2013.3.1 Fri 生音で気持よく終えた2月 |
▶最終木曜日が月末と重なり《フロントページ オーケストラ》 が2月の最終日になった昨夜。レギュラーメンバーが揃って、 お客さまも大勢いらしてくださり、生音が店内に響き渡って 私も気持良く2月を終えることが出来ました。 ▶それぞれがグループを率いているリーダーが一同に集まり、 美しい生音サウンドが聴けるのはこのオーケストラならでは。 それぞれがソロを取る10人分の譜面を起こす三木さんの作業は 大変なことですが、三木さんがご自分の音楽を遺憾なく表現 出来るのも、この素晴らしいメンバーが揃えばこそです。私も 久し振りに聴いた曲も演奏され、頭の隅の方にわずかに残って いたメロディーが目を覚ましたように思い出されました。 ▶1st.stage…♪Stop And Go イントロは福田重男(pf) ソロをとったのは三木俊雄(ts)松島啓之(tp)近藤和彦(as)、 ♪Midnight Voyage ソロは浜崎航(ts)片岡雄三(tb)奥村晶(tp)、 ♪Escher's Vision ソロは山岡潤(euph)近藤和彦(as)、 ♪Saudade ソロは三木俊雄(ts)福田重男(p) ♪Echoes of The Forest イントロが上村信(b) ソロは 三木俊雄(ts)片岡雄三(tb)福田重男(pf)柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…久し振りの♪リンゴ追分 ソロは浜崎航(ss) 奥村晶(tp 福田重男(pf)、♪By Any Means Necessary ソロは松島啓之(tp)三木俊雄(ts)福田重男(pf)、 ♪If I Told A Lie ソロは片岡雄三(tb)近藤和彦(as)上村信(b)、 ♪Tarde ソロは山岡潤(euph)福田重男(pf)、♪Quantum Leap ソロは奥村晶(tp)三木俊雄(ts)浜崎航(ts)柴田亮(ds)、 アンコールは旧いスタンダードナンバー♪Time On My Hands。 ▶さあ3月です。期末で何かとお忙しくなると思いますが 疲れとストレスを発散するのにはライブジャズが一番です。 元気と活力を補いに、ぜひいらしてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.2 Sat ともみファンが雨の中しっかり応援に |
▶《福井ともみクィンテット》は、がんばり屋の福井ともみ さんが、挑戦したい音楽を演奏するためにリーダーとして クィンテットを組んだユニット。福井ともみ(pf)俵山昌之(b) 広瀬潤次(ds)岡淳(ts,fl) 高瀬龍一(tp)さんがメンバーです。 彼女がアレンジをして譜面をおこし、入念なリハーサルで 本番に臨みました。 ▶外はどしゃ降りの激しい雨で、金曜にしてはいつもの ともみさんよりお客さまは少なかったですが、ファンが しっかりいらしてくださり、男性メンバー4人も彼女の 熱意をよく理解して、気持よく演奏するステージでした。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪You Are My Sunshine Of My Life、 クィンテットでともみアレンジの♪春の小川、 ♪Shadow Of Your Smile、ともみ作♪At That Moment、 ♪The Way Look Tonight。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪The girl、♪Cheek to cheek、 ともみ作♪Round Scarp、♪314E。イントロがベースのソロ そのテクニックを遺憾なく発揮し堪能した俵山作♪Blue Sweet、 次の♪Monky Dance ではドラムソロを堪能しました。 アンコールはともみ作♪Midnight。お客さまがお帰りに なる頃には激しかった雨も上り、みなさんホットな気持で 帰路につかれました。 ▶ともみさんは小柄な体のどこから出てくるのかと思うほど エネルギュッシュに活動されていて、この2月にLAで彼女の トリオのレコーディングをしてきたばかりです。ドラムスが レオン・チャンクラーさんで、4ビートにこだわらず、 色んな曲を取り上げて録音したようですよ。この6月には 当店でその発売記念ライブがあります。楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.3 Sun マヤさんのチャーミングなステージ |
▶マヤ・ハッチ(vo) 吉田サトシ(g) 泉川貴広(pf) 清水昭好(b) ガブリエル・ワラセ(ds) さんの3月最初の週末土曜日の夜。 明るく元気の良いマヤ・ハッチさんは、バイリンギャル特有 のちょっとおかしな日本語も親しみやすく、右半分を剃り 上げた変わったヘアースタイルもチャーミングに可愛くよく 似合って、みんなを楽しませるために生まれてきたような 人なつっこい人柄で…いま人気上昇中です。 ▶ボイストレーニングの効果がしっかり出てきて、声がよく 通る気持の良いヴォーカルです。ガブリエルさんはシカゴ 在住のドラマーで、韓国の女性ポップスグループのツアーの 一員として来日中でしたが、来週シカゴに帰国することに なり、日本での最後の演奏にマヤさんと共演されました。 ▶彼はおとなしくて、とても人柄がよく、東京を随分 気に入って日本語を一生懸命勉強されていた好青年です。 きっとまた、来日するに違いありません。 ▶1st.stage…♪Tea For Two、♪Afro Blue、♪Black Bird、 難しいリズムのアレンジだった♪A Boy From Ipanema、 C.ジョビンの♪Waters Of March(3月の雨) 吉田&マヤ作♪Lost And Found、 彼女のアルバムのタイトルになっている曲♪Li'l Darlin'。 ▶2nd.stage…♪There Will Never Be Another You、 ♪Glue In Green、♪Skylark、バラード♪I Wish You Love、 吉田&マヤ作♪Have You Ever Had A Feeling、 ♪Round Midnight。 ▶アンコールは、客席に応援にいらしていた歌手仲間の TOKUさんとナオさんを呼んで、TOKUさんはフリューゲル ホーンも吹き、♪Fly Me To The Moonを3人で歌って、 賑やかに終りました。マヤさんは、持って来たCD全てを お買い上げいただいて、そんなお客さまにサインをしたり ご挨拶したり、あちこちから声をかけられ忙しそうでした。 誰からも愛させるチャーミングな性格なのですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.5 Tue 柔らかく身体にしみ込むサウンド |
▶珍しい編成ということもあって、メンバーが揃うのもそう 簡単ではなく、年に数回しかないステージの昨夜は、昨年の 夏以来となった《南青山六丁目楽団》。 ▶岡崎正典(ts)片岡雄三(tb)山岡潤(euph)紅野智彦(pf)島田剛(b) 高橋徹(ds)さんのセクステットメンバーで、岡崎さんが曲を 選びアレンジしますが、珍しい編成の三管フロントとあって 譜面を起こすのも大変なようです。でも、そのたびに新しい 曲をステージにかける熱の入れようです。 ▶なのに昨夜は、週明け月曜で予報では雨か雪になるという ことで、その影響かお客さまが少なく、ミュージシャンたち には本当にお気の毒でした。 ▶でも近々NHKで、ラジオのジャズ番組としてこのバンドの 公開録音が行われます。中低域楽器だけの新しいジャズコンボ スタイルに挑戦したこんなバンドは、他にないと思います。 バンドを組み名付け親になった私としては、嬉しい事ですが、 やはりライブ演奏にお客さまが少ないのは、残念です。 ▶1st.stage…♪All Of You、♪Black Narcissus。 ♪Nutcracker Suite Overture…これは、バレー音楽 「くるみ割り人形」の序曲をかつてD.エリントンがアレンジ していたのをさらにこのバンド用にアレンジしたもの。 美しいバラード♪I Want To Talk About You、 R.ブラウンの♪Ray's Idea。 ▶2nd.stage…♪April In Paris、♪It Ain't Necessarily So、 三管とドラムスで♪Struttin' With Some Barbecue、 バラード♪Smoke Gets In Your Eyes、 S.ロリンズ♪Wail March、アンコールは♪Do-Re-Mi。 ▶ほぼ常連さんだけの寂しい客席でしたが、気仙沼から わざわざ聴きにいらした方などジャズ好きが集まって 「こんな良い演奏にどうしてもっと大勢聴きに来ないの」 とぼやきながら聴いていらっしゃいました。ジャズは、 客席の反応次第でどんどん良くなる音楽ですからね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.6 Wed 音楽の創造性が楽しめるグループ |
