明けましておめでとうございます。 旧年中はごひいき・応援いだだき、 ありがとうございました。 ● 新しい政権で新しい年が始まりましたね。 へび年は円安傾向のジンクスもあるとか… 経済が元気になり、皆さまにとって、 今年一年が元気で良い年でありますように。 そして、BODY&SOULとミュージシャンの応援、 今年もよろしくお願いいたします。 ● さて今年のBODY&SOUL、幕開けは、1月6日。 今年も《守屋純子セクステット》 日曜日、まだ松の内の方も多いと思いますが… 元気のいいジャズらしいジャズを聴いて 翌日から、元気よく本格的に お仕事を始めていただきたい、と思います。 |
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2013.1.2 Wed 大盛況 カウントダウンライブ ご報告 |
▶30分ほど押して始まった最初のステージは、片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b)ジーン・ジャクソン(ds) 浜崎航(ts,fl) 山田拓児 (as,ss,bs) さんによるストレートアヘッドなジャズ。真由子さん お気に入りメンバーで、クールに繰り広げられました。 ▶11時ころから始まった次のステージは、TOKUさんが お気に入りメンバーを集めて結成プロデュースしたコーラス グループ《HIT》TOKU(vo,flh) マヤ・ハッチ(vo) 伊藤大輔(vo) さんに、宮川純(pf) 楠井五月(b) 二本松義史(ds)さんのトリオ。 TOKUさんが譜面をおこし、良きアメリカのコーラスグループを 彷彿させるサウンドで、ハードなジャズの次は、人間の声の 素晴らしさがたっぷり聴かれるステージ。 ▶12時、カウントダウンが近づくと客席にはクラッカーが配 られ、TOKUさんの音頭でみんなで華々しく新年を迎えました。 年が明け次のステージが始まったのが1時前。立錐の余地もない 立ち見状態だったお店も少し空き、皆さまがお座りになれる 状態になり再び真由子グループの登場。そして次のステージが コーラス・グループ…と、豪華メンバーによる新春ライブが 3時過ぎまで繰り広げられました。 ▶シンガポールから毎年お見えになるお客さまが、今年は 8人でお見えになり楽しんでいかれました。お客さまにも すっかり年中行事になったようで嬉しく思います。ジャズは、 ライブが一番素晴らしいことを再確認しながら、素晴らしい ミュージシャンとジャズファンとともに、毎年新年を迎える ことができ、店主冥利につきます。その感謝とお礼を述べて オールナイトセッションを〆させていただきました。 ▶私は寄る年波で年々、翌日の元旦がシンドくなります。 丸一日、いくら寝てもまだいくらでも寝れるほど…本当の 寝正月を過ごしています。今ようやく起きて、報告ブログを 書いているところ。5日間、ゆっくり休んで、身も心もまた 新たにガンバらなくっちゃ…今年もよろしくお願いします。
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2013.1.7 Mon 恒例となった守屋さんで幕開け |
▶近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 駒野逸美(tb) 守屋純子(pf) 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds)さんという豪華メンバー の《守屋純子セクステット》が、昨夜、日曜の夜でしたが 今年最初のステージを繰り広げました。 ▶毎年、当店の開幕は守谷さんのグループですが、女性の 管楽器奏者が入ったのは初めてでした。逸美さんは若くて 可愛らしい方で、楽器を持っていなければ女子大生のよう。 ベテランの中に入って最初こそ緊張されていたようでしたが、 次第に慣れ、立派なソロをとったのには感心しました。 ▶守屋さんの教え子ということですが、大学を卒業され今や プロのトロンボーン奏者として注目されている方です。最近は ジャズを聴く方も女性が多いですけれど、管楽器奏者にも 女性の進出が著しいことを感じます。女性がいろんなところで 力をつけている時代、ジャズもどんどん進化して、私も女性の ひとりとして頼もしく感じます。 ▶1st.stage…♪Four In One、守屋作♪Flowers、 「枯木猿猴図」からインスピレーションを受けた♪Monkeys In WT ♪Home Coming、同じく司馬遼太郎「徳川家康」から作曲した ♪Another Side Of The Winner。 ▶2nd.stage…♪Black Nile、暮に亡くなったD.ブルーベックに 捧げた♪In Your Own Sweet Way、守屋作♪Spring、 ♪Mood Indigo、守屋作初日にふさわしく♪The First Step。 ▶昨年の守谷さんは無形文化財の絵画にインスピレーション を得て作曲した曲を発表されました。さて今年は?守屋さんは いつも何かを求めどんどん自分のものにして前に進んでいく 素晴らしい女性で、私も日頃から尊敬しています。まだ松の内 だったためか、普段の守屋さんにしてはお客さまが少なかった ですが気持の入った行き届いた演奏で良い初日となりました。
