2014.3.1 Sat いつもながら心のこもったステージ |
▶豪華客船の仕事でしばらく日本にいなかった伊藤君子(vo) 片倉真由子(pf) さんと、杉本智和(b) JUN SAITOH(ds) さんの 2月の最終日。10日間も土を踏んでいなかったので、帰って きてもしばらく地べたが揺れて、やっと正常になったところ、 ということでした。 ▶船上でのステージは2日間だけで、後はゆっくりと自由に くつろいでいられる、三食昼寝付きの日々。ペコちゃんも 真由子さんも心身がすっかりリフレッシュされたようでした。 こんな仕事はいいですね。実は私にも、マネージャーとして ぜひ一緒に、とお誘いがあったのですが、何しろ今はお店が この窮状です。10日間も人任せにできず、あきらめました。 ▶昨夜のステージでは、ベトナムのホーチミン市で下船して 4日間観光した時にオーダーして買ってきたというドレスで 登場。素敵でしたが、ご本人はその時より少し太めになった のかホックがはじけそうで気になります。と。 ▶ステージはいつものように、手作りで丁寧に作り上げた、 という感じの心のこもった歌とステージ。真由子さんとの コンビネーションの深さがよく表れていて、耳の「つぼ」に 時々キュンとくるサウンドが素晴らしかったです。 ▶1st.stage…♪Just In Time、♪Can't Help Lovin' Dat Man、 ♪But Deautiful、恋が終ってしまった歌♪How Insensitive、 ♪Just Friends、♪Evening Snow…これは佐藤允彦さんの 曲にアメリカ人が詞をつけたオリエンタルな感じのいい曲。 ♪Evening Snow、昨日は暖かくて♪It Might As Well Be Spring、 津軽弁バージョン♪Summertime、 ♪What Is This Thing Called Love。休憩時間には、お客さま 一人ひとりへの御挨拶で忙しいペコちゃんです。このへんも 若いミュージシャンにぜひ見習ってほしいですね。 ▶2nd.stage…♪I Didn't Know What Time It Was、 ♪Alfie、♪Bluesette、♪Bridges、 津軽弁バージョン♪Fly Me To The Moon、 ウエストサイドストリーから♪Somewhere、 京子ママに、と言って♪Sophisticated Lady…そんな上品な私 ではありませんが、ペコちゃんの歌うこの歌は大好きです。 明るく皆で歌いましょう、と恒例デュワッデュワッと歌う ♪It Don't Mean A Thing、アンコールは♪Round Midnight。 ▶雪の多かった2月も終わりました。悪天候は客商売には 大敵で、今年は特に苦しめられましたが…さあ今日から3月。 気を取り直して、がんばらなくっちゃ !!
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2014.3.2 Sun 超満員大盛況のシャイさんトリオ |
▶3月初日。気を取り直して頑張らなくっちゃ、なんて思う ヒマさえないほど多くのお客さまでお店は大賑わいでした。 皆さんホントによくご存知です。【BODY&SOUL Special】 シャイ・マエストロ(pf)ホルヘ・ローダ(b)シヴ・ラヴィッツ(ds) さんの《Shai Maestro Trio》 ▶シャイさんは、ちょうど1年前の昨年3月当店に出演され、 初来日にもかかわらず大人気でした。シャイさんはNY在住で いま話題のピアニストですが、最近多いイスラエル出身です。 今回は「ロード・トウ・イサカ」をリリースしてのツアーで、 ステージは全曲シャイさんのオリジナル曲。 ▶どの曲も叙情的でかつダイナミックで、リズムも素晴しく 誰もが思わず興奮してしまうほどの非の打ち所がない演奏で、 三人の息ずかいまで聴こえるような至近距離で聴いていると 鳥肌が立つほど。キース・ジャレットに賞賛されているのも 良く解りました。 ▶都内での出演は当店が3店目で、前日は新宿ピットインで 大入り満員だったそうです。お客さまの中には3カ所全部を 聴きに行った方が何人もいらっしゃいましたが、「やっぱり ここでの演奏が一番良かったよ」とおっしゃってくれました。 ミュージシャンも大変満足のいく演奏だったようで演奏後、 控え室で皆で抱き合い讃え合っていらっしゃいました。 ▶アルバムの中から多くが演奏されましたが次のツアー地が 九州ということで早く帰られ、シャイさんに演奏曲を書いて いただく時間がありませんでした。 ▶ほんとに最近は、NYに移り住んで活躍しているイスラエル や欧州各地出身のジャズミュージシャンが多いですね。その 関係かしらジャズも国籍や人種を超えて、どんどん進化して 新しい音楽になっていることを感じます。でも皆さん本拠地 がNYというのは変わらないようです。来年も来てくれると 思いますが、どんな進化を遂げているのかとても楽しみです。
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2014.3.4 Tue 初の試みでしたがとても良かった |
▶女性奏者だけで編成し組んだクァルテット、当店初めての 試み《ひな祭りスペシャル》メンバーはお互い知り合いですが 共演するのは初めてだった、加納奈美(as) 栗林すみれ(pf) 若林美佐(b) 佐藤ことみ(ds) さんです。 ▶譜面をやり取りし、加納さん栗林さんはスタジオを借りて リハーサルをして準備。当日昨日は、早くから4人が揃って 入念に仕上げのリハーサルをして本番に臨みました。皆さん 初共演の女性ばかりで私もちょっと心配でしたが… ▶皆さん私の期待通りに、しっかり応えてくださいました !! 音色が綺麗で全体のバランスも良く、女性ならではの繊細で 美しいサウンドを聴かせてくれました。私の選んだ目に狂いは なかった(ハイ、ちょっと自慢が入っています)今のジャズ シーンに、女性奏者は欠かせない存在になっている、そんな ことを実感する昨夜のステージでした。 ▶1st.stage…♪Cheek to Cheek、加納奈美作♪Le Bourgeon、 ピアノトリオで♪Letter To Evan、 クァルテットで♪Two For The Road、栗林すみれ作♪Grand Line、 …この曲はエリック・ハーランドが当店に出演した時に 聴きにきて感動し帰ってきてすぐ作った曲で、まさか同じ ここで演奏出来るとは思わなかったと話されていました。 ▶2nd.stage…ピアノとサックスのデュオで♪Treasure Island、 クァルテットで♪I'll Remember April、 ♪The Ballad Of Sad Young Men、♪My Shining Hour、 アンコールは♪Moritat。 ▶客席には男性客、特にビジネスマンが多く、中に、応援の つもりでやたら掛け声を掛ける方がいてミュージシャンも 苦笑い。注意しても「自分は何十年もジャズを聴いているし ピアノも弾ける」と聞いてくれず、ちょっと困りました。 華のある演奏者と清潔感ある演奏に、気持よくなってお酒が 進むのは分かりますが…飲み過ぎにはご注意くださいね。
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2014.3.5 Wed マーヤ・ワールドを 独占 堪能 |