▶昨夜が3回目の出演だった《STEWMAHAN》林正樹(pf)さん がリーダーの、西嶋徹(b,vin) 堀越彰(ds) アンディ・ベヴァン (ts,ss,fl,didgeridoo)さんです。 ▶楽器を遺憾なく自在に使いこなす芸達者なメンバーたちが 音楽的アイディア豊かに自分達のサウンドを楽しんで追求 しているユニットで、林さんの曲を良く演奏しますが、 昨夜は西嶋さんとアンディさんもこのバンドのための曲を 創って披露されました。 ▶アンディさんのアポリジニーの民族楽器を織り交ぜ面白い 世界が繰り広げられるのが特色。彼はその楽器を、ご自分で 作って演奏されています。テナーサックス・ソプラノサックス あるいはフルート、と吹奏楽器はほとんどモノにされている 多才で器用な方です。 ▶西嶋さんがベースのほかヴァイオリンも弾けば、タッチの 綺麗なドラマー堀越さんは、インドの大きなスチール楽器を 叩いたり…アイデアマン林さんの曲を、みんながそれぞれの 楽器と発想で音楽にしています。 ▶1st.stage…ピアニスト佐山雅弘さんにリクエストされて 作ったという♪Mの問いかけ(Mは雅弘さんですね) バンドのテーマ曲♪Stewman、♪Cluster Trip、♪うつろい。 西嶋さんの新曲でモールス信号に興味を持って作った曲 ♪Math News (?Morse=モールスかもしれません)は リズムが難しいとても凝った曲でした。 ♪Flight For The 21st。 ▶2nd.stage…イントロは西嶋さんのヴァイオリンで 途中ベースに持ち替えて演奏した♪Spirit Of The Forest、 アンディさんがテナーサックスを吹いたアンディ作 ♪Libra In A Leo Sky。♪Robotmahaでは題名通り アンディさんの(didgeridoo)をフィーチャーして不思議な ロボットの世界になりました。綺麗な曲♪なごり雪、 ♪ソタチ。アンコールは♪Zephyr(西からのそよ風の意味)。 ▶せっかくのクリエイティビティーに富んだ夜も、3月春の 足音を聞いたらめっきりお客さまの脚が遠のいてしまって… 残念な夜になりました。次回、メンバーが揃うのが、初秋に なります。ぜひお越しください。きっと、ご自分の中の ジャズの世界が広がりますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.7 Thu スルルとスピードの贅沢な演奏 |
▶《B&S スペシャルクィンテット》は名前通り当店だけの スペシャルなメンバー、近藤和彦(as) 浜崎航(ts) 椎名豊(pf) 井上陽介(b) 江藤良人(ds) さんで、もちろん演奏も、とても スペシャルでした。 ▶フロントに良く歌うサックス2本、音色もテクニックも 素晴らしく、それにしっかりしたリズム隊のピアノトリオ。 皆が持ち寄った曲をリハーサルで選び本番に臨みました。 ▶元々は女性の常連さんがぜひ聴きたい、とメンバーたちに 打診して出来上がったバンドで、昨夜が3回目の出演でした。 メンバーもすっかり意気投合して、めったに組めない人と 一緒に演奏するのを楽しんで、グルーブ・スピード・スリルに 富んだスペシャル贅沢なステージでした。 ▶1st.stage…C.ミンガス♪O.P.T、S.ジョーンズ♪Evol Deklaw Ni、 今の季節に相応しいF.ハバードの♪Up Jumped Spring、 椎名作♪Eternal、椎名作♪Movin' Forces。 ▶2nd.stage…井上作♪Wisper Fugue…あの♪Wisper Notと 同じコード進行で始まりました。 T.モンクの陽気な曲♪Skippy、浜崎作♪Touch of Angel、 R.カーク♪The Inflated Tear(溢れ出る涙) 浜崎作♪Hiding Place(隠れ家)アンコールは T.モンク♪Blue Monk。 ▶演奏曲もバラエティーに富んでいますね。とても贅沢な 時間を過ごせました。さっそく昨夜、多忙を極める売れっ子 メンバーたちの次回のスケジュールを調整して…8月1日に 決定 !! 2サックスの分厚いジャズをぜひ味わってください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.8 Fri 店内を満たした気持ちいいグルーブ |
▶大野えり(vo)さんと、このメンバーが揃わないとライブで 唄わない、というほど信頼厚く、彼女も楽しみにしていた 若井優也(pf)米木康志(b)原大力(ds)さんのトリオの昨夜。 ▶ヴォーカルと演奏者が一体となった気持の良いグルーブが 店内を満たし、ライブで歌うことが楽しくてしかたない、 そんな えりさんの気持ちが伝わってきて、自分の居場所を 再確認されたような素晴らしいステージでした。 ▶米木さんのベースの音色がこれまでと少し違っていたので 聞いてみると、今までの弦と違う弦にしたそうです。原さん との息もピッタリで気持の良い音色でした。 ▶1st.stage…♪Just In Time、♪Old Devil Moon、 ♪This Can't Be Love、D.エリントン♪Prelude To A Kiss、 ♪Just Squeeze Me、えり作♪Bird's Song。 ▶2nd.stage…珍しい♪リンゴ追分、 えり作♪In Time of Silver Rain はとてもいい名曲ですよ。 スキャットがとてもサマになっていたボサノバ ♪One Note Samba。D.エリントン♪I Got It Bad、 ♪The Song Is You。若井さんのピアニシモが美しかった ♪Once I Loved。♪Sweet Love、アンコール♪Bye Bye Blackbird。 ▶えりさんはとても勉強家で、作詞作曲もすれば、呼吸法の 本もビデオ付きで出版されたりしていますが、やっぱり歌って いる時が一番の幸せのようです。新しいCDはスタンダード曲が 中心でしたが、今度はデューク・エリントンの曲を中心にした アルバムを考えているそうです。楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.9 Sat 私も飲み過ぎたリラックスの夜 |
▶すっかりお馴染みになった山本剛(pf)香川裕史(b)大隅寿男(ds) さんの《スウィンギートリオ》はファン層の年齢層が高いのが 特長ですが、今も現役で活躍している方が多いのも特長です。 そんな方たちが疲れを癒しにいらして、リラックスして心から 音楽を楽しんでいらっしゃるのが、お顔を見ても分かります。 ▶今週は客席の寂しい日が多く私は沈んでいましたが、昨夜も 当店を古くから応援してくださっている方が多くいらっしゃり 心が緩んだのか誘われるままに飲み過ぎてしまいました。で、 悪ノリして剛さんのピアノでヘタな歌まで唄ってしまって… facebookにその写真が載っているのを見て恥ずかしくなって しまいました。 ▶幸いお客さまがお帰りになった後で、聴かれたのは5,6人の ヘタを良く知っていらっしゃる方ばかりで助かりました。 いい歳をして、私、いつまでたってもダメですね、猛反省中 !! ▶ステージはいつものように終始リラックスした演奏で、 リクエストに応えたり「山本節」の定番を楽しみました。 私もメモをとれなかったので、ベースの香川裕史さんが記憶を たよりに演奏曲をメールしてくださいました。 ▶1st.stage…♪Billy、♪Misty、♪Mr.P.C.、 ♪My Foolish Heart、♪Swinging' Trio's Blues、 ♪Cleopatra's Dream。 ▶2nd.stage…♪My Funny Valentine、 ♪Lovin' Touch、♪Everything、♪Caravan、 ♪Body And Soul、♪Dinah(旦那飲ませてちょうダイナ) アンコールは♪That's All。 ▶次回は、いつもと違って、久しぶりにリリースされたCD 「ジェントル ブルース」の発売記念ライブです !! 4月1日(月)。 エイプリル・フールですが、大真面目です。ぜひいらして 応援よろしくお願い致します。 |