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2013.1.8 Tue 和やかでお酒の進む楽しい店内 |
▶昨日から仕事始めの方も多かったのではないでしょうか、 さすがに夜の街は閑散としていました。でも 山本剛(pf) 香川裕史(b)大隅寿男(ds)さんの《スウィンギートリオ》の 根強いファンの方たちが、このトリオの新年の初ライブを お聴きになりに、しっかりいらしてくれました。 ▶香川さんと大隅さんは正装のスーツ姿、剛さんの正装は 例によって黒のチャイナ服。いつものようによくスウィング する楽しいステージで、とても和んだ店内でした。 ▶1st.stage…何の曲になるのか見当もつかない剛ちゃんの イントロから始まって…♪Billy Boyでした。十八番♪Misty、 ボサノバ♪A Girl From Ipanema、ミディアムテンポで ♪Body And Soul、バラード♪I Left My Heart in San Francisco、 ♪Wave、♪Tsuyosi Blues。 ▶2nd.stage…いらしていたマラソンの瀬古さんのリクエストに 応えて♪Take The A-Train、美しい曲♪Loving Touch、 ♪Nearness of You。甘い曲が続いたところでボサノバ♪Poinciana、 ♪Stompin' At the Savoy、♪Dear Old Stockholmから。 アンコールは、これもそろそろ十八番になりそうな お馴染みの♪旦那飲ませてちょうダイナ。和やかでお酒の進む 楽しいステージでした。
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2013.1.9 Wed 神様が引き会わせたような二人 |
▶聴く度に発想の素晴らしさに感心してしまう 林正樹(pf) 田中信正(pf) さんの《1 Piano 4 Hands ユニーク デュオ》。 毎夜ジャズを50年以上も聴いてきた私が、新しい発見をする 他では聴けない演奏とステージなのです。 ▶当店でもだんだんファンも増えてきて、でも、圧倒的に 女性ファンが多いのは、そのユニークさが楽しい上にその パフォーマンスが知的センスに溢れ、嫌味が全くないから だと思います。特に新しい何かを探し求めている人には、 楽しくてならないデュオなのかも知れません。 ▶ユニークな話をちょっと紹介します。信正さんはご自分の 姿勢が悪いのをどうにかして治そう、と真剣に考えた末に、 人体の骨格模型を見ていたら治るかも、とヤフオクを見ると あの小学校の理科室にある骸骨が出ていたそうです。 ▶さすがに誰も入札者がなかったそうですが、先日、少し お酒が入って見てるうちについ落札してしまったそうです。 2,3日中にはお宅に届くそうで、楽しみにされています。 私が何処に置くの?と聞くと自分の部屋に置いて、飽きたら 庭に埋めるつもりだと。でも近所の犬が掘り出したら大変な 事件になちゃいそうだ、どうしよう…みんなで大笑いでした。 ▶1st.stage…信正アレンジの♪ライムライト…チャップリンの あの姿が浮かびました。林作♪なごりゆき、 T.モンク作♪Well You Needn't、信正ソロで L.コニッツ♪Dream Stepper、 林作日本の香りがした♪梅が香に、 お馴染み五十音シリーズの♪ソたち。 ▶2nd.stage…林作♪童話で書かれた生態系、 信正作♪Foot Steps of Japanese Short tail、 夢の中に出てきた玉三郎が暗い表情だったので作ったという 語呂合わせの入った曲名 信正作♪クラーク、 林ソロ五十音シリーズの♪ひふ(皮膚)…カラダの15%は 皮膚だそうでそこからヒントを得たそうですが? デュオで明るく♪I Got Ryhthm、 林作干支シリーズの♪イノシシの決闘。ただいま、 へび年の曲を制作中だそうです。 アンコールはS.スワロー♪Item 6 D.I.T。 ▶4月20日、このDUOのコンサートがこだわりの音楽空間 永福町ソノリウムで開かれます。ぜひ行ってみてください。 ▶骸骨の話、その後。帰り際、美しい女性のお客さまが、 その骸骨が要らなくなったら骨盤だけ譲って欲しい、と。 エッ!? と思ったら…何でも彼女は整体師で骨盤の悪い患者に 模型で説明したいということで納得。骨盤の引き取り手が できて、埋めるスペースが少なくなりそうでよかったですね。