▶昨夜は、当店でも何年かぶりだった弾き語りのソロでした。 グレース・マーヤさん、もともと彼女は、弾き語りでプロ・ デビューされています。熱烈なマーヤ・ファンの方にとって ソロはたまらないステージです。 ▶マーヤさんは、黒のシースルーのブラウスにジーンズ姿で お客さまから頂いたワインを飲みながら、お客さまに話し かけながら…親しみのあるリラックスしたステージを繰り 広げ、お客さまはマーヤ・ワールドを堪能されました。 ▶1st stage…♪Save The Last Dance For Me、 ♪Gee Baby, Ain't I Good To You、 ボサノバで♪Dindi、旧い曲♪My Heart Belongs To Daddy、 イントロのピアノ演奏が素晴しかった♪Madam Butterfly、 ♪Kiss Of Life、♪Love Letter。休憩中はお客さまと懇談。 ▶2nd.stage…♪Dark Eyes、♪Born To Be Blue、 ♪Comes Love、♪Maybe You'll Be There、 ♪Polka Dots And Moonbeams、♪Just Squeeze Me、 ♪Closs To You、♪Poinciana、♪Don't Be High、♪Recado Bossa、 遅くいらした方のために私も残業です、と♪Imagine、 ♪Hallelujah I Just Love Him So、アンコールは♪Body And Soul。 ▶マーヤさんが、当店の「社歌」を歌うのは珍しいことです。 私も久しく聴いてなかったですが、心のこもった社歌でした。 ソロステージは、多くの曲を演奏したり、お客さまを飽きさせ ないようステージングを考えたり…けっこう大変なのです。 マーヤさんお疲れさま、ありがとうございました。
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2014.3.6 Thu 新アルバムに収録された曲 涙する女性も |
▶4月に新しいアルバムをリリースする予定の大野えり(vo) さんと若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) のメンバー。 そのレコーディングが終ったばかりのえりさん、歌うことが 幸せで嬉しくてたまらない、そんな感じに満ちたステージ。 ▶そのアルバムは、若井さんとのデュオアルバムで、内容は ピアニストの曲ばかり集められています。コンサート会場で レコーディングしたので、音が気持よくて天にも昇る気分で 歌えたそうです。でも、全曲が一発録りで、緊張もされた ということですた。昨夜は、その中から多く唄われました。 ▶1st.stage…♪Just In Time、♪Old Devil Moon. T.モンク♪Ask Me Now(How I Wish) 懐かしい曲♪I Could Write A Book、D.エリントン♪Just Squeeze、 Me.A.C.ジョビン♪One Note Samba、 B.エバンス作♪Waltz For Debby。 ▶2nd.stage… えりさんの口笛入りでS.メンディス♪So Many Stars、 D.ブルーベック作♪You Sing Baby(原題は♪The Dukeですが、 ブルーベックさんの奥様が詞をつけた曲名です) ♪This Can't Be Love、D.エリントン♪Star Crossed Lovers、 えり作♪In time of Silver Rain…名曲だと思います。 B.エバンス♪Turn Out The Stars、D.エリントン♪Love You Madly、 アンコールは♪When I Fall In Love…涙している女性が いらっしゃいました。 ▶初めてえりさんを聴いて、その素晴らしい説得力に、大変 感動されたそうです。多くのアルバムを出している えりさん の中でも自信作のようで、えりさんも輝いて見えました。
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2014.3.7 Fri TOKUさん 男性ファンも増加中 |
▶当店に出演する度に、毎回共演者を変えて意欲的に世界を 広げているTOKUさん、昨夜は久し振りに若いトリオと共演。 演奏し歌った曲も新旧とりまぜ、ジャズのスタンダードから ポップスまで幅広く、彩り多いステージを展開されました。 ▶TOKU(vo,flh)宮川純(pf,key)楠井五月(b,eb)福森康(ds)さん。 TOKUさんは向上心が強く、いろんな分野の音楽を聴き、 いろんな分野の友人を作り、自分の引き出し増やしています。 貪欲に音楽を追求するそんな彼の姿が、私は好きです。トリオ のメンバーもよく勉強している、素晴らしいサポートでした。 ▶1st.stage…♪Love's In Need Of Love Today、 ♪I Can't Help It、♪Moon River♪Night And Day、 イントロはフリューゲルHで S.ワンダー♪You've Got It Bad Girl、 M.ジャクソン♪Heal The World…TOKUさんは、こんな曲が 書けたらいいなと思っているそうです。 ▶2nd.stage…H.ハンコック♪Bedtime Story、 ♪Music Is The Key、♪My Favorite Things、 カーペンターズの♪Sing を皆で合唱。 ▶お誕生日の高橋真梨子さんがいらっしゃっていて、ここで サプライズ。♪5番街のマリー を英語で歌ってプレゼント。 アンコールは、K.ダーハム♪My Ideal、そして♪Imagine。 デビューして16年、今40代に入り、ファンも女性ファンから 最近は男性ファンも増えてきているようです。楽しい夜に 皆さまのお顔もほころんでいらっしゃいました。
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2014.3.8 Sat 若者たちの活き活きとしたステージ |
▶同じ大学の後輩でもある新人ボーカル、紗理さんをはじめ 若く優秀なメンバーを集めリーダーとしてユニットを率いた 市原ひかり(tp)さん。メンバーは宮川純(pf,key) 清水昭好(b) 横山和明(ds) ゲスト紗理(vo)さんの昨夜のステージは、若い 活気に満ちていました。 ▶コンボのドラマーはサウンドの演出家ですが、横山さんは ピアニシモからフォルテまで、とても表情の豊かなサポート。 紗理さんは当店初出演でしたが、素晴しく魅力的な声で英語も しっかりしています。バークリー音大から帰って日本のモンク コンペティションで準優勝した逸材で、チャーミングですから これからきっと大活躍するでしょう。 ▶ヴォーカルが大好きなひかりさんは、紗理さんとの共演を とても楽しみにされていたようで、その喜びが溢れるような 活き活きとした演奏ぶりでした。 ▶1st.stage…ひかりさんが(tp)のバンド演奏で♪Body And Soul、 ひかり作♪The Thinker。紗理さんが入って♪This is Love… 紗理さんが、ミルトを付けたトランペットとスキャット。 