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2013.3.10 Sun 進化したジャズに酔った夜 |
▶前夜と違ってジャズに酔った【BODY&SOUL スペシャル】 シャイ・マエストロ(pf) デスモンド・ホワイト(b) ジブ・ ラビッツ(ds)さん。シャイさんはイスラエル出身。同じ出身の アビシャビ・コーエン(b)バンドでレギュラーピアニストとして 注目を浴び、昨年出したリーダーアルバムが話題となった NYで活躍している新進気鋭のピアニスト、そのトリオです。 ▶シャイさんのオリジナル曲だけが演奏されましたが、その 独創性とサウンドの深さや幅に感動しました。メンバーも 自分達の信じてる音を魂を込めて演奏し、聴く者の心を しっかりつかみます。店内は皆さん1音も聴き逃さないぞ、 という感じで静まりかえり、時々拍手と歓声が上がりました。 ▶オリジナル曲だけでお客さまに感動を与え、心に届いてくる のはさすが今注目のミュージシャンたちです !! 気持の良い 充実した時間を過ごすことができました。最近はイスラエルの ミュージシャンの活躍が多くなり、世界を股にかけて演奏 されています。ジャズにも国籍や国境がなくなり、ミュージ シャンもジャズもどんどん進化しているのを再認識しました。 ▶1st.stage…♪Sleeping、♪ZWV、♪Cinemagy、 ♪Yavosi、♪Angelo、♪Paintig、♪ Lethal Athlete、♪Paladox。 ▶2nd.stage…♪Gal、♪Brale、♪It Just Pin、♪Yavosa、 ♪Angelo、ピアノソロで♪Kacli、トリオで♪Shope、 ♪アンコール1曲(スペルなどミスがあったらゴメンナサイ。 書いていただいた曲名メモも、かなり独創的な達筆で…) ▶お客さまがお帰りになる時に「ぜひまた呼んで下さい」 と何人もの方にリクエストをいただきました。お店の片付けが 終りスタッフも私も気持の良い疲れ。皆大満足の週末でした。 (スタッフもゆっくり写真を撮れないほど大忙し…かわりに facebookで見られるようです) ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.12 Tue ハプニングステージを楽しんだ夜 |
▶NYから帰国中の中井さん田井中さんによる昨夜のメンバー 中井勉(g) 片倉真由子(pf) 中村健吾(b) 田井中福司(ds) さんは、 ピアノが吉岡秀晃さんでしたが体調を崩され、急遽、真由子 さんになりました。田井中さんは40年ほどNY在住で、ルー・ ドナルドソンのバンドのレギュラードラマーです。全員がNYで 長く暮らし活躍した方ばかり。 ▶お店に出るとすぐ、渡辺貞夫さんがいらっしゃったので ビックリ。JFK空港で中井さんに道を聞いたのが縁でお知り合い になられ、中井さんが頂いた名刺に昨夜のことをメールしたら お嬢さんとアメリカ人のピアノを弾く学者と日本人の方4名で いらしてくれました。しかも楽器 持参で…飛び入り出演です。 ▶そうこうしていると、今度は今ブルーノート東京に出ている ケニー・バロン(pf) 北川潔(b) ジョナサン・ブレーク(ds) さんが 昨夜がオフだったようで、遊びにいらしてくださいました。 ケニーさんはジュリヤードで真由子さんの先生だった方で、 彼女も大喜び。ジョナサンさんは、貞夫さんのバンドで何回も 共演している仲ですが…昨夜は全くの偶然だったようです。 ▶今度はそこにTOKUさんが現れて、お店の中は、お盆と お正月が一緒に来たようなステージで、大賑わいでした。 思わぬハプニング・ステージに、居合わせたお客さまたちは 大儲けしたような気分になった昨夜のお店でした。 ▶1st.stage…♪Sweet And Lovely ♪So Do It(W.モンゴメリー) ♪Blue 'n' Boogie…渡辺貞夫さんが入りました。 ♪Stella By Starlight…渡辺貞夫さんとTOKUさんが入りました。 ♪レギュラーメンバーで題名が分からないバラード (You leave me breathlessでした) ▶2nd.stage… ♪おぼえていない曲(Gnidでした) ♪How Deep Is The Ocean…ケニーバロン・トリオに TOKUさんが入りました。 ♪レギュラーメンバーでバートバカラックの曲 (This guys love in with youでした) ♪But Beautiful ♪Will You Still Be Mine?…TOKUさんが入りました。 ♪アンコールは、St.Thomas。 ▶田井中さんは昨夜が帰国ツアーの最後で、今朝NYに発たれ 今頃は機中の人。中井さんは京都の実家に帰ってからNYに。 今現在は車中の人。連絡できず、演奏曲はほとんど真由子 さんに教わりました。お店が大賑わいでメモとるヒマなく 忙しく動きながら聴いていると、曲は知っているのに題名が 思い出せない…情けない今日このごろの私です。 (カッコ内は中井さんが先ほど送ってくださいました) ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.13 Wed 【哀悼 ご冥福をお祈り致します】 |
▶長年ジャズクラブを経営していて、数あるライブハウスの 中にあって、これだけは自負できる譲れないものがあります。 それは当店のピアノの音の響きの良さです。多くのピアニスト も認めてくれて、ここのピアノを弾くのは楽しい、と言って くれますが、それを長年、陰で支えてくれたのが、日本一の 調律師、並ぶ人のない、小沼則仁さんです。 ▶日本一は決して大げさではありません。ブルーノート東京 に来日して演奏する多くのピアニストはじめ、私の知り合い だけでもそうそうたるピアニストから、信頼されご指名が かかる凄い方で、彼の手にかかるとピアノが演奏者の個性 にあわせて鳴り響くほどになります。 ▶ピアニストばかりでなくペコちゃんはじめヴォーカリスト も数え上げるとキリがありませんが、コンサートがどこで 行われようが、彼の調律を受けていないピアノは弾けない、 唄えない、というほど信頼され、海外ツアーに同行されたり 海外にも呼ばれる世界的調律師なのです。 ▶当店には小曽根さんからご紹介されたのですが、そんな 凄い方ですからとてもウチのような小さなお店には…と 思ったのですが、気さくに快く引き受けてくださり、 週に2回ほど、あるいはスペシャルなステージの前には お願いするとやってきて、もう何年も、ピアノと会話する ように調律してくださっていました。 ▶その小沼さんが、まだ65歳の若さで亡くなられました。 一昨年癌が見つかり手術をされ、転移癌を抗癌剤で治療 されていたのですが…とうとう命尽きてしまわれました。 闘病中もつい最近まで、ミュージシャンからご指名が あると、病床から出掛けてお仕事をされる、律儀で頑固で でも心優しい、本当の職人気質の方。 ▶最後は高熱で意識もほとんどなかったそうですが、実は その日がお嬢さんの結婚式で、式が終わったその夜、安心 されたように息をひきとられたそうです。 ▶昨夜のお通夜には、無宗教の祭壇に、チック・コリア、 ハービー・ハンコック、デイブ・クルーシー、ボブ・ディラン、 ジョー・サンプル、小曽根真ご夫妻、上原ひろみ、矢野顕子、 大西順子、塩谷哲、島健、伊藤君子さん…等、そうそうたる お名前のお花がありました。 ▶美しいピアノの演奏が流れて、上原ひろみさんと矢野顕子 さんの歌♪ありがとう を聴きながら、私は、ピアノの調律 のあとタバコを美味しそうに吸う姿が思い出され、思わず 涙が止まらなくなってしまいました。倒れられたあとも 止めなかったほどタバコがお好きでした。 ▶本当に彼らしいお通夜でした。その帰りブルーノート 東京にペコちゃんと立ち寄り、ケニーバロントリオの演奏を 聴きながらも、いつもそこに立っておられた小沼さんの姿を 二人で思い出していました。 ▶本当に惜しい方が天国に逝ってしまわれました。これから ピアニストたちも、困るんじゃないかしら…病床にいる彼に 来てもらったくらいですから… 天国ではピアノの音を 聴きながら、どうか安らかにお眠りください。 合掌 |