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2013.1.10 Thu 完成度の高いジャズらしいジャズ |
▶辛島さんが手塩にかけて作り上げたトリオ、それが このメンバーになって2年が過ぎた 辛島文雄(pf) 楠井五月(b) 小松伸之(ds) さんの《辛島文雄トリオ》です。 ▶小松さんは10年ほどになりますか、プロになりたての頃、 演奏に余裕がない感じでしたが、今や立派なドラマーに 大成長し、演奏中に笑みがこぼれるようになり、辛島さんの 信頼も絶大です。演奏しながら三人から笑みがこぼれる場面が 昨夜はとても多く見られました。 ▶完成度の高いピアノトリオサウンドに、熱心に、一音も聴き 逃さない、といった感じで最初から最後までどなたもお帰りに ならず、みなさん音楽とお酒に酔いしれていらっしゃったのが、 とても印象に残る夜でした。 ▶1st.stage…♪Everything I Love、♪I Wish I Knew、 ♪Blue Bossa、♪ノルウェーの森、♪Just Friends。 ▶2nd.stage…♪You and Night and Music、 ミディアムテンポの♪How Long Has This Been Going On (何時からこの恋は始まったのかしら)、深みのあるサウンド。 ♪Mr.J.H…JHさんはゴルフの上手い辛島さんのゴルフの先生 楠井さんはエレベに持ち替えて元気にスウィング、 ♪Like Somone In Love、バラード♪Elza、 知的な感じでボサノバ♪A Girl From Ipanema、そして アップテンポ〜最後はバラードで終った♪Body And Soul。 アンコールは♪Bird Like。音楽がストレートに心に届いてきて 気持の良い夜でした。
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2013.1.11 Fri ちょっと長いブログで恐縮ですが… |
▶ドリアンという果物があります。東南アジアによく行く 旅行好きの私の知り合いに「明日世界が終わると言われたら ドリアンを食べに行くよ」というくらい好きな方がいます。 その方は私に言います。匂いなんてじきに慣れるさ、みんな 食わず嫌いなんだよ…。果物の王様と言われるほどの美味を わからないまま死ぬ私は、ちょっとくやしい気もします。 ▶このあいだ、私の孫のレイくん(6歳)を天ぷら屋さんに 連れて行きました。時には、目の前でプロが揚げる本物?の 天ぷらを食べさせてあげたい、と思って。 「そろそろ、かき揚げをあげてかき揚げドンにするかな?」 すると揚げていたおじさんに、レイくん得意げに言いました。 「ボクはねぇ、ギュードンが好きなの。世界で一番ボクが 好きなのはねぇ、ギュードンと いちごなんだよ」おじさんは 苦笑いです。レイくんの「世界」は、ようやくできたばかり、 彼の世界が広がっていくのは、これからなのです。 ▶大野えり(vo)さんに 若井優也(pf) 米木康志(b) 原大力(ds) さんのトリオは、昨夜も、客席がまばらだったのが、 とても残念です。えりさんのステージは、グルーブ豊かで 演奏者も歌も、音に敏感に反応してどんどん発展します。 本物のジャズ、本物のジャズシンガー…が実感できる 素晴らしいステージなのに…私はいつも不思議でなりません。 ▶もちろん音楽の好みや世界は、人それぞれでいいのですが 昨夜は特に素晴らしいステージで、お客さまが大勢いたら、 きっともっと彼女の素晴らしさが……ふと、ドリアンのこと レイくんのことを思い出しながら聴いていました。 ▶1st.stage…♪Just In Time、全身で唄う♪One Note Samba、 ♪I Didn't Know What Time It。貴女の笑顔が皆大好き、 早く次の恋をしてあの笑顔を見せてと唄う ♪When Sunny Gets Blue。 ミュージカルの中の曲で♪A Sleepin' Bee、 一人暮らしも気ままでいいけど何かあっても一人よ、 だからやめたら、と唄う♪The Good Life、 ♪Just One Of Those Things。 ▶2nd.stage…♪Old Devil Moon、 えり作名曲♪In Time Of The Silver Rain、 譜面を見て歌いたくなった、と♪Stardust…ピアノが夜空の 星屑のように美しい音色でした。♪The Song Is You、 ボサノバでA.C.ジョビンの♪Once I Love は、気持の入った ベースソロが素晴らしかった。そして♪This Can't Be Love。 ▶曲の説明は、えりさん。MCで曲の内容を話してくれるのも 彼女の魅力です。少ないお客さまにも最後まで気を抜かない、 熱いステージでした。次回の出演は3月7日木曜日です。
