012.6.24 Sun 情感たっぷりに愛をテーマに… |
▶チャリート(vo)さんと野力奏ー(pf)佐藤慎一(b)ジーン重村(ds) さんの週末の夜。野力さんはかつてチャリートさんのデビュー アルバムをプロデュースしアレンジをされた仲で、彼は 天才的な才能があり、素晴らしいアレンジをすることでも 名を馳せるミュージシャンでもあります。 ▶昨夜も譜面を見ながら、その場でどんどんアレンジして 琴線に触れるような音が紡ぎ出されました。チャリートさんも 耳をそばだて嬉しそう。佐藤さんもジーンさんもとても素直な 音とリズムで素晴らしいサポート。チャリートさんは終始 ご機嫌のようで気持ちよさそうに歌われました。 ▶このところ外国での活動やレコーディングが多かった チャリートさんですが、次のアルバムは日本で制作される ということです。息の合う日本のミュージシャンとの共演も いいものでしょ…そんなことを感じさせる昨夜のステージは、 情感たっぷりに愛をテーマにした曲が多く歌われました。 ▶1st.stage…インスト曲♪酒と薔薇の日々 と♪Love for Sale。 チャリートさん登場♪ Speak Low、♪ The Very Thought of You、 ♪ Waltz for Debby、J.コルトレーン作♪Say It…素敵な バラードですが、私は詞のついたこの曲を初めて聴きました。 ♪ That Old Black Magic、F.シナトラで有名な♪ All The Way、 映画の主題歌でカバーの多い♪ Just The Way You Are。 ▶2nd.stage…インスト曲野力作♪ Red Line。 チャリートさん登場♪ Meaning Of The Blues、 ♪ I Let A Song Go Out Of My Heart、映画「哀愁」の主題歌 ♪An Affair To Remember。♪ Falling In Love、 映画「慕情」の主題歌♪ Love Is A Many Splendored Thing、 ♪In Love In Vain、アップテンポの♪ Cherokee、 アンコールは♪ But Beautiful…ジャズ系・映画音楽系・ ポップス系…レパートリーの幅広いチャリートさんならでは。 客席には地方の方も多く、週末に相応しいステージで、 和やかな夜でした。
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2012.6.26 Tue 2つの違うスタイルの音楽を聴いて… |
▶《ブラジリアンナイト》大口純一郎(pf) 米木康志(b) 中西文彦(g) さんのトリオに、真っ赤なサマードレスの 上田裕香(vo)さんが、ステージを華やかに染めて元気に 歌ったステージ。 ▶このメンバーによるこのトリオ編成は初めてでしたが、 米木さんは大口さんのジャズトリオのレギュラーベーシスト。 中西さんは初出演でしたが、早くからリハーサルをして 個性豊かな三人によるとても良いトリオサウンドになり、 裕香さんも伸び伸びと歌われました。 ▶私は米木さんがジャズ以外の演奏を聴くのは初めてでしたが リズムが気持よくて歌の合間に入る音も小気味良く、 ギターの中西さんはどちらかと言うとロック調の音ですが、 それらが妙にマッチしていて不思議でした。 ▶1St.Stage…インスト3曲♪Rapam De Bem、 ♪Coracao Vagabundo、♪Boneca De Palha。 裕香さんが入って、君がいない これは船があって 海がないようだと歌う…♪Samba Em Preludio、 全てを波がさらい碑だけがのこった… ♪O Meatre Sala Dos Mares、 サンバを味見させてあげる でも私の分は残しておいて… ♪Samba De Arere、 予感がしたんだ 君こそ運命 でも新しい愛は来る… ♪Pressentimento。 ▶2nd.stage…(ちょっと抜けだしたので途中から) 君が死に僕は居場所がない 今日だけは泣く…♪Travessia あの美しい丘は僕の人生の悲しみがある…♪Lemento No Morro 君のいない人生の庭には百合の花どころかひなげしもない… ♪Flor De Lis/ 美しい朝また新しい歌を作ろう君の全てを…♪Manha De Carnival 祭はいつも海の側 若人も 男も女も…♪Amor E Festaqa。 ▶休憩中に抜け出し私は、ブルーノート東京にやってきている 「菊地雅章トリオ」を聴きに行きました。長いことNY在住で 当店にも時々出演されていましたが、二年前に重篤な病気で 大手術し、でも奇跡的に助かり復帰したプーさんと 若いTomas Morgan(b)Todd Neufeld(g)さんのトリオです。 ▶彼のピアノの音はとても素晴らしく、プーさんのピアノに 寄り添うように良い音でリズムをキープするギターとベース 二人の「耳の良さ」にも驚きました。難しいプーさんの 音楽世界を、一緒に創りあげているレベルの高さにも 感動しました。 ▶プーさんとは、親友でも戦友でもある日野皓正さんは 二日間聴きにいらしたようで親交の深さも垣間見ました。 TOKUさんはじめ、多くのミュージシャンが聴きにいらして プーさんの世界を「凄い」と言ってたのが印象に残りました。 私も最後まで聴きたかったのですが…4曲ほど聴いて お店に戻ると2ndステージの途中でした。 ▶昨夜私は、全くスタイルの違う音楽を聴いたのですが、 「人はみな、音楽に愛や孤独を託して生きているんだ…」 そんなことを思いました。
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2012.6.27 Wed 爽やかな味のある大人のピアノトリオ |