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2013.3.13 Wed 素晴らしのに なぜかしら… |
▶ドラマーがリーダーのメンバー奥平真吾(ds) 宮川純(pf) 生沼邦夫(b) 太田剣(as)さんのユニット《THE FORCE》 1年ぶりに近い久し振りの出演でした。 ▶でも、お客さまが少なくて、ミュージシャンにはお気の毒 でした。才能ある若いミュージシャンたちを集め、NYで長年 活躍したドラマーがリーダーで、しかりしたサウンドで、 仙台と札幌からいらっしゃったお客さまが「さすが東京は 凄い演奏しているねぇ」と感心されたほど素晴らしい演奏で… ジャズ好きにはたまらない魅力がある、と思うのですが… ▶1st.stage…♪I Don't Know What Time It Was、 ♪Skating In Central Park、奥平作♪McCoy Next Block、 ♪Old Folks、♪Locomotive。 ▶休憩時間にNYから着いたばかりの女性ヴァイオリニストが 真吾さんを訪ねてお店にやってきました。藤 深智(フジ ミチ) さんと言ってNYでジュニア・マンス(pf)のバンドのレギュラーで 仕事をされていて、彼から頼まれ、私にCDを届けにいらして くださったのです。2nd ステージに飛び入りして一緒に演奏。 ▶2nd stage…♪Tenor Madness。太田さんがソプラノサックス でD.ガレスビーの♪Tin Tin Deo…藤さんリズム感が素晴らしく よくグルーブしていました。レギュラーメンバーで バラード♪Tenderly …太田さんはアルトサックス。 奥平作♪Moconde、♪Fields Of Sisal、 ▶近々、2枚目のアルバムも発売されるようです。 応援よろしくお願いします。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.14 Thu 心に染み入るサックスクァルテット |
▶辛島文雄(pf)工藤精(b)小松伸之(ds)さんのトリオに、辛島 さんが絶大な信頼を寄せている池田篤(as)さんが、肺癌を 克服して復帰し、昨夜ちょうど1年が経ったクァルテット。 ▶池田さんの検診も3カ月が半年に1度になり、外見も前と 変わらず優しい顔立ちで、大病を患った人とは思えないほど。 柔らかみのある太い音が、心にスーッと入って来て、とても 気持の良い演奏でした。まずは一安心。 ▶曲は辛島さんが決め、まず音を弾き出し、それを聴いて 皆が続きます。正統派ジャズ「名曲集」のような選曲でした。 ▶1st.stage…♪I Hear A Rhapsody、♪ノルエーの森、 ♪Blue Monk、心のこもった♪Body And Soul、♪Oleo。 ▶2nd.stage…♪Speak Low、春の曲♪Up Junped Spring、 バラード♪Can That Dream、♪Recorder Me、 ピアノイントロから♪Gergia On My Mind、 ♪Bird like、♪Round midnght。 ▶体が飛ばされそうな風の強い雨降る夜で、昨夜も客席は 空いていましたが、店内には暖かい空気が流れていました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.15 Fri 柔らかな音が良くスウィング |
▶世界でもスティール・パンのジャズ奏者は(多分)、トニーさん だけだと思いますが…トニー・グッピー(steelpan)さんと、 伊藤志宏(pf)中村健吾(b)藤井伸昭(ds)さんの昨夜のステージ。 ▶伊藤さん藤井さんはトニーさんとは時々演奏されていますが 健吾さんは初めて。伊藤さん藤井さんとも初共演でした。 でも、リハですぐに打ち解けて、トニーさんの素晴らしさに 感動し、素晴らしいステージになりました。さすが健吾さん 音楽に対する対応の早さに、メンバー皆さん驚いていました。 ▶1st.stage…C.コリア♪Matrix、♪Seven For Twelve…お客さまは このとても難しいリズムを楽しみました。♪Dplphn Dance。 スチールパンが美しいメロディーを奏でたトニーさんの作品 ♪Look Inside Yourself。そして♪Hi Fly。 ▶2nd.stage…♪Moon and Sound、♪Sing A Song A Song、 トニー作 綺麗な曲♪Crying Skies。C.コリア♪Windows Blues、 ♪Bags Groove、C.コリア♪Got A Mach?、 アンコールは♪Besame Mucho。トニーさんを中心に、 メンバーがひとつになって気持を込め、柔らかなスティール パンの音が良くスウィングするステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.16 Sat 特大のバースデイケーキにビックリ |
▶佐々木優花(fl) さんの帰国バースデイライブ。彼女はNY ニュースクール大学で(マヤ・ハッチさんとか、最近ここの 出身が多いですね)往年の懐かしいフルート奏者フランク・ ウェスのレッスンを受けていたそうです。90歳を超えられ まだお元気そうです。 ▶メンバーは井上智(g) 増原巖(b) 横山和明(ds) さん。井上 さんもここで先生をされていました。その関係で帰国すると このメンバーで活動。昨年は帰国してアルバムも制作され、 当店で記念ライブを行いました。 ▶チャリティーコンサートやライブなど日本での活動が多く、 日本にはすでに後援会もできていて、昨夜も、出身地である 青森から大勢の方が応援にいらっしゃいました。大和撫子と いった感じの綺麗なお嬢さんです。 ▶1st.ステージが終わると、♪ハッピーバースデーのお祝い。 なんと増原さん、横山さんも2,3日違いの誕生日ということで 三人の誕生日を一緒に祝ってみんなで歌いました。その バースデイケーキの大きなこと !! 男性二人で運び込まれると、 みなさまから思わずワーッと歓声が沸きおこりました。 ▶なんと120人分のケーキで、切るのも大変。満席の皆さんに お配りしてもまだ半分くらい余ってしまい、お持ち帰りして いただきましたがまだ余るくらい。私もスタッフも、今まで こんなにケーキを食べた事がないほどごちそうになりました。 甘さ控えめで、とてもおいしいケーキでした。 ▶1st.stage… 1、Billys Bouns(チャーリーパーカー作) 2、Waltz#3(優花作) 3、Dancers in Love(D.エリントン作) 4、Subconscious-Lee(リー・コニッツ作) (アップテンポの凝った難しい曲) 5、Waltz#2(優花作) 6、Okubo Thing(優花作、大久保の印象を曲にしたもの) ▶2nd.stage… 1、All the things you are(井上トリオで ) 2、How Insensitive(ジョピン作) 3、Sumba de Orphe(ボンファ作) 4、Black Orphe(ボンファ作) 5、Song for Koto(井上作、和楽器琴のための曲) 6、Bluse for Flute(優花作) アンコールは、♪Caravan(D.エリントン) ▶大賑わいの店内で曲名メモを忘れてきてしまい、優花さんに メールしていただきました。彼女はこの4月にはNYに戻り、 帰国したらここでライブをしたいから、予定が決まったら 連絡くださるとのこと。次回は、いつ、どんな新しい曲が 出来ているか、楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.17 Sun イメチェン中で花粉症のマーヤさん |