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2013.1.12 Sat 録音が終わった直後で充実した演奏 |
▶フロントに二人の女性そして女性ピアニスト、と華やかで 珍しいクィンテット 俵山昌之(b) 福井ともみ(pf) 藤井学(ds) 市原ひかり(tp,flh) 纐纈歩美(as,ss)さんの《Tower Station》。 先輩たちが二人の若い女性フロントをサポートして楽しそうに 演奏する姿は、とても好ましく感じます。 ▶フロント二人は聴く度に良くなっていて、音の響きも優しく 綺麗で、メロディックです。客席のジャズ好きな方が、まるで 娘達の演奏を聴いているように目を細めて、最後まで楽しんで 聴いていらしたのが印象的でした。 ▶1st.stage…♪Mas Que Nada、♪Brazilified、 俵山作ワルツ♪風の歌、♪バイヤー生まれ、 ♪Brooklyn High、♪So Many Stars、面白いベースイントロを 聴いているうち、いつの間にか曲に入った♪Berimbau。 ▶2nd.stage…D.ベル♪Closer の後は、♪Song Of The Jet、 ♪Ev Seigue、♪Samba do Soh (貴女を愛してしまったの)、 ♪Chega De Saudade…とA.C.ジョビンの曲が4曲続きました。 ともみ作♪トリポリの朝食、石井彰作♪フォーチュンテラー、 俵山作♪Peace Song…ともみさんはエレピ演奏でしたが、 これだけはピアノ演奏。最後はテーマソング♪Tower Station。 ▶素晴らしい演奏でしたが、いつもと違ってお客さまが少なく 金曜なのにどうしてなの?と、出演者たちも不思議がるほど。 正月のあとすぐまた三連休で、みなさん遊び疲れでしょうか… ▶この春発売になるアルバムのレコーディングが、前日に 終ったばかりで、終演後には、ジャケットをどうするか、 みなで相談されていました。出来上がりが楽しみですね。 ▶がんばり屋さんのともみさんは、2月にLAでピアノトリオで レコーディングの予定です。ドラマーは私の友人でもある レオン・チャンクラーさん。こちらも出来上がりが楽しみです。
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2013.1.13 Sun マーヤさんセクシー衣装で歌い初め |
▶グレース・マーヤ(vo,pf) さんの当店今年の初ライブは 荻原亮(g) 坂崎拓也(b) 福森康(ds) さん。マーヤさんの衣装は 背中が腰まで開いた白いノースリーブ・ブラウスのつなぎと 黒のパンツにグレーの帽子、とセクシーでした。亮さんも マーヤさんと同じ形のダークグレーの帽子をかぶり、他の メンバーもお洒落なシャツを着て、初ライブらしい出で立ち。 ▶ドイツの音楽学校の大学院でクラシックピアノを修めた マーヤさんのピアノは、タッチが柔らかくて、弾き語りは 英語の発音も綺麗で気持ちよくなります。昨夜もその歌声で ジャズからポップス、ボサノバ…まで幅広いレパートリーを 楽しみながら歌われました。 ▶1st.stage…♪On the Street Where You Live、 ♪A Flower Is A Lonesome Things、♪Mona Lisa、 ♪Cold Cold Heart、♪Come Away With Me、 ♪It's Alright With Me、♪Girl Talk。 ▶2nd.stage…インスト曲の後マーヤさんが入って ♪Will A Still Be Mine、♪Freedom Jazz Dance、 ウエストサイド物語りから♪Maria、 ラプソディインブルーのイントロから♪S'wonderful、 ♪Come Rain or Come Shine、♪Estate、 ♪Peace♪Kiss Of Life、アンコールは♪Imagine。 今年の飛躍と活躍が感じられるステージでしたよ。
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2013.1.16 Wed ジャズ黄金時代を彷彿させる演奏 |