ひかりさんアレンジのアップテンポの♪My Funny Valentine、 ♪Like Someone In Love…これも(tp)とスキャット、 ひかりさん(flh)で♪When Sunny Gets Blue 。 ▶2nd.stage…演奏をバックに紗理さんが登場して英語の朗読。 ブラジルの作家の本に感動して作った曲に、詞の朗読が素敵。 バラード♪I Wish You Love、紗理さんアレンジの♪Here A Bell、 ミディアムテンポからアップテンポに変わりました。 ▶♪I Got A Crush On You…この曲は、実は5年前に日本に来て 当店でデートをした外国人カップルがその後結婚。5年ぶりに 思い出の当店にいらして、そのことをメンバーに伝えてあった のですが…この曲をプレゼントで演奏、二人はびっくりして 大喜びされていました。「あなたに首ったけ」という意味かな。 その後、スキャット入りの♪Sptember In The Rain、 アンコールは♪Waltz For Debby。 ▶多くの可能性を秘めた若者たちを見るのは嬉しいことです。 老い先短い身としては、羨ましくもあります。ガンバッテ くださいね。皆さま、応援よろしくお願いします。
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2014.3.9 Sun ツアー最終日に相応しい 素敵な夜 |
▶今月2回目の【BODY&SOUL Special】はスウェーデンから ラッセ・トウーンクヴィスト(tp) マッツ・ラーション(b) ハンズ・バッケンルート(b) さんのピアノレス・トリオに 話題のヴォーカリスト、イザベラ・ラングレン(vo)さんを 迎えての《Sweet Jazz Trio with Isabella Lundgren》5日間の 来日ツアー、その最終日でした。今回は新しいアルバム 「Why Try To Change Me Now」を携えてのツアーでした。 ▶私はこのメンバーのアルバムを聴いてすぐ、20代でこんな 歌を歌うなんて信じられないほどの衝撃を受けイザベラさん のファンになってしまい、ぜひウチのお店で聴きたい、と 思いました。招請した事務所の社長さんから当店での出演の お話をいただき、即決でした。 ▶ライブ演奏がはじまる前のBGMで毎日、彼女のCDを流して いると多くの方から「これ誰の歌?」と聞かれ、今度ウチで ライブがありますよ、とお話しするとすぐご予約された方も 多く、昨夜は満席の大盛況でした。 ▶音楽が身体にしみ込んでいるような大ベテラントリオに、 お孫さんの様な北欧美人の歌姫…華やかな中に落ち着き感の ある上品なステージ。イザベラさんの明るい声が、素晴しく 綺麗で説得力のあるヴォーカルです。全体の音が優しいので ゆったりとした心地いい気分で、込み合った店内でしたが ストレスが吹き飛ぶような大人のジャズを満悦いたしました。 ▶1st.stage…トリオ演奏で♪Pennies From Heaven、♪Blue Room。 イザベラさん登場♪Why Try To Change Me Now、 ♪Thou Swell、♪Reach For Tomorrow、♪Blues In The Night、 大勢のお客さんも目と耳を彼女に釘ずけにされました。 トリオ演奏で♪All of Me、♪The Very Thought Of You。 ▶2nd.stage…トリオ演奏で♪Drop Me off in Harlem、 ♪Sophisticated Lady、♪Laverne Walk.。イザベラさんが入って ♪You Belong To Me、♪Day In Day Out、♪Embraceable You、 ♪It Had To Be You…どの曲も聴きほれました。 トリオ演奏になって♪C-Jam Blues、アンコールは皆で ♪These Foolish Things…拍手が鳴り止まずもう一曲 ♪I Can't Give You Anything But Love。まだまだ聴きたいような お客様たちばかりでしたが、多くの方がミュージシャンに お礼とお別れを言って、CDも沢山お買い上げ頂き、名残 惜しそうにお帰りになりました。 ▶さて長くなりますが、ここからがライブハウスならではの いいところ。用事があって、少し聴いた後どこかに出かけた TOKUさんが、お客さまもいなくなり楽器の片付けをしている お店に戻ってきました。TOKUさんはこのトリオメンバーで 歌いたくなったようです。お客さまの帰った静かなお店に、 しっとりとTOKUさんの♪Body And Soul が響きました。 (TOKUさん、素敵な「社歌」をありがとう) ▶1曲終わると、今度はTOKUさんも楽器を出し、そうこう するうち帰り仕度の済んだイザベラさんも参加して二人で ♪Night And Day を歌い演奏です。たまたま残っていた一組の お客さまも思わぬ「おまけ」に大感激のようでした。 ▶ご一行は、今朝の早い飛行機で日本を離れる予定なのに… ミュージシャンシップですね。ミュージシャンにもお店にも ツアー最後の夜に相応しく、ほのぼのとした気持ちで週末を 終えることが出来ました。皆さまありがとうございました。
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←(私のiPadより)ミュージシャン・シップに、乾杯 !! |
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▶3月というのにこの寒さ。金沢や札幌では吹雪だったとか。 そんな寒い昨夜、いつもの剛ちゃんのファンが少ない寂しい 客席でしたが、よくスウィングする《スインギートリオ》 山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds)さんのリラックスした 演奏で、心はホカホカ暖まりました。 ▶1st.stage…♪That's All、♪My Funny Valentine、 ♪When I Fall In Love、4ビートで♪Girl From Ipanema、 ♪April In Paris、アルコのベースソロで♪Stardust、 ♪Wave、♪Yama Blues。 ▶2nd.stage…♪The Man I Love、♪M The Blues♪Misty、 ルンバのリズムで♪Poinciana、ボサノバで♪Corcovado、 ♪The Very Thought Of You、♪Igzactly Like You、♪アラビアの歌、 アンコールはいつもの♪旦那飲ませてちょうダイナ。 ▶ニュースでは、去年の昨日は夏日だったとこもあったとか… そう言えば3年前の 3.11、銀行で地震にあった私は、確か コートを着ていませんでした。今年は何なんでしょうねぇ。 春の恋しい今日このごろです。
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2014.3.12 Wed 私も嬉しくなった K.ダーハム特集 |