▶グレース・マーヤ(vo,pf)坂崎拓也(b)今泉総之輔(ds)さんの 昨夜はいつもと違ってギターレスのトリオでした。そして ヘアースタイルもトレードマークの帽子も、ガラッと変えて イメージチェンジされていました。ストレートな短い前髪、 編んだベレー帽、今流行のボロボロのジーンズ…久しぶりに いらしたお客さまは、一瞬、分からなかったようです。 ▶でも、ステージはいつものように、ワインを飲みながら、 お客さまに話し掛けながらのリラックスしたステージ。 ギターレスの編成を坂崎さん今泉さんが一生懸命フォロー されていました。歌が鼻声だったのは、花粉症のせいです。 ▶1st.stage…♪Save The Last Dance For Me、 ♪Kiss Of Life、♪Fever、♪You Are So Beautful、 ♪It Might As Well Be Spring、♪Wonder Wall。 ▶2nd.stage…♪Take The A-Train、♪Poinsiana、 ♪Cold Cold Heart、♪Come Away With Me、♪High & Dry。 ▶遊びにいらしていた守屋純子さんを呼出してD.ブルーベック ♪In Your Own Sweet Way を守屋さんのピアノの伴奏で、 ヴォーカリストとして歌いました。まったくタイプの違う ピアノの演奏に接して、皆さんとても感動されていました。 その後、マーヤさんの弾き語りにもどり♪さくらさくら〜 ♪Amazing Grace。 ▶この時期、ほんとに花粉症は大変です。私も毎日、鼻水と 涙でティッシュが手放せませんが、シンガーの皆さんは、 もっと大変でしょうね。早く過ぎ去ってほしいものですね。 P.S. 女性にとって、お化粧も崩れる花粉症の顔は、あまり 見せたくないものですよね。ステージ写真は、遠慮させて いただきました。 |
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2013.3.19 Tue 音の広がりが素晴らしいデュオ |
▶片倉真由子(pf)さんと中村健吾(b)さんの、本邦初のデュオ。 お二人は、健吾さんがCD発売の時、NYから帰国したばかりの 真由子さんを選んでツアーをした信頼の仲で、ともにNYの 厳しいジャズの世界で経験を積んでいます。 ▶バークレー在学中、真由子さんはケニー・バロンさんに 憧れて名門ジュリヤードを受験したんだそうですが、その時の 試験官がケニーさんで、彼にピアノを聴いてもらえるなら 落ちても本望、と課題曲を弾くと、ケニーさんに ♪Body And Soulを弾けるか、と聞かれ弾いたそうです。 ▶ジュリヤードから合格通知が来た時には、長年の夢が叶って 信じられなかったそうですが、♪Body And Soulを弾かせた時は ケニーさんは合格のサインを出していたんだ、と、ご本人から、 つい先日聞かされたそうです。(ケニーさんも当店のことを 思い出してくれていたのかしら…) ▶昨夜はデュオでしたので、いろんなエピソードの入ったMCも 聞かせていただきました。二人とも終始ニコニコしながら、 楽しみながらの演奏で、ピアノが良く響いてベースの音色と 良くマッチし、息のあった素晴らしいデュオを聴けました。 ▶1st.stage…♪Nostalgia In Times Square、 ♪Someday My Prince Will Come、 ♪Do You Know What It Means To Miss New Orieans、 ♪These Are Soulful Day、 ゆったりしたテンポの♪I Remember April、♪Rey's Idia。 ▶2nd.stage…D.エリントン♪Pitter Panther Patter、 B.ストレイホーン♪Isfhan、 ♪I'll Never Been Lobe Befor、♪Straight No Chaser、 健吾作名曲♪Hope、♪The Good Life。アンコールは、 O.ピーターソン♪Hymn to Freedom 自由への讃歌。 ▶お客さまは、残念なことにわずかでしたが、嵐の警戒予報 が出ていたから仕方ないですね。でも、このデュオは絶対に 聴き逃したくない、そんな方たちばかりで、本当に熱心に 聴いていらっしゃいました。お帰りになるころは風と雨が 激しくなりましたが、素晴らしい音楽をお聴きになって、 私同様、そんな事もあまり気にならなかったようです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.20 Wed 華やかな中に緊張感のある演奏 |
▶《Tower Station》俵山昌之(b) 福井ともみ(pf,e-pf) 藤井学(ds)市原ひかり(tp,flh)纐纈歩美(as,ss)さん。メンバーに 三人も女性がいると、ステージがとても華やかです。 ▶小柄なひかりさんは、いつも独特のファッションセンス。 歩美さんもいつもヘアースタイルが違って、時々、誰なのか わからないくらいですが、これは趣味だそうです。髪が豊かな 若い人は髪型がいろいろ楽しめて羨ましいわ。 ▶ともみさんも小柄な身体に似合わないエネルギッシュで、 活動的な美人です。でも皆さん、音楽に対してとても前向きで、 起用した俵山さんは、女性を見る目が高いですね。 ▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、 バンドのテーマソング♪Tower Samba、♪そよ風、 ジルベルト・ジル♪Eu Vim Da Bahia、 A.Cジョビン♪Eu Sei Que Vou Te Amar、俵山作♪Sunrise。 ▶2nd.stage…ジョビン♪Ela é Carioca、♪Batucada Surgiu、 俵山作♪風の詩、C.コーン♪Brasilified、 俵山作♪すばらしき夢、B.パウエル♪Berimbau…この曲だけ ともみさんはピアノを弾きました。他は全てエレピでした。 アンコールは、♪The Peace Song。 ▶ひかりさんと歩美さんは曲によってtp、flh、as、ss…を 持ち替えての演奏でした。昨夜はお休み前とあって、予約 なくいらっしゃった方も多く、そんな方は、フロントで若い 女性が管楽器をしっかり吹いているのを見て聴いて、とても 感心されていました。 ▶全ての演奏曲がメロディーが綺麗で、気持の良いリズムで とても聴きやすく、心地の良い夜でした。来月12日は、この 《Tower Station》のアルバム発売記念ライブになります。 ぜひ応援しに来てくださいね。女性三人にサインをもらった CDは、なかなか貴重なものになると思いますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.21 Thu 新しい感じで聴けたお馴染みの曲 |
▶トリオとしては当店初登場の丈青(pf)楠井五月(b)斉藤良(ds) さんの若者トリオは、生憎の雨に見舞われてしまいました。 斉藤さんは当店初出演だと思っていたのですが…聞いてみると 本田竹広さんがご健在だった頃、出演された事がおありとか。 ▶タッチが綺麗で周りの音を良く聴いて叩く「音楽的な」 ドラムでした。丈青さんとは永いお付き合いだそうです。 丈青さんのピアノはタッチが綺麗で自分の世界を持っている お洒落なピアニストです。五月さんは、最近一緒に演奏する ようになった丈青さんが、お気に入りのベーシスト。 ▶ピアノトリオにもいろいろなカラーがあります。昨夜は ジャズの名曲が多く演奏されましたが…お馴染みの曲も ひと味もふた味も違う、味わいの深い演奏で、このトリオ ならではのサウンドでした。 ▶1st.stage…C.コリア♪Matrix、H.ハンコック♪Dolphin Dance、 M.デビス♪Tu Tu…マイルスのを彷彿させるカッコ良さでした。 J.コルトレー作♪Gaiants Step。そして綺麗なピアノイントロ から入った♪Body And Soul…ジャズの演奏の時には、 必ず弾く曲、ということでした。嬉しいですね。 ▶2nd.stage…♪Ther Will Never Be Another You、 J.コルトレーン♪Razy Bird、B.エバンス♪Blue In Greem、 ♪Autumn Leaves、アンコールは♪Blue Monk。 ▶祭日でしたがファンの方はいらしてくださいました。女性の ファンが多いですね。皆さまお帰りになる頃には雨がやんで 演奏の余韻が残る中、帰路につかれました。次回の出演は 真夏、7月10日水曜日に決まりました。特にお馴染みの曲は 色んなピアノトリオで聴いてみると、新しい発見があるかも しれません。それもライブジャズの良さ・楽しさですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.22 Fri ミュージシャンならではの誕生日祝い |