▶松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)上村信(b)広瀬潤次(ds) さんのクィンテットは、人間的にも音楽的にも5人の相性が 素晴らしく、お互いを尊重しながら、周りの音をよく聴いて 的確にすぐ反応する…ライブジャズが本来持っている良さを 存分に楽しめる素晴らしいステージでした。 ▶昨夜は大変寒い夜でしたが、ジャズ黄金時代を彷彿させる この演奏を聴きに、根っからのジャズ好きでジャズに詳しい お客さまたちがいらして、みなさま初めから終わりまで、 熱心に聴いていらっしゃいました。 ▶1st.stage…H.モーブレー♪Take Your Pick、 松島作ミディアムテンポの♪Blues(まだ題名がありません) アルトのイントロからバラード♪I Thought About You、 N.アダレー♪Teaneck(って何?と思って辞書を調べたら ニュージャージー州の群の名前でした)。 ▶2nd.stage…R.モーガン♪Spead Boll、T.ハレル♪Moon Alley、 フロントの意気がばっちり合ったバラード♪Skylark、 F.ハバード♪Intrepid Fox、アンコールは♪Candy でした。 ▶物静かな五人ですが、演奏になると打って変わって緊張感に あふれ、楽器が良く歌いスウィングします。積もった外の雪も 溶けそうな熱い演奏を堪能した夜でした。
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2013.1.17 Thu 2ギターの美しい響きで和んだ夜 |
▶井上さんが中牟礼さんを迎えての 井上智(g) 中牟礼貞則(g) 増原巖(b) 久米雅之(ds) さん。同じジム・ホールさんを尊敬 されている二人のギタリストのピアノレス・クァルテット。 中牟礼さんはギタリスト生活61年目 !! 大ベテラン80歳です。 ▶でも、早足で歩くウォーキングを日課にされているそうで 背筋がピンと伸びていて、とてもそんなお歳には見えません。 親子程の年齢差のデュオ演奏ですが、そんなことも微塵も感じ させない新鮮な演奏でした。とにかく音が素晴らしく綺麗で、 良くスウィングして、ギターファンにはたまらない組合わせの ステージでした。 ▶1st.stage…♪Secret Love、懐かしい♪Django、 J.ホール♪Waltz New、中牟礼さんをフィーチャーして C.ミンガスがエリントンに捧げた♪Duke Ellington's Sound of Love ♪黒いオルフェ、J.ホール♪Careful…12小節ではないので 気をつけて…の意味らしいです。 ▶2nd.stage…♪You're My Everythin。中牟礼トリオで ♪In A Sentimental Mood、井上トリオで♪I'm In the Mood for Love ギターデュオだけで♪Beautiful Love…とても素敵でしたよ。 ▶女性ミュージシャンが二人、客席にいらしてました。 ベースの程嶋日奈子さんとフルートの佐々木優香さんです。 二人をステージに呼び出し、C.パーカーの♪Billie's Bounce を 一緒に演奏。アンコールはレギュラーメンバーで♪I Love You。 ギターの美しい響きに、とても心あたたまる店内でした。
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2013.1.18 Fri 楽しい向井さんのブラジル・ユニット |
▶向井さんのブラジリアン・ユニットは1年以上ぶりの出演。 昨夜のメンバーは、向井滋春(tb)城戸夕果(fl)続木徹(pf)さんと このユニットに初めて参加した佐藤慎一(b) 守新治(ds)さん。 ▶佐藤さんはブラジルのイヴァン・リンスの大ファンで、 彼のバンドに呼ばれても準備ができている、というほど彼の 曲は全てマスターしているそうです。守さんは、ジャズの人 というイメージしかなかった私ですが元々はラテンバンドの ドラマーで、なんと歌も唄われたのには驚きました。 ▶そんなブラジル音楽に精通したメンバーが集まれば、楽しく ないはずがありません。久しぶりの出演になった夕果さんには 彼女を聴きに、地方からいらした方もおられました。彼女は とても上品ですから、フルートを吹く姿も絵になりますね。 向井さんの「副業」チェロもすっかり上達して素晴らしかった。 続木さんが明るいサウンドでサポートして盛り立てました。 ▶1st.stage…A.C.ジョビン♪Samba de Arian、 向井作♪Setembno。♪N.I.C.I、リンス作♪Velos、 B.パウエル♪Berimbau。 ▶2nd.stage…向井さんがチェロで♪Someone To Light UP My Life ♪Batida Diferente。トロンボーンに持ち変えて ♪Fl chega de Samba。守さんが歌った♪One Note Samba… 良かったですよ。♪Vera Lnuz、またチェロに持ち替えて I.リンス♪Eu Sei Qui Ror To Amar。 ▶アンコールは♪黒いオルフェ…が始まったのですが、暗いから 明るい曲で終ろう、と別の曲(曲名を失念)に替えて、明るく 終りました。久しぶりのブラジルサウンドに、皆さまハッピーな 気持になり、輝いたお顔で帰路につかれました。 次回出演はGWに決定です !!