▶福田重男(pf) 吉野弘(b) 奥平真吾(ds)さんのピアノトリオは みなさん音楽を熟知している三人で、彼らが紡ぎだす サウンドはやっぱり心に届いてきます。 ▶ベースの吉野さんはこのトリオ2回目の出演ですが、 さすがです、大ベテランの良さが解りました。派手な事は 何もしないのですが、一拍がゆったりしていてベースの 深い音が聴こえてきます。私の好きなタイプのジャズ サウンド。真吾さんとの相性も良く、二人の気持の良い リズムに乗って、福田さんもノって演奏されました。 ▶1st.stage…♪Just Be Happy My Love、♪Solar、 W.ショター♪Miyako、福田作名曲♪Childhood's Dream、 ♪Nobody Else But Me。先日4年ぶりにBSフジで 中継された大好きなF-1レースを見られて嬉しかった、 と♪Go Ahead Nigel。 ▶2nd.stage…♪How About You、P.マッカートニー♪Black Bird、 福田作♪Bitter Sweet。♪That's All Black Magic、 ♪Here That Rainy Day、福田作♪Pretty Blues、 アンコールは福田作品でこれも名曲♪Lulaby。 ▶最近、福田さんのホームページが断りも無く途切れて 検索にも掛からない…と調べてみたら、プロバイダーが どこかの会社に吸収合併されていたそうです。(今話題の 「アノニマス」の仕業ではなさそうです)。それで、 彼の facebook でお仲間たちにお知らせしたそうですが、 お客さまの入りをずいぶん心配されていました。でも、 いつものファンの方々はいらしてくれて、胸を 撫で下ろしていらっしゃいました。 ▶青空が綺麗で爽快な昨日でしたが、夜もこのトリオの 爽やかな音楽で気持の良い時間が過ごせました。
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2012.6.28 Thu これぞジャズ!!と思わされる熱い演奏 |
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの 実力者揃いのクァルテット。主に近藤さんのオリジナル曲を 演奏しますが、昨夜はスタンダード曲も新しい感覚の アレンジで演奏されました。 ▶昨夜の客席はサックスやドラムを勉強されている方や 学生さんが特に多く、みなさん集中して本当に熱心に 耳を傾けていらっしゃいました。もちろんいつもの ファンもお見えになり店内は熱心なジャズファンたちで ミュージシャンも楽しそうにプレイされ、私も バランスの取れた極上のクァルテットを堪能しました。 ▶1st.stage…♪Star Eyes、近藤作エキゾチックな ♪Blues For Salvador、 ソプラノサックスで♪El Cantarro De Mallorca、 近藤アレンジのT.モンク作♪Uglybeauty もソプラノサックス。 近藤作♪The Place That Cannot Reach Only By Spirit。 ▶2nd.stage…近藤作♪La Despedida、♪Sweet And Lovely。 近藤作ソプラノサックスをフィーチャーして ♪What Happens To The Man With The Zodiac? Oriental …年男に何が起こるか?今年の年男 近藤さんと上村さんには 未だ何も起きてないようです。♪Bitter Sweet、 近藤作ケニー・カークランドに捧げた♪From Doctone、 アンコールは♪Every Thing Happens To Me。 ▶近藤さんのお話。楽器のケースを新しくしたら、 中の楽器との相性が合わなくて失敗するところだったと。 金属楽器は、ケースにも注意しないといけないんですね。
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2012.6.28 Thu 素敵なスタンダード曲を堪能 |
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと 後藤浩二(pf)馬場孝喜(g) 佐瀬正(b)石川周之介(ts,fl)さんのドラムレス編成の金曜の夜。 全員の音色がとても綺麗なサウンドで、店内を優しく 包み込むような声の浩子さんのヴォーカルを引き立てました。 ▶浩子さんは9月に念願のアルバムが発売されます。LAで 制作されたバラード特集。グラミー賞を2度受賞した ミュージシャンとの共演の録音もとても綺麗で、発売前から オーディオ愛好家には評判の高い仕上がりになっています。 楽しみですね。ステージは、詞を大切にする彼女ならではの スタンダード曲をお客さまは堪能されました。 ▶1st.stage…♪Love Letters、♪Blue Skies、♪Tea For Two、 ピアノとベースでしっとりと♪But Beautiful、♪Caravan、 ♪Over The Rainbow、♪Night And Day。 ▶2nd.stage…♪Close To You 。♪A Nighingale Sang The Berkeley Squer…この曲に出会ってジャズシンガーになろう と決心した曲です。そして♪Just In Time。 聴きにいらしていた加納奈美(as)さんを呼出して皆で ♪Beautiful Love。エモーショナルに歌い上げた♪Calling You。 笑顔でいればきっと価値ある人生になると♪Smile、 ♪As Long As I Live。アンコールは♪Lulllaby Of Birdland。 金曜日の夜がしっとりと更けました。 ▶彼女はこれまで2枚のリリースしていますが、いずれも ミニアルバムでしたので、今回のアルバムにかける彼女の 意気込みも強く、全て彼女が自身でいろいろと交渉し 制作したアルバムです。そのガッツに応えて、みなさま 応援よろしくお願いいたします。アルバムタイトルは 「A Time For Ballads」9月リリースです。 |