▶珍しい兄弟フロントというだけでなく、今日本のジャズ界 を代表するメンバーを集めたとも言える《岡崎ブラザース》 岡崎好朗(tp)岡崎正典(ts)宮川純(pf)楠井五月(b)大坂昌彦(ds) さんの昨夜は当店3回目の出演で、ケニー・ダーハム特集 のステージでした。 ▶K.ダーハムは、深夜ジャズ喫茶が全盛だった60〜70年代に 「Quiet Kenny」や「Matador」などのLPがよくかかっていて、 私も大好きなトランペッターですが、好朗さんも大好きらしく ケニー・ダーハムに捧げるアルバムをリリースしています。 昨夜はその中のほぼ全曲が演奏されました。 ▶バランスのよくとれたサウンドで、あまり表情を出さない 大坂さんも昨夜は終始ニコニコして、皆さん演奏を楽しんで いるようなステージに、集まったジャズファンも熱心にこの ストレート・アヘッドなジャズを堪能されました。私も20代 の若き日にジャズに夢中になった頃を思い出し、懐かしく、 嬉しくなりました。 ▶1st.stage…♪K.D's Cab Ride、♪São Paulo、 ♪Escapae、スローバラード♪My Ideal、♪Wind Mill。 ▶2nd.stage…♪An Oscar for Oscar、♪A Waltz、 ♪Night Watch、♪La Mesha。アンコールはK.ダーハムの 曲ではなかったのですが…曲名を聞き取れませんでした。 ▶次回の出演は8月4日(月曜日)です。メンバーが思うように 揃わないので、時々しか組めないクァルテットです。しかも 往年のジャズ・ファンにはたまらないジャズです。次回も きっとK.ダーハムはじめ、渋いナンバーが取り上げられると 思いますよ。お聴き逃しなく。
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2014.3.13 Thu 気持ちのいい魂の入ったいい演奏 |
▶一昨夜と昨夜、ストレート・アヘッドの気持良いジャズが 店内を満たしました。松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf) 上村信(b)広瀬潤次(ds)さんの、同じ世代の気の合う仲間が 集まって結成したクァルテット。一昨夜とはひと味違う 2ホーン・クァルッテットです。 ▶こちらも、オリジナル曲にこだわらず、ジャズの名曲を 自分達の解釈でスピード感豊かに演奏します。水曜日の昨夜 「ノー残業ディ」で、客席には同じ会社の先輩が若い部下に ジャズを聴かせたくて連れ立っていらしたグループが二組も いらっしゃるなど、ミュージシャンもいつもより多かった お客さまに、魂の入った演奏で応えられました。 ▶1st.stage…J.カーン♪Pick Yourself Up、 F.ハバード作♪Blue Spirits、J.マクヒュー♪Where Are You、 W.ショーター♪Armageddon。 ▶2nd.stage…B.エバンス♪Five、松島作♪Blues Like This、 J.ヴァンヒューゼン♪Darn That Dream、N.アダレイ♪Teaneck。 ▶グループでいらしてお酒が入り、いい音楽に気分良くなり おしゃべりしたくなる方もいらっしゃいます。でも昨夜の ように、ご注意すると皆さん快く判ってくださって、熱心に お聴きくださるのは、ありがたいことです。 ▶さて今夜のユニットも、ストレート・アヘッドのジャズを 聴かせてくれる松本茜さんと浜崎航(ts)さんらのクァルテット。 オリジナル曲を交え肩肘張らないジャズを聴かせてくれます。 チャーミングな容姿とはギャップがあるピアノも聴きモノ、 雨ですがお帰りになる頃は上がると思いますよ。ぜひどうぞ。
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2014.3.14 Fri ストレート・アヘッドのジャズが三日間 |
▶浜崎航(ts)さんをフィーチャーする 松本茜(pf) 本川愁平(b) 海野俊輔(ds) さんのこのクァルテットは《Big Catch》という ユニット名を持っていますが、そのキャッチフレーズは 「痛快直球強力ニコニコジャズ!」 ▶昨夜は「春の嵐」で、竜巻注意報まで出るほど荒れ模様の 天候でしたが、ご予約の方々は傘をおちょこにされながらも ちゃんとやってきてくださいました。ミュージシャンたちも キャッチフレーズ通りの直球勝負で、元気いっぱいの演奏を 繰り広げ、お客さまに応えられました。 ▶1st.stage…♪Harlem Blues、♪On A Misty Night、♪Hiding Place、 ピアノとソプラノサックスをフィーチャーして♪Monica、 ピアノトリオで茜さんの作品♪JJ …を、凄いアップテンポで。 クァルテットでユニット名の♪Big Catch。休憩時間には、 茜さんも浜崎さんも、お客さまに丁寧にご挨拶回り。 ▶2nd.stage…♪まだ曲名がない新曲、 ベースをフィーチャーした♪Can't We Be Friends、 ピアノトリオで♪Love Letter…良くスウィングしていました。 クァルテットでバラード♪Good Bye。♪Three In One、 浜崎作♪Miss Sunshine、アンコール♪はHallelujah Time。 ▶ストレート・アヘッドのジャズ演奏が三日間続きました。 どのバンドのサウンドもそれぞれ特徴があって、自分たちの 目指す音楽のコンセプトを大切に追求している姿がしっかり 出ていて、飽きることなく楽しませていただきました。
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2014.3.15 Sat 和やかに歌とMCを楽しんだ夜 |
▶早くからお店に入ってリハーサルを行い本番に臨んだ ギラ・ジルカ(vo)さんと竹中俊二(g)ペニーK(pf,key)コモブチ キイチロウ(b)加納樹麻(ds)さん。昔のジャズクラブでは、 出演者はぶっつけ本番で演奏したものですが、近年は 皆さんリハーサルをきちんとするグループが多いです。 ▶お客さまに失礼のないように、楽しんでいただけるように プロ意識を持っているしっかりしたジャズミュージシャンが 普通になってきているのは、当然のことなのですが、昔の ジャズメンを知っている私には、嬉しいことです。 ▶昨夜のステージは、ギラさんが発売されているアルバムの 中からR&Bテイストの曲と、それにそったミュージシャンを ご自身が選んでお楽しみいただきました。 ▶1st.stage…ファンクのリズムで♪Round Midnight… 出だしがとてもカッコよかった !! ♪Day Dreaming、♪More、♪Fate and Promises、♪Need Your Song ♪First Time Ever I Saw Your Face…これはロバータ・フラックの ファーストアルバムChapter Two でヒットした曲ですが しっかりとギラさんの歌になっていましたよ。 ♪Dive InTo Your Love。 ▶2nd.stage…♪Please Felipe、 ♪Sleeping With An Angel Who Broke My Heart、 キーボードのイントロから♪Windmills Of Your Mind、 8ビートで♪My Funny Valentine、♪Phoebe、♪Open Arms 1998年のギラさんのR&B作品♪Perfect Situation…R&Bの曲の 歌詞はエロいものが多いそうで、これも女が男の服を脱がす、 というギラさんの若い頃の願望を詞にされたんだそうです。 ▶アンコールはファンキーなアレンジで♪Moonligh Serenade。 これも、扉の前で何時間も家のドアが開くのを待っている そんな恋心の歌ですが、今はヘタするとストーカー犯罪に なってしまう、ということでリズムをファンキーにしたと いうことでした。 ▶ギラさんのMCは、とても柔らかな尖らない関西弁で、少し 危ない話をされても嫌味がなく笑えます。ミュージシャンも 皆楽しんで、全体を盛り上げ、終始和やかで楽しい夜でした。 リハからぼ長い一日、お疲れさま、ありがとうございました。