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ドラム・ワークショップ開催 2/1(金) 14:00〜16:00 ケンドリック・スコットさんによる ドラム・ワークショップが開かれます。 プロの方,プロを目指す方,趣味の方…どなたでも参加出来ます。 お知り合いの方に、ご紹介・ご案内ください。 《詳細は》←クリック よろしくお願いいたします。 ケンドリックスさんは、翌日の当店に出演されます。 メンバーの《プロフィールは》←クリック |
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2013.1.19 Sat 文章では伝えきれない楽しいギラさん |
▶深井克則(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さんのトリオの 組み合わせは初めてだったギラ・ジルカ(vo) さんでしたが、 ギラさんのステージが大好きなメンバーで、少しのリハでの 本番でしたが、メンバーも一緒に楽しみながら演奏する、 エンターティメントあふれるステージでした。 ▶上品な柔らかい神戸弁で、歌の物語りを自分に置き換えて 愉快に話してくれるMCで、客席は笑いの渦に巻き込まれます。 人を楽しませてハッピーにさせることが身に付いていている 生粋のエンターティナーなのですね。いつも感心しながら 楽しませていただいています。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪Claudia、♪A Night in Tunisia。 ギラさんが入って♪My Favorite Things、 ♪Night and Day(泣いたんでえby ギラさん) 素晴らしいスキャットだったシリアスな曲 T.モンクの ♪Rhythm A Ning。ギラ作♪Drinking My Tea、 バラード♪Party is Over…ギラさんは作詞作曲の才能も豊かで 彼女のバラードには涙する女性もいらっしゃいました。 超アップテンポで♪One Note Samba。 ▶2nd.stage…ピアノトリオでVent d'Azur♪青空、 ♪La Fiesta。ギラさんが入って♪All Right OK With、 ♪Honey Suckle Rose(よだれの歌byギラさん) ♪You Be So Nice Come Home To You、 ♪On A clear day、懐かしい曲、♪テネシーワルツ、 ♪Love for Sale…ギラさんのこの曲の思い出話で大笑い。 アンコールは♪What A Wonderful World。 メンバーもお客さまも終演後も上機嫌で余韻を楽しみました。 ▶ギラさんのステージは、とにかく愉快で楽しい。その場に 居合わせないと私の筆力では、この感じはとても伝わりそうに ありません。これはぜひ一度、体験してもらわないと…きっと ファンになられますよ。お客さまたちはギラさんのCDを お買い上げになり、みなさん、楽しかったありがとう、と 言葉を残してお帰りになりました。
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2013.1.20 Sun 若いピアニストとの共演が新鮮 |
▶チャリート(vo)さんからすれば息子のような若い菊地太光(pf) さんと中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds)さんの強力メンバー がひとつになった新鮮なステージ。バラードでは、太光さんが 歳のいった人生経験豊富な人が弾くようなドキッとするような フレーズを奏でると、チャリートさんも目を細めて嬉しそう。 リズム隊が大ベテランなので太光さんも気持ちよくノって演奏 できたようです。 ▶チャリートさんも若いピアニストを起用して、大人の女性と いった感じで大げさにならず素直に、ジャズからポップス、 ラテンまで、先月リリースして大好評のアルバムの中から みなさんお馴染みの曲を、情感込めて歌われました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪Everything I Love、♪Bolivia。 チャリートさん登場♪Human Nature、 バラード♪You Don't Know What Love Is、 J.コルトレーン♪Say It…ほんとに良い曲ですね、太光さんも 感情が入っていて素晴らしかった。 ♪They Can't Take THat A way From Me、 S.ワンダー作♪Why I Feel This Way、 Mジャクソン♪I'll Be There、♪Can't Help It。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪I't Allways You、 ♪Everything Happen。 チャリートさんが入ってM.ルグラン♪Whats what Happen、 ♪How Do You Keep Your Music、M.ジャクソン♪Rock With You。 ♪Say Your Love For Me、♪Nicas Dream、♪Round Midnight、 ♪Black Magic。アンコールはバースから歌った バラード♪The Very Thought Of You。 ▶彼女ならではの幅広いレパートリーで、週末の夜らしく 気持ちのいいステージを演出されたチャリートさん。 ステージが素晴らしいとCDをお買い上げになる方も多く、昨夜 も沢山の方が新しいCDをお買い上げくださって、チャリート さんも嬉しそうで、みなさんに感謝されていましたよ。