▶チンさんこと、鈴木良雄さんの67才の誕生日ライブは 多くのお知り合いがお祝いにいらっしゃって大盛況でした。 彼が《BASS TALK》鈴木良雄(b)野力奏一(pf)岡部洋一(per) 井上信平(fl)さんとユニットを組んで12年。 ▶チンさんの曲を野力さんがアレンジして、岡部さんと 井上さんが彩りをつけるバランスのいい美しいサウンドです。 ずっと日本の香りのするジャズを追求し、森や湿原だったり、 妖精が出て来たり…音楽の中にさまざまな場面が見える そんな曲作りがされていて、ジャズをあまり聴かない人にも 十分に楽しめる音楽です。 ▶昨夜は、チンさんの生まれ故郷、長野県の木曽からも中学、 高校、大学のお友達もいらっしゃって誕生日を一緒にお祝い しました。お酒が好きなチンさんらしく、お酒のプレゼントが 多く、チンさんも大喜びでした。 ▶1st.stage…♪Saint-Emillion、♪New York Blue、 ♪Fairy Talk、♪Ceu Azul=Blue Sky、 ♪Dancing Luna、♪Pantanal (ブラジルの大湿原)… 信平さんが色んな物を使って、湿原の動物の音を出しました。 ▶2nd.stage…♪Touch of Spring、♪Fairy's Dance、 ♪Eastern Town、♪Happy Anniversary、♪Koma (木曽駒ヶ岳)、 自分のために♪For Your Birthday (♪For My Birthday ですね)、 アンコールはブルース♪Oh! Gee。 ▶お弟子さんにベースを弾いてもらって、チンさんお得意の スキャットを披露したり…ミュージシャンならではの楽しい 誕生日のライブでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.23 Sat 落ち着いた上品なステージ |
▶鈴木央紹(ts)後藤浩二(pf)生沼郁夫(b) 柴田亮(ds) さんの バックメンバーでステージに登場した昨夜のウィリアムス 浩子(vo)さんは、ウェストに黒のベルトのようなアクセント があるベージュのシルクのワンピース姿。すっきりとして、 春らしい素敵な装いでした。 ▶彼女の歌は、美しい角のないまるい声で、メロディーを 大切にしたストレートな歌唱なので、とても解りやすく、 耳に心地よく響いてきます。「歌伴」の上手さでは定評の ある央紹さんのテナーや、繊細な後藤さんのピアノとも しっくりと合って、浩子さんも気持よさそうでした。 ▶1st.stage… ♪Close to you、♪Speak low、♪Fly me to the moon、 ♪Spring can really hang you up the most、 ♪My favorite things、♪Seasons of love、♪Skylark。 ▶2nd.stage… お客様のリクエストに応えたインスト曲 ♪The one and only love、 浩子さんが入って♪Old devil moon、♪Tea for two、 ♪Mona Lisa、♪Softly as in a morning sunrise、 ♪Flamingo、♪Love for sale、アンコールは 彼女の定番ともなっている曲 ♪A Nightingale sang in Berkeley Square。 ▶私が曲名メモを忘れてしまったので、浩子さんに確認の 電話をしたら、もう九州からでした。忙しい中、浩子さん 曲名メールありがとう。きっとそこでも「淑女のバラード」 人気になりますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.24 Sun 外人客の多かった週末の夜 |
▶チャリート(vo) 福田重男(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds)さん、 メンバーはそれぞれ共演されていますが、このメンバーで 一緒にやるのは初めてでした。でも、少しのリハーサルで 長年一緒に演奏していたように意気がぴったり合い、それに 乗ってチャリートさんが、自在に自由に歌うステージでした。 ▶彼女が、バラエティーに富んだレパートリーを情感豊かに 歌い上げるステージを、演奏者も楽しみながら、客席と一体 となって楽しんだ週末の店内。客席には外国人の方も多く、 ワシントンDCからいらした方が、BODY&SOUL はワシントン DCでも有名ですよ、とおっしゃってお食事をされ、最後まで 楽しんで行かれました。嬉しいことですね。 ▶1st.stage…♪Whach What Happens、 ♪You Must Beleive It Spring、♪Nica's Dream、 ファンク調の♪God Bless The Child、♪I've Got Just About Everything、バラード♪Say It、♪My Shining Hour。 ▶2nd.stage…ファンク調の♪You Don't Know What Love Is、 ♪You've Changed、♪Black Coffee、 最新アルバム「Affair to Remember」にも入っている M.ルグランの♪How Do You Keep The Music。 ♪That's All、♪Save You Love Me、♪Girl Talk、 アンコールは♪Affer To Remember。 ▶世界を股にかけて活躍するチャリートさんですが、来週は ロスとサンフランのクラブに出演するため旅立ちます。その エネルギッシュな活動ぶりには、いつもながら感心します。 どんな土産話が聞かれるか、楽しみですね。 P.S. 手違いにより当夜の写真はございません。ゴメンナサイね。 |
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2013.3.25 Mon 楽しい雰囲気も満開した春の宵 |
▶予報や平年よりかなり早く、過去最速で開いた桜が満開で 何となくウキウキした気分の日曜日の夜、【Sunday Special】 だった《TOKUバンド》、TOKU(vo,flh) さんと、秋田慎治(pf) 佐藤ハチ恭彦(b)藤井伸昭(ds)荻原亮(g) さんのステージは、 大勢のファンで大賑わい。 ▶地方からもいらしてくれて、客席には久しぶりのお顔も ちらほら。デビューから12年経ったこのメンバーの中には、 結婚してパパになった人が二人、待ち望んでいる人が一人… 独身で残っている人はTOKUさんほかニ人になり、久しぶりの 方も印象を新たにされたでしょうね。 ▶気心知れた仲間とそんなお客さまを前にしたステージは、 とてもリラックスして、客席からは笑い声や掛け声がかかり、 春の宵を皆さん大いに楽しまれた、賑やかな店内でした。 ▶1st.stage…J.テイラー♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、 S.ワンダー♪I Can't Help It、♪Knocks Me Off My Feet、 C.ポーター♪I Love You、S.ワンダー♪Over Joyed、 C.ポーター♪Night And Day。 ▶2nd.stage…♪Moon Light、A.C.ジョビン♪Dindi、 S.ワンダー♪You've Got It Bad Girl、 T.ウルフ♪Spring Really Hang You Up The Most、 H.ラカジェ♪Amapola、S.ワンダー♪Part-Time Lover、 E.クラプトン♪Wonderful Tonight、シャディー♪Kiss of Life、 ベースとデュオで♪Fly Me To The Moon、 アンコールはS.ワンダー♪My Shelly Amor。 ▶春休みとあって客席には、ドラムを習っているお子さん 男女二人や、ヴォーカルを習っている小学4年生のお嬢さん… が親御さんと一緒に聴きにいらしていて、興味津々で熱心に 聴いていました。幅広い層に人気者のTOKUさん、今、新しい CDを制作中です。さて、どんな新境地のCDか楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.26 Tue スリルとスピード感溢れる演奏を堪能 |