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2014.3.16 Sun 円熟のボーカルが元気回復 |
▶体調もすっかり回復して、2カ月ぶりの出演となった チャリート(vo) さん、彼女の大好きなトリオメンバー ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 加納樹麻(ds) がバックです。 ▶元気の塊のように、世界中を飛び回っていた彼女でしたが 身体が悲鳴を上げて昨秋は体調を崩し、約2カ月間じっくり 静養したおかげで説得力のある円熟の歌唱力もすっかり 復活され、表情豊かに好きなバックで歌いあげられました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪I've Never Been In Love Before、 素敵なバラードトリオ演奏♪You Don't Know What Love Is。 チャリートさん登場♪It Might As Well Be Spring。 春の曲を3曲♪Springcon Really Hang You Up The Most、 ♪I'll Remember April、M.ルグラン作♪You Must Believe In Spring。 ♪Time After Time、♪Someone To Watch Over Me、 ファンクのリズムで♪Love For Sale。 ▶2nd.stage…トリオで♪In The Wee Small Hours Of The Morning、 ♪I Hear A Rhapsody。チャリートさんが入って ♪Wath What Happens、M.ルグラン♪You've Changed、 ♪I Can't Give You Anything But Love、 ファンキーな♪Black Coffee、 B.バカラック♪House Is Not Home、♪That's All、 アンコールは♪But Beatiful。 ▶土曜日にしては静かな夜でしたが、いらしたお客さまは 大人のヴォーカルをゆったり楽しまれました。チャリート さんは元気回復され、パリでの仕事で5月にはすぐ渡欧が 決まっていますが…あんまりガンバらないでくださいね。
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2014.3.18 Tue 弦が入って 新鮮で 刺激的な演奏 |
▶昨夜のメンバー 情家みえ(vo) さんと山本剛(pf) 香川裕史(b) 里見紀子(vln) さんのステージ。みえさんと剛さんは、彼女が 四国から上京してきて当店でアルバイトをしながら歌の勉強を している頃からのお付き合いです。 ▶今はプロのシンガーとして、最近はいろんなお店から声が かかるようになりましたが、最初に歌の手ほどきをしたのが 他ならぬ剛さんでした。でも、プロになってから当店で共演 するのは久し振りのことでした。 ▶ドラムレス編成で、ヴィオリンを入れたのも初めての試み。 この4人でのステージは皆さんが初共演でしたが…その場の 雰囲気で演奏曲を決めて弾き始め、ベースもヴァイオリンも それを聴いてつけていく「剛スタイル」です。 ▶でも皆さんすぐに馴れて、里見さんも逆に自分から仕掛けて みたりして、とても刺激的なステージでした。ライブジャズの スリル・面白さ・楽しさ…を堪能できました。歌伴も、歌手に 自由に歌わせて盛り上げる手練(てだれ)のサポートで、みえ さんも伸び伸びと歌っていました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪April In Paris、♪I Loves You Porgy。 みえさんが入って♪On The Street Where You Live、 ♪The Very Thought Of You、♪I Won't Dance、 ボサノバで♪The Way You Look Tonight、 ♪Summertime、♪That Old Feeling。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Misty…剛さんの十八番ですが 弦の音色が入ると、いつもと違う味で、とても新鮮でした。 みえさんが入って♪Come Fly With Me、 情感豊かに歌い上げた♪So In Love、 アップテンポで♪Love For Sale、♪Fly Me To The Moon、 剛さんに歌を手ほどきされた思い出の曲♪Over The Rainbow、 ♪Day By Day、アンコールは…剛さんが♪Body And Soul を 弾き始めました。この曲はベテランでもあまり歌いたがらない 難しい曲で、みえさんは、歌えるかしら…と言いながらも、 しっかり歌いました。 ▶週明け月曜日で、残念ながらお客さまは少なかったですが、 ミュージシャンシップを感ずる温かい素敵なステージでした。 次回は7月、この同じメンバーで出演します。応援よろしく お願いいたします。
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2014.3.19 Wed 春一番の風に 気持ちいいジャズ |
▶ようやく春一番の風が舞った夜(いつもこんなに遅かった かしら?)アルトのワンホーン・カルテット、近藤和彦(as) 今泉正明(pf)上村信(b)大坂昌彦(ds)さんの、ストレート・ アヘッドの気持ちのいいジャズを楽しみました。 ▶このレギュラーメンバーで1カ月おきに出演する近藤さん リーダーのこのカルテットは今一番脂がのっている奏者揃い。 安心して身を委ねて聴いていられるグループです。皆さんの 音楽に対する姿勢が同じで、その真剣な姿勢がよくわかる ステージなのです。名曲とオリジナル曲が程よく混ぜられた 選曲で、気持よく楽しませていただきました。 ▶1st.stage…♪Star Eyes、♪T.モンク♪Epistrophy、 ♪Stockholm Sweetnin、バラード♪Come Sundy、 梅の花をテーマにした近藤作♪Plum Blossoms。 ▶2nd.stage…近藤作♪Sweet And Pungent、 近藤さんは甲府出身ですが、今年は実家が大雪の被害にあって それで作ったという♪Deep White、♪University Place 11th St、 全ての喜びに感謝して♪Too Joy、 近藤さんアレンジのウチの「社歌」♪Body And Soul… とてもカッコいいアレンジでした !! アンコールは♪April In Paris、 ▶暖かい夜で、久し振りにいらしたジャズ好きのお客さまも いいジャズを気持良くお楽しみくださいました。