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2013.1.22 Tue 演奏にもMCにも真摯な姿勢が表れて… |
▶真由子さんのトリオ出演、片倉真由子(pf)佐藤ハチ恭彦(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんのメンバー。真由子さんも、 ハチさんも、ジーンさんと一緒に演奏すると、優しく包み 込まれるような感じで、気分よくいい演奏ができてとても 嬉しい、おっしゃっていましたが… ▶ジーンさんのドラムは派手な事は何もしません。ゆったりと したリズムで、それでいて素晴らしくグルーブするのです!! 共演したミュージシャンもみなさん「素晴らしい」と、感動 しながら話してくれます。 ▶昨秋から音楽学校で教え始めた真由子さんは、バークレーや ジュリアードで勉強した事を思い出しながら、勉強し直して 教えるので、自分にとっても大変ためになっている、と。 どこまでも音楽に真摯に向き合っています。そんな彼女が 弾きだすサウンドは、どこか気品があって深い感じがします。 ジーンさんもとても楽しそうに演奏されていました。 ▶1st.stage…♪Secret Love、真由子作♪Monk's Walking、 ♪I've Got The World on a String、♪Yours and Mine、 ♪Evidence。 ▶2nd.stage…ハチさんエレベに持ち替えて♪Love Me Tender… 真由子さんのアレンジもカッコよかったです。ここで、 真由子さんのMC…今週日曜は、宮城の復興ライブに出演して 津軽三味線の柴田三兄弟と共演して意気投合し、日本の楽器の 素晴らしさに改めて感動し、また共演したいということです。 ▶真由子作♪A Dancers Melankoly、O.ペティホード♪Tricrotism、 心のこもった♪Body And Soul、居合わせたみなさんの幸せを 祈って♪The Good Life、アンコールは♪The Singel Petal of a Rose。 いつも最後にソロで弾かれ、真由子さんの十八番(おはこ)とも なったこの曲の、その美しいピアノの響きをとても楽しみに 聴きにいらっしゃる真由子ファンも増えてきています。 ▶ジーンさんは、NYと日本を拠点にして行ったり来たりです。 真由子さんも、トリオ演奏は彼が東京に居るときにやりたい… と、真由子さん自身が前宣伝された次回は、5月ですよ !! 。
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2013.1.23 Wed 土岐さんを久〜しぶりに楽しんだステージ |
▶土岐さんの出演は20年ぶりでしょうか。彼がリーダーの クィンテット 土岐英史(as) 市原ひかり(tp) 秋田慎治(pf) 坂井紅介(b) 井上功一(ds) さんがメンバーです。 ▶土岐さんは、当店が六本木にあった時代にはレギュラーで 出演されていたのですが、その後ほかのお店の看板レギュラー になっていたので遠慮していたところ、土岐さんから連絡が あり実現しました。当店が青山に移ってきてからは、昨夜が 初めてのギグで久しぶりに聴きました。 ▶申し分のないトリオをバックに、娘のような若いひかりさん との2フロントを楽しみながら、メンバーみんなが周りの音を よく聴き、その反応を楽しみながら自由に演奏する…ジャズの 醍醐味を感じさせるステージでした。土岐さんをはじめ、 よく歌う楽器の音がとても綺麗で気持の良いサウンドでした。 ▶1st.stage…土岐作♪C Minor、♪How Insensitive。 ひかりさんのフリューゲルをフィーチャーした土岐作 ♪Lady Traveler、ドラムソロが入った♪Picasso's Holiday、 ベースイントロから♪One More Question。3曲いずれも 土岐さんの曲でしたが、曲想が素直で、素敵な曲でした。 ▶2nd.stage…土岐作♪Water Please、♪It Could Happen To You、 バラード♪In The Wee Small Hours Of The Morning…皆のソロが 楽器が良く歌い美しかったです。イントロ2管ではじまった 土岐作♪The Right Time では土岐さんのソロがさすがでした。 土岐作♪Ma-Ta-Ne!(またネ)アンコールは M.ローチの♪Lonesome Lover でした。 ▶お客さまは、気持の良い余韻を楽しみながらお帰りに なられました。出演ミュージシャンからもお客さまからも、 ぜひまた、とリクエストをいただき、さっそく5月に予定。 いまメンバーのブッキング状況を確認中です。お楽しみに。