▶激しい雨の上、花冷えと言うんでしょうか冬に逆もどり した寒い昨夜。松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)上村信(b) 広瀬潤次(ds)さんの実力派クィンテットの客席はガラガラで… ▶「○○殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればいい」… ミュージシャンもジャズクラブも、雨には勝てない時代に なったのかしら。昔は、こんなに天候に左右されることは ない業界だったように思うのですが…アベノミックスはまだ 始まったばかり。長年のデフレ経済で身についた気分や行動 から脱却するのは、そう容易なことではなさそうですね。 ▶でも昨夜の「月末の週明け雨の月曜日」のような悪条件 のお店には、熱烈なファンや、ジャズが本当に好きな方が いらっしゃいます。ミュージシャンの間では当店のお客様が 上質であることも定評があり(おかげさまでこれは当店の 自慢のひとつですが)少なくとも当店で演奏する時には、 聴衆が少ないからといって、手を抜く演奏者は誰もいません。 ▶昨夜もミュージシャンは、悪条件の中いらしてくれた方の 熱意に応えて大熱演。店内はスリルとスピード感に包まれ、 いらした方にとっては、まるで自分のためだけに演奏して くれているようで、しびれます。ジャズファンにとっては、 こんな夜こそジャズを思う存分に堪能する穴場(穴時?) かもしれませんよ。 ▶1st.stage…W.ショーターの♪The Summit …出だしから もの凄いスピード感の演奏でした。♪Just You Just Me、 アルトサックスをフィーチャーしてB.ヤング♪My Foolish Heart、 小気味良いテンポでN.アダレー♪Teaneck。 ▶2nd.stage…松島作♪Blues Like This、 F.ハバード♪Up Jumped Spring、トランペットを フィーチャーしたバラード♪Laura はとても素敵でした。 アップテンポの♪Crazeology、アンコールは♪I Remember April。 ▶こんな素晴らしい熱の入った演奏なのに、聴く人が少なくて もったいないですね、と嘆いていらした方は山形からはるばる 当店にいらしたお客さまでした。都内の方に聞いてほしい 言葉を残してお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.27 Wed お忙しい中も福田ファンはしっかり… |
▶みなさん年度末でお忙しいようですね。最近は特に残業を されている方も多いようで、ゆっくりとジャズを聴く時間を 作るのも大変のようです。そんな中、昨夜はこのトリオ 福田重男(pf)上村信(b) 奥平真吾(ds)さんに、ファンの方が しっかり駆けつけてくださいました。 ▶いつも福田さんのファンは女性が多いのですが、昨夜は 男性お一人でいらした方も多く、よくスイングする綺麗な トリオ演奏を楽しんで、ストレスを解消されたようでした。 ▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、C.コリア♪Fingerprints、 福田作♪You Can Take You Can Give、♪ Fascinating Rhythm、 G.ガーシュインの♪I Loves You Porgy…私は福田さんが奏でる この曲を初めて聴きました。福田作♪Pretty Blues。 ▶2nd.stage…福田作♪Photograph、♪Rache'ls Lament、 D.ガレスビー♪Birk's Works、 奇麗な3拍子の曲 W.ショーター♪Miyako、 P.マッカートニー♪Blackbird、K.ジャレット♪Bop-Be、 アンコールは♪Do Nothing Till You Hear From Me。 ▶気持の良い美しいトリオサウンドを堪能して、日頃、 お忙しい皆さまのお顔もほころんでいるように見えました。 iPadを出して演奏曲の譜面を見ながら、熱心に聴いて いる方もいらっしゃいましたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.28 Thu 大盛況だった裕香さんの発売記念 |
▶裕香さんの2枚目のアルバム「Dois Yuka Ueda」の発売は 一昨日3月26日、まだ湯気の立っているCDの記念ライブです。 レコーディングメンバーと同じ出演メンバーで、上田裕香(vo) 大口純一郎(pf)織原良次(b)小松伸之(ds)ジョー・ダ・バビロニア (cavaqunho)さんです(スケジュー表にはなっかったのですが) …ジョーさんは、歌も唄われるれっきとした日本人で、この 楽器はギターかマンドリンのようなブラジルの4弦楽器。 ▶このアルバムのジャケットは、2007年に、1ヵ月間リオの カーニバルに出演したときの衣装だそうで、持ち帰ってきて 実家にあったのを思い出し、ジャケット写真で使ったとか。 こんなに大きく重そうな物をつけてサンバを踊るのは、 けっこう体力勝負ですね。 ▶彼女は、音楽の魅力にとりつかれて、ポルトガル語も歴史も 勉強しただけあって歌詞の内容をよく理解して心で歌います。 「音とリズムと心には、いつも正直でいたい」と思っている ということです。 ▶ベテランらしく大口さん始めミュージシャンは、裕香さん を良く理解して、心をこめてサポートした昨夜のステージ。 そんな女性を応援する多くの人がいらっしゃって、CDも 沢山お買い上げくださいました。裕香さんのご両親も お見えになって、お嬢さんのステージを優しく見守って いらっしゃいました。 ▶1st.stage…インスト曲♪Triste のあと裕香さん登場。 ♪Corrida de Jangada(帆掛け船) ♪Sei la Mangueira(マンゲイラは人気のサンバチーム) ♪Meu Esoudo(私の盾) ♪Samba em Prelúdio(序曲のサンバ) ♪O Bebade e a equilibrista(酔っぱらいと綱渡り芸人) ▶2nd.stage…♪Pe' do meu Samba(私のサンバの足 ) ジョーさんの弾き語でオリジナル曲♪僕の名は… とても素直な歌でした。♪Upa'Neguinho(黒い坊主!) ♪Agoniza mas nao morre(サンバは死なず) ♪Samba de Arere'(アレレのサンバ) ♪Coisinha do pai(お父さんの可愛い子) アンコールは♪Amor e Festancsa(藍の祭典) ▶みなさん、サンバのリズムを存分に楽しまれて、元気を もらったようでした。最初のCDは、売上を被災地に寄付 されたようですが、昨夜のCDと一緒に売れた分も寄付する ということで、貯金箱を用意してお願いしていました。 震災支援に熱心な彼女、現地に行ってみるとまだまだ復興は していないようで、細く永く続けてお役に立ちたい、と 話されていた心優しい彼女です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.29 Fri 念願の2枚目のレコーディングが決定 !! |