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2014.3.20 Thu 不測の事態に胸をなでおろした夜 |
▶リーダー俵山昌之(b)さんとフロントの編成とメンバーが 太田剣(as)太田朱美(fl)さんに新しく変わり福井ともみ(pf,key) 藤井学(ds)さんの新生《Tower Stasion》2回目の出演でした。 ▶善しにつけ悪しきにつけ、時々予期せぬことが起こるのが ライブ音楽の特徴ですが、昨日は早くからリハーサルをして 本番に備えていたところ、リハが終わるとすぐ、ともみさん のお母様が倒れ病院に運ばれたと連絡が入りました。彼女は すぐに駆けつけなければならず、最初のステージはピアノ 抜きの演奏になりました。 ▶もともと、ボサノバやサンバといったブラジル音楽を演奏 するためのユニットなのですがピアノ無しで…?でも皆さん 実力派ジャズ・ミュージシャン。ジャズならダイジョウブと 始めました。特にフロントの2人がしっかりしたメロディー とリズムで、予定の曲もそれなりに変えて演奏しすんなりと 事無きを得て、いい演奏のステージになりました。 ▶1st.stage…♪Wave、♪Recoda Me…ジャズの曲をボサノバ 風に変えて演奏。♪Corcovado、♪Minha Saudade、♪Setembro。 ここまで演奏したところで、ともみさんが戻られました。 お母様は点滴をしていて、しっかり意識も在り、大事では なかったようです。というわけで、ここからピアノが入って ♪Aqua De Beber。お仲間も私たちも、皆ホッとしました。 ▶2nd.stage…♪Brooklyn High、♪Zloser、俵山作♪そよ風、 ♪No More Tea、♪The Peace Song、♪Tower Samba、 アンコールは♪Sun Rise…5曲とも俵山さんの曲です。 ▶いずれも、とても綺麗なメロディーの曲で、聴きやすく、 終演後にこのユニットのアルバムをお買い上げくださった お客さまもいらっしゃいました。ともみさんは肝を冷やした 日になりましたが、でも全てが無事に終わって私も胸をなで 下ろしました。ともみさん、良かったね、お疲れさまでした。
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2014.3.21 Fri 透明感のあるカリブの風で満ちた夜 |
▶当店ではお馴染みになったジャズとしては珍しい楽器、 トニー・グッピーさんの(steelpan)と森下滋(pf) 坂崎拓也(b) 藤井伸昭(ds)さんのトリオ。戻り冬というのか冷たい風雨の 夜でしたが、カリブ海生まれの独特の透明感のある綺麗な サウンドが心地よく店内を満たしました。 ▶トニーさんはいるもニコニコ穏やかな人で、演奏している 時もご自分のメンバーを大切にしながら一緒に演奏するのを 楽しんでいるのがよく分かるステージです。レパートリーの 幅も広くて、スティール・パンでこんな曲も奏でられるのか と皆さん感心して聴かれます。初めて体験されたお客さまは 楽器に興味を持たれ、休憩時間になると近くに寄って見せて もらっていました。これもいつものことです。 ▶1st.stage…♪Lady Bird、M.ミラー♪Another Side Of Me、 ♪Good Life、7拍子の♪Seven For Twelve、 ♪Singer Song Of Songs。 ▶2nd.stage…スティールパンとピアノのデュオ♪Over Joy、 ♪Why Don't I。さあ皆さんダンスをどうぞと♪La Cumparsita、 トニー作綺麗なバラード♪Drying Skies、♪Cut A Match?、 アンコールはJ.ブラウンの♪I Got You。 ▶生憎のお天気でお客さまが少なくて…重い楽器を担いで 電車でやってきてくれるトニーさんには、お気の毒でした。 そうそう初めての黒人のお客さまがいらして、トニーさんの 関係かな、と思ってお名刺をいただいてびっくり。フラリと 立ち寄った、というボツワナ共和国の大使の方でした。 演奏が終わる頃には、雨も風もおさまっていました。
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2014.3.22 Sat 旧友たちが集まって大盛況 |
▶3月3日から帰国ツアーが始まった《TRIO'》呼称トリオッ (通称トリオ チョン)の結成10周年記念ライブは、森さんが 2年振りの帰国とあって、大勢のお客さまが応援にかけつけ 大盛況でした。森泰人(b)さんと市原康(ds)福田重男(pf)さんの 仲良しメンバーです。 ▶日本でのツアーは17ヶ所、昨夜は18回目。毎日車を運転し てのツアーでした。森さんはすぐお帰りになられるそうで、 同級生やファンの方が大勢、市原さんは大学時代のご友人が 同窓会をかねて、福田さんは毎月出演されていますが今月は このトリオだけなのでファンの方が…それぞれいらっしゃって 三人の人柄の良さが感じられる客席でした。 ▶ツアーを重ねてきただけあって、演奏は、完成度高く円熟 していて、良くスウィングし、音色が綺麗で、皆さま大いに 楽しんまれたようでした。 ▶1st.stage…♪It's Only A Paper Moon、♪Poinsiana、 ♪When Lights Are Low、♪Here's That Rainy Day、 ボサノバのリズムで♪Fotografia、♪All The Things You Are。 休憩時間はお客さまへのご挨拶回りに忙しい三人でした。 ▶2nd.stage…福田作自分の思い出♪Childfood's Dream、 森作美しいバラード♪Le Temps retrouvé、 懐かしい映画音楽♪Moonglow、 ♪What A Difference A Day Made、♪Amazing Grace、 アンコールは、市原さんのお友達が作詞作曲された曲に、 市原さんがその詞を朗読をされてから曲に入った ♪God Bless You。 ▶終演後は写真を撮ったり、同窓会の後のような雰囲気で、 皆さん、名残惜しそうに別れを惜しんで帰路につかれました。
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2014.3.23 Sun 若いエネルギーに満ちた店内 |
▶三連休の中日は マヤ・ハッチ(vo)さんと彼女が選んだ若い メンバー 宮川純(pf)小泉P克人(b)中村亮(ds)吉田サトシ(g) さんのメンバーで、若いエネルギーに満ちた演奏と、学生 さんからお年を召した方まで幅広い年齢層のお客さまで、 大いに賑わった店内でした。 ▶宮川さんはキーボードを2台持ち込み、早くから入って 入念にリハーサル。ほぼ満席の客席に、若者たちも奮い立ち 元気一杯スタンダード曲とオリジナル曲を新しいアレンジと 感性で演奏し「マヤ・ワールド」を繰り広げました。 ▶マヤさんはMC で若者たちに「人の目を気にせず恥ずかし がらず自分の思ったことを行動に移しましょうよ」と激励。 でもとても明るくピュアーな性格なので、嫌味がありません。 ▶1st.stage…マヤ&純作♪Someting New、 8ビートでスタンダード曲♪Night And Day、 ♪A Boy From Ipanema、♪But Beautiful、 マヤさんは最近、ウチにも時々いらっしゃるエグザイルの ATUSHI さんのコーラス隊の仕事をしているということで 彼の曲♪Melrose を8ビートで日本語で歌いました。 マヤ&小泉作♪Lights Camera Action。 ▶2nd.stage…♪Is It Love?、マヤ&小泉作♪We Are The Sun、 吉田アレンジの♪In A Sentimental Mood、 ♪I Can't Help It、 マヤ&吉田作♪Have You Ever Had A Feeling、 マヤ&小泉作♪I'd Like To Fly、アンコールは、 ♪上を向いて歩こう、そしてA.C.ジョビン♪Waters Of March。 ▶お客さまは、お買い上げになったCDにサインをもらったり 一緒に写真を撮ったり…マヤさんもとても嬉しそうでした。 若さってやっぱりいいですね。気持よく春を感じた夜でした。