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2012.6.29 Fri きもちの良い10人のハーモニーを堪能 |
▶今月の《フロントページ オーケストラ》はトランペットが 岡崎好朗さん、テナーサックスが吉本章紘さんでした。 岡崎さんは結成当時のメンバーで、途中でNYに渡り、その間 松島啓之さんが務めていましたが、現在はスケジュールが 会う方が参加します。吉本さんは初めてでしたが、アルバムも リリースしている若い才能溢れるテナー奏者です。 ▶1st.stage…♪Stop And Go …ソロをとったのは三木俊雄(ts) 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb)。上村作品♪The Last Phase Of The Moon …イントロ上村信(b) ソロは奥村晶(tp) 浅井良将(as)。♪If I Told A Lie…ソロは吉本章紘(ts) 山岡潤(euph) 上村信(b)。バラード♪Sleep Like A Baby… ソロは三木俊雄(ts) 福田重男(pf)。 ♪Quantum Leep…ソロは岡崎好朗(tp) 吉本章紘(ts) 大坂昌彦(ds)。 ▶2nd.stage…マルコムXの言葉♪By Any Means Necessary= いかなる手段をとろうとも…ソロは岡崎好朗(tp) 三木俊雄(ts) 福田重男(pf)。岡崎作♪Hank's Mood …ソロは2トランペット 岡崎好朗(tp) 奥村晶(tp) インタールード(間奏) 吉本章紘(ts) 大坂昌彦(ds)。人気の曲♪墨田川…ソロは片岡雄三(tb) 福田重男(pf)。♪Stepping Stone…ソロは奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 大坂昌彦(ds)。アンコールは、私の好きな曲、 久しぶりの♪When It Away…出だしのトランペットの メロディーが素敵で、その後みんなで入ってくるハーモニーが とても綺麗で本当は寂しい曲なのに幸せな気分になりました。 ソロは三木俊雄(ts) さんと福田重男(pf)さんでした。 ▶いつもお客さま入りを心配してくれるリーダーの三木さん、 昨夜はそこそこの入りで、私も含め一安心されていました。 10人の実力者たちが一堂に集まって演奏するのですから、 黙っていても大勢のご来店があるはず、と昔は思えました。 でも今はそんなふうに悠長に構えていられないご時世。 ▶でも一人でも多くの方に、この10人の生音ハーモニーの 素晴らしさを味わっていただき、ぜひファンになってほしい (きっとなられます)、と毎月月末に「定期公演」して お店もミュージシャンも頑張っています。だって、ヨソの ジャズクラブでは、やらない・聴けないユニットですもの。
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2012.6.30 Sat 素敵なスタンダード曲を堪能 |
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと 後藤浩二(pf)馬場孝喜(g) 佐瀬正(b)石川周之介(ts,fl)さんのドラムレス編成の金曜の夜。 全員の音色がとても綺麗なサウンドで、店内を優しく 包み込むような声の浩子さんのヴォーカルを引き立てました。 ▶浩子さんは9月に念願のアルバムが発売されます。LAで 制作されたバラード特集。グラミー賞を2度受賞した ミュージシャンとの共演の録音もとても綺麗で、発売前から オーディオ愛好家には評判の高い仕上がりになっています。 楽しみですね。ステージは、詞を大切にする彼女ならではの スタンダード曲をお客さまは堪能されました。 ▶1st.stage…♪Love Letters、♪Blue Skies、♪Tea For Two、 ピアノとベースでしっとりと♪But Beautiful、♪Caravan、 ♪Over The Rainbow、♪Night And Day。 ▶2nd.stage…♪Close To You 。♪A Nighingale Sang The Berkeley Squer…この曲に出会ってジャズシンガーになろう と決心した曲です。そして♪Just In Time。 聴きにいらしていた加納奈美(as)さんを呼出して皆で ♪Beautiful Love。エモーショナルに歌い上げた♪Calling You。 笑顔でいればきっと価値ある人生になると♪Smile、 ♪As Long As I Live。アンコールは♪Lulllaby Of Birdland。 金曜日の夜がしっとりと更けました。 ▶彼女はこれまで2枚のリリースしていますが、いずれも ミニアルバムでしたので、今回のアルバムにかける彼女の 意気込みも強く、全て彼女が自身でいろいろと交渉し 制作したアルバムです。そのガッツに応えて、みなさま 応援よろしくお願いいたします。アルバムタイトルは 「A Time For Ballads」9月リリースです。
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