▶月末週の木曜恒例《フロントページ》昨夜はレギュラーの 松島啓之(tp) さんと片岡雄三(tb) がNGで、ピンチヒッターで 中川英二郎(tb) さんと中村恵介(tp) さんが努めました。 ▶このオーケストラがライブをするために、毎回三木さんが 作曲・編曲し譜面も10人分作成して、ステージにかけ、 気になるところを書き直したりして、大変な作業のいる ライブステージ。もう曲も沢山出来ていてレコーディングを したいと常々模索していましたが、この7月、とうとう実現 の運びになりました !! ▶ジャズはライブで聴くのが理想と言えますが、音は消えて 無くなってしまいます。作品として残すためには、録音が 欠かせません。私も嬉しいです。昨夜は、浜崎航さんの 作った曲も、オーケストラ用にアレンジして演奏されました。 ▶1st.stage… 恒例、福田重男(pf)イントロ♪Stop And Go から開始。 ソロをとったのは三木俊雄(ts)中村恵介(tp)中川英二郎(tb) ♪Moon Flower…ソロ福田重男♪pf 浜崎航♪ts ♪Escher's Vision…ソロ山岡潤(euph)近藤和彦(as) ♪Sleep Like a Baby…ソロ三木俊雄(ts)上村信(b) ♪Stepping Stone…ソロ奥村晶(tp)浜崎航(ts)柴田亮(ds) ▶2nd.stage… ♪Papillon…ソロ浜崎航(ts)上村信(b)中川英二郎(tb) ♪If I Told A Liea…ソロ三木俊雄(ts)山岡潤(euph)上村信(b) ♪Suspent…浜崎作ソロ近藤和彦(as)福田重男(pf)中村恵介(tp) ♪Matilda…ソロ中川英二郎(tb)福田重男(pf)近藤和彦(as) ♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp)三木俊雄(ts)浜崎航(ts)柴田亮(ds) ▶2ndステージがはじまるとすぐ、小曽根真さんご夫妻が 入って来られて、皆びっくり。ゲーリー・バートンさんとの デュオのレコーディングをしにNYに行き、帰国したその足で 駆け付けてくださいました。アンコールはその小曽根さんを 呼出して三木作、明るいブルースの曲♪Easy As a Pie。 ▶お客さまは、思わぬ大物ゲストの登場で大喜び。大拍手・ 大喝采のうちに終りました。小曽根さんは、超々がつく 大変に忙しい方でお疲れなのに、本当にミュージシャン シップに厚い思いやりがある方ですね。何事も、 一流は違いますね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.30 Sat 笑いと拍手に包まれた金曜の夜らしい店内 |
▶ギラ・ジルカ(vo)さんと野力奏一(pf)坂井紅介(b)力武誠(ds) さんのこのメンバーがライブで共演するのは初めてです。でも 野力さんは、いま制作中のギラさんの3枚めのアルバムに数曲 参加されています。 ▶ギラさんのMCは柔らかい関西弁が何ともいえず可愛らしく 歌詞の裏に秘められた意味まで面白く説明してくれるので、 共演者も感心しながら、お客さまと一緒に楽しみました。 客席の反応もとても良くて、店内が笑いと拍手に包まれた 楽しい楽しいステージ。 ▶MCで笑わせて、演奏はシリアスでクール。メロディーと 歌詞の意味がつながって説得力が増す彼女のヴォーカルに、 お客さまはすっかり心を奪われたようでした。 ▶1st.stage… 1.Night and Day(泣いたんでー) 2. Honeysuckle Rose 3. You`d Be So Nice To Come Home To 4. Drinkin’ My Tea(ギラ作カフェに座って道ゆく人を眺めてる歌) 5. When The Party`s Over (去年のお正月に出来た、パーティーは人生を表している…歌) 6. One Note Samba(滑舌の良さに感心する位アップテンポで) ▶2nd.stage… 1.Rhythmaning 2. Tennessee Waltz (あまりにも悲し過ぎて1番の歌詞で充分といいながら…) 3. On A Clear Day 4. First Time Ever I Saw Your Face (たっぷりと感情がこもった素晴らしいバラードでした) 5. Fate and Promises 6. Love For Sale(お金が絡まない恋人募集中、の歌) ▶初めてこのステージに接した方はみなさん「来て良かった この次もぜひ来たい、今度はいつ?」と確かめてお帰りに なられました。新しいアルバムは7月発売 !! すでに出ている アルバム2枚も沢山お買い上げいただき、私は金曜日らしい 忙しい夜になりました。で、曲名メモを取れなかったので、 ギラさんにメールしていただきました(ギラさんありがとう)。 曲名のカッコ内は、ギラさんの面白MCのほんの一端です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.3.31 Sun いやー、昨夜もよく笑いました |
▶ペコちゃん(伊藤君子)の月に一度の大エンタメ・ステージ、 昨夜のバックは田中信正(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さん。 花冷えのする寒い夜だし、一昨夜のギラさんの翌日だし…と ペコちゃんも心配されていたようですが…客席は予約の段階 から超満席で、いかにこのステージを楽しみにしてらっしゃる お客さまが多いか改めてわかりました。 ▶昨夜は、津軽弁ジャズのニューバージョンも披露されて、 客席にいらした外人の方も一緒に笑いと拍手と感動に包まれ、 客席とステージが一体となって月末の最終日を楽しみました。 ▶MCでは、津軽弁ジャズについての話も…元々ペコちゃんは 小豆島出身の関西弁なのですが、これを演るときはMCでも 訛ってしまい、頭の中は関西弁と津軽弁と標準語と英語…で こんがらがるそうです。ジャズ歌詞は、日本語の標準語には あまりなじまないのですが、伊奈かっぺいさんと会った時、 津軽弁なら結構いけそう、と彼の協力を得て、今では彼女の 専売特許にもなったジャズ津軽弁バージョンが完成。 ▶津軽弁ジャズを歌うようになったら、ジャズは敷居が高い、 と思っていた人々にも親しみが湧くようで、東北ツアーでは 大層喜ばれるそうです。ジャズファンの底辺を広げるのに とてもいい、と、新しい曲に挑戦し続けるペコちゃんです。 ▶1st.stage…♪Love For Sale、♪I'll Be Seeing You、♪Speak Low、 ギラ作♪When The Party's Over…ギラさんが歌っているのを聴き とても気に入ったので譜面を送ってもらい勉強し歌いました。 前夜にギラさんも歌われましたが、それとはまた違った味が ありましたよ。 ドラムイントロから出たアフロリズムの♪Summertime。 ▶ニュー津軽弁バージョン !! 、ビートルズの♪Yesterday。 「♪家出したでー おめは多分 すんそうはいうめぇ…♪」 と続く津軽弁、ペコちゃんが用意してみなさんに配られた 譜面を見ながら、皆で大笑いしながら合唱しました。 外国人の方も英語で歌われましたよ。 ♪On A Clear Day。 ▶2nd.stage…♪Feeling Good、バラード♪When I Falling Love、 リクエストに応えて♪All Of Me。♪Sky Lark…邦訳ひばり。 この曲は、ピアソラの美しい曲に美空ひばりさんに捧げた 詞をつけたもので、客席には涙している女性もいましたよ。 ▶津軽弁バージョン♪Sometimes I'm Happy Sometimes I'm Blue、 この曲はいつも旦那さまであるドラマー海老沢さんに向けて、 あてつけがましく歌われます。そのジェスチャーに海老さんも 照れながら演奏で、皆大笑い。♪Come Rain Or Come Shine。 ▶恒例、皆で大合唱の時間は、ペコちゃんの代表作♪Smile。 そして♪It Don't Mean A Thing では、客席がデュワデュワと 合いの手を入れてコーラスして楽しみました。アンコールは ♪Bridge Over Troubled Water。 ▶エンターティメント溢れるステージが2日間続きましたが 内容は全く違っていて飽きません。早春を締めくくるのに 相応しい夜になりました。さ、明日から新年度です。 ←当夜のスナップ写真 |
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