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2014.3.24 Mon 久し振り皓正さんに大賑わいの店内 |
▶三連休最終日は、70代になってもいつまでも若々しい 日野皓正さん、若いミュージシャンを起用して活動中で、 いつも忙しく、仲々ブッキング出来なくて…昨夜やっと 実現しました。日野皓正(tp)さんと石井彰(pf)須川崇志(b) 田中徳崇(ds) 加藤一平(g)さんのグループ。 ▶皓正さんは、最近映画に出演しました。東日本復興支援 作品「MARCHING」で、彼はジャズクラブのマスター役で 出演されています。その完成披露試写会が今月29日に横浜の 関内ホールで行われますが、日野さんは都合で出られなくて 昼間当店で、そのご挨拶用のビデオ録りが行われました。 ▶物語は横浜といわき市、同じ港町の若者の友情と挑戦を 描く青春ドラマ。映画をとった中田新一監督がビデオ録り後 奥様を連れ立ってステージにもいらっしゃいました。紳士で ジャズがお好きで優しさが滲み出ていらっしゃいました。 ▶客席は、青春時代に皓正さんのファンになった方たち、 70代のお年寄りがとても多く同じ世代のスーパースターの 演奏を、皆さん目を輝かせてお聴きになっていらしたのが とても印象的でした。 ▶1st.stage…南アのマンデラ大統領が開放された時に作った ♪Free Mandela…出だしから凄いスピードで圧倒されました。 ♪Unity、♪Smile、谷川俊太郎さんの詩を朗読しながら… ♪骸骨・爆弾。日野作♪Never Forget 3.11 を皆で合唱。 ▶2nd.stage…日野作♪Mandela の後、ピアノとトランペットの デュオで40年以上前の懐かしい日野作品♪Alone Alone Alone …いい曲ですね。♪Round Midnight、そして 心のこもった ♪Body And Soul、アンコールは亡き弟さん日野元彦さんの 作った曲♪It's There。 ▶若いミュージシャンもみな素晴しく、リーダーのパワーを 活かす見事な演奏でした。私は、今スターと言われる多くの 人を見てきましたが、スターになる人は、なるべくして なっている、と昨夜もつくずく思いました。この秋にも、 出演してとお願いしていますが、とにかく忙しい方だから…
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2014.3.25 Tue 気持ちいい音のシャワーを浴びた夜 |
▶三連休明けの月曜日。赤松敏弘(vib)さんのビブラフォンを ゲストに迎えて 福井ともみ(pf)俵山昌之(b)藤井学(ds) さんの トリオは、爽やかなヴァイブの響きがピアノと良くマッチ。 気持ちのいい音のシャワーが店内に満ちました。 ▶赤松さんは昨夜が当店2回目の出演。バークレー音大で ゲーリー・バートンに師事された方ですが、ゲイリーさんは ヴァイブを4本のマレットで奏でる奏法を確立されたことで 知られるヴァイブの第一人者。赤松さんもそれをしっかり 受け継いでいます。これができる人は日本にもそういません。 ▶ともみさんと赤松さんは、市川秀男さんの門下生でもあり、 ともみさんが先輩である赤松さんとぜひ演奏したい、との リクエストで実現したものです。 ▶私は、ゲーリーさんと小曽根さんとのデュオ・コンサートを 聴いた時、サウンドが天国から下りて来たような素晴らしさで 感動で涙が溢れ出てきた思い出があります。このことを赤松 さんにお話しすると、同じことをおっしゃっていました。 とても気さくで、ユーモアのある方です。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪You Are The Sun Shine Of My Life、 ♪Shop Till You Bop。赤松さんが入って♪Reminiscence、 ♪Sound Of Focus、ともみ作♪Daily Impressions、 ♪不思議な国のアリス。 ▶2nd.stage…ピアノとヴィブラフォンのデュオ♪曲名は? (赤松さんからメールが来て赤松作♪The Gleanerでした) ヴァイブのソロでとても綺麗な♪I Loves You Porgy、 ♪トリポリの朝食…ともみさんが12年前にホテルに飾って あった絵を見て作曲したお馴染みの曲です。 ♪Nostalgia、♪3,1,4D…どんな意味ですか?と赤松さんが ともみさんに質問。すると、DreamもあればDebuもあるし いろんなDです。皆さん大笑いしました。 ベーシストスティーブ・スワローの名曲♪Ladies In Mercedes、 アンコールは♪On Green Dolphin Street。 ▶月曜日でしたが、ともみファンと赤松さんの生徒さんたち (皆さん若く綺麗な女性です)がいらっしゃって、熱心に 先生の演奏をお聴きでした。音も雰囲気も和やかな夜でした。
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2014.3.27 Thu 絶品のトリオ演奏を堪能 |
▶一昨日と明日は「臨時休業」です。これまで40年間、平日 にこんなことはほとんどありませんでした。ご心配された方 から問い合わせのお電話もいただきましたが、実は… 当店のピアノやPAなどの素晴らしい音響環境で、ぜひ音楽 パーティーをやりたいという方のお申し出があり、貸し切り 営業になったという訳です。 ▶あくまで、ジャズ・ファンとジャズ・ミュージシャンに いいライブ・ステージを提供する、というのは変わらない 当店の姿勢で、お申し出はいずれもセレブな方でしたが、 それとは関係なく、厳しい経営環境が続いている折から、 お引き受けした次第です。ご理解いただきたいと思います。 ===== ▶そんな臨時休業に挟まれた昨夜は、貴奈さんがリーダーの ピアノトリオ、宮本貴奈(pf) 川村竜(b) 奥平真吾(ds)さんです。 貴奈さんリーダーの演奏は今年初めて。彼女は帰国して以来 プロデュースや映画音楽などさまざまに活躍されていますが、 ジャズクラブで、自身が選んだメンバーでのライブはとても 楽しそうでした。 ▶貴奈さん最近は、映画音楽の作曲と演奏を3本も仕上げて います。先日の皓正さんが出演した時の私のブログでも紹介 しましたが、5月に封切られる「MARCHING」はその中の 1本。皓正さんと一緒の演奏シーンに出演もされています。 ▶奥平さんは、BSファミリーのティム・アマコスト(ts)さんと オランダやポーランドなどに欧州ツアーで一緒に行って前日 に帰国したばかりでした。真吾さんはこちらでは背が高い方 なのですが、あちらではリトル奥平と呼ばれていたそうです。 川村さんも今売れっ子のベーシストで忙しく活躍しています。 ▶そんな三人が、自分の役割を良く心得た絶妙のプレイで、 お客さまも大喜びで絶品のトリオサウンドを堪能されました。 ▶1st.stage…♪Amazing Grace、♪Whestland、 映画「MARCHING」のメインテーマ♪Walkin' Ahead、 奥平作♪Fields Of Sisal、♪Bily's Bouns。 ▶2nd.stage…映画「ふるさがえり」のテーマ♪Sunshine Days、 ♪On My Way。貴奈さんがプロデュースして録音した ヴォーカルの飯田さつきさんを客席から呼び出して ♪A Love Is Here To Stay、♪Skylark。 トリオ演奏で♪A Human Rail、♪Parisian Fhlrough Fare、 アンコールは♪Take The A-Train。 ▶この宮本貴奈トリオ、次回の出演は5月10日の土曜日です。 貴奈さんによると映画音楽特集「Lovely Cinema Music」を 企画されているそうです。同時に「結城紬キャンペーン」も 開催されるそうで、和服でご来店いただくと、結城紬小物を プレゼントしてくれるそうです。新緑の季節、和服で映画音楽 を素晴らしいトリオ演奏で聴く…何という贅沢でしょう!! さすが才媛、名プロデューサーです。私も今から楽しみです。 男性も、たまにはぜひ和服でいかがですか。
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2014.3.29 Sat ゴージャスなサウンドに和んだ店内 |
▶桜の花もほころび始めた暖かさで、ご予約を入れずに当日 来てくださったお客さまの方が多い珍しい金曜の夜の賑わい。 ウィリアムス浩子(vo)さん鈴木央紹(ts)馬場孝喜(g)林正樹(pf) 佐藤ハチ恭彦(b)柴田亮(ds)さんという豪華メンバーによる ゴージャズなサウンドを楽しみました。 ▶浩子さんは少し休暇を取ってリフレッシュされ、スリムに なり体調も良くなってとてもいい感じ。5人の男性メンバー も彼女の歌を大切にした素晴らしいサポート演奏でした。 彼女の、包み込むような柔らかくて丸い声質が周りの空気を 心地よく和ませるようです。メキシコから商用でいらした 方々も聴きほれていらっしゃいました。 ▶浩子さんのファンは、男女問わず年齢層も幅広いのが特徴。 これはきっと、ひとりでコツコツと努力されてきたことが、 いま花開いた結果に違いありません。 ▶1st.stage…♪Aqua De Beber、♪But Beautiful、 ♪Tenderly、♪A Time For Love、♪Time After Time、 スローテンポの♪Night In Tunisia。鈴木さんのテナーが浩子 さんのヴォーカルと良くマッチして馬場さんのギターとの 相性も良く、心地良いサウンドを一層引き立てました。 ▶2nd.stage…♪Someone To Watch Over You、♪Poinciana、 お誕生日のお客様へ♪Happy Birthday、 テナーをフィーチャーした♪Summertime。♪Laura、 ♪I Hear Music♪Autumn Leaves、 アンコールは♪Good-Bye、♪Night And Day。 ▶終演後は、車でないミュージシャンがお客さまとお酒を 飲みながら雑談し、気がつけば深夜2時を回っていました。 最近では珍しい風景です。浩子さんも気持よさそうでした。 ★大賑わいでスタッフも大変忙しく、写真を撮るヒマが ありませんでした。浩子さん、ごめんなさいね。 |
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2014.3.30 Sun 雰囲気のある店内いい感じのステージ |
▶年度末の週末土曜、朝には二分咲だった桜も、お店が開店 するころには満開に近く、そんな暖かさに誘われるように ペコちゃんのファンがいらっしゃり、店内をほどよく埋めて 良い感じでお楽しみいただけました。 ▶メンバーは伊藤君子(vo)さんと片倉真由子(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds)さん。先月もご紹介しましたがこのメンバーは 1月の終わりから10日間、クルーズ客船の飛鳥II号で東南アジア を回ってきたお仲間です。その楽しいお土産話を交えてのMC と、愛の歌を特集したステージが繰り広げられました。 ▶1st.stage…♪My Romance、♪Our Love Is Here To Stay、 ♪When I Full In Love、♪But Beautiful、♪It Might As Well Be Spring この歳でこの歌を歌うのはちょっと恥ずかしいわ…と ♪The First Time Ever I Saw Your Face、♪Time After Time、 曲名部分は名古屋弁で中は津軽弁と英語♪Fly Me To The Moon、 20年ぶりに歌ったという可愛い歌♪Meet Me On The Moon… ベースの紅介さんがコーラスをつけました。私も20年ぶりに 聴くペコちゃんの歌うこの曲で六本木時代を思い出しました。 ▶2nd.stage…♪Briges、♪Come Rain or Come Shine、 皆で♪さくらさくら を合唱。映画の主題歌♪The Rose… この曲は多くのアーティストがカバーしていますが、日本 でもアニメ映画「おもひでぽろぽろ」の主題歌として 都はるみさんが歌っているそうです。ペコさんが客席に 配ったプリントに英語と日本語の詞が紹介されていて、 お客さまは歌詞を目で追いながら聴いていらっしゃい ました。(邦訳「愛は花、君はその種子」) ▶真由子さんのピアノの伴奏が的を射ていて素晴しかった ♪I Only Have Eyes For You、♪Dindi、 津軽弁と英語で♪Sometimes I'm Happy、♪Love、 ♪Love For Sale、アンコールはヒット曲♪Follow Me。 盛りだくさんの「愛の歌」でした。 ▶ブルーノートに出演中のエイブラハム・ラボリエル(b)さん がパトリース・ラッシェン(Key,vo)さんと連れ立って、 ペコちゃんのステージを聴きにいらっしゃいました。 ▶エイブラハムさんはペコちゃんがスティーブ・ガットさん と一緒にブルーノート東京→大坂→博多ツアーをされた時の お仲間。パトリースさんは弾き語りもされるグラミー賞歌手。 あのメン・イン・ブラックの映画音楽も手がけ、バークリー では音楽博士号まで授与されている才媛。お二人ともやはり インテリジェンスが滲み出るような素敵な方でした。 ▶パトリースさんはバークリーでかつて真由子さんが優勝 した時のコンテストで、審査員だったことが昨夜判明し、 真由子さんも再会を喜ぶやら驚くやら。演奏もお店の雰囲気 もとても気に入ってお褒めくださり私も嬉しく思いました。
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