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2013.1.24 Thu 今年初、お店を満席にされたTOKUさん |
▶今年初のTOKU(vo,flh) さんの、古くからの共演メンバー 秋田慎治(pf)佐藤ハチ恭彦(b)藤井伸昭(ds)荻原亮(g)さんによる 心新たに繰り広げられた楽しいステージ。 ▶ツー・カーの仲間たちとのリラックスした彼の初ライブを 楽しもうと多くのお客さまがいらっしゃって、おかげさまで お店は今年初めての満席になりました。その客席はTOKUさん らしく、女性のお客さまでいっぱい。TOKUさんも、新しい スーツ・ネクタイ姿で応えられました。 ▶私は嬉しい悲鳴を上げながら、お運びをしたり、洗い物を したり、コート係をしたり…で、ゆっくり聴けませんでしたが 今年に入ってから客席が寂しく暇な夜が続いていましたので、 贅沢は言ってられません。多忙はありがたいことなのです。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、 ♪I Can't Help It、♪Knocks Me Off My Feet、 ♪The Best Thing For You…ポップスナンバーが続き、 続いてジャズバージョンになって♪Moon River、 ハチさんと掛け合いした♪Fly Me To The Moon では 掛け合いに客席から笑いが起こりました。 このステージ最後は♪Send One Your Love。 ▶2nd.stage…♪Deeper、♪Night And Day、 ♪You've Got It Bad Girl、♪Tell Me a Bedtime Story、 ♪Friend And Lover。ここで突然TOKUさん、女言葉になり 歌のストーリーを語ってからナンシーさん(N.ウィルソン)が 歌っていたドラマチックな怖い曲♪Guess Who I Saw Today。 続いてすぐこの曲に引っ掛けて♪Part-Time Lover。 ♪Kiss Of Life、アンコールは♪My Cherie Amour。 ▶気がつくと外は雨。皆さんステージの余韻がさめないうち、 雨の中をお帰りになられました。TOKUさんは、新年早々、 レコーディングをされました。さて今度のアルバムは、 どんな中身になるでしょう…楽しみですね。
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2013.1.25 Fri 「NYの風」を感じてお客さまは大満足 |
▶NY在住の白崎さんが久しぶりに帰国して出演された昨夜、 白崎彩子(pf) 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds)さんトリオ。 白崎さんはNYで活躍中ですが、20年以上いた健吾さんとは NYで一緒にギグったお仲間。ジーンさんは今も日本とNYを 行き来して活動されていて、彩子さんとはお馴染みの仲。 ▶そんなトリオですから、音で会話しながら良くスウィング。 気持良くグルーブします。彼女も力強いリズム隊に乗って、 力強い中に女性らしい繊細さを感じさせる、歌心の豊かな 素敵なピアノでした。 ▶客席は帰国を待ち望んでいた彼女のファンやお知り合いが 大勢いらっしゃって超満員。みなさん、一音も聴き逃さない、 といった感じでステージに集中していらっしゃいました。 私は昨夜に続いて超忙しく、一応曲名をメモしたのですが… 彩子さんが察して演奏曲をメールしてくださいました。 彩子さんお気遣いいろいろありがとうございます !! ▶1st.stage…1. Evidence (monk)、2. Triste (jobim) 3. Peace of mind (Ayako)…ドラムのブラシが素晴らしかった。 4. Sunrize in Haiti (Ayako)。 ベースをフィーチャーして 5. Sugar Ray (Phineas Newborn Jr.)、 6. Quiet Now (ピアニストで精神科医のDenny Zeitlin作) 7. Oleo (Sonny Rollins)。(カッコ内は作曲者です) ▶2nd.stage…情感豊かで綺麗な ソロピアノ サウンド 1. Memories of you (Eubie Blake) 、 彩子さんのアレンジが素敵だった 2. Sakura 〜Summer Time、 3. Woodyn you (Dizzy Gillespie) 4. Embraceable you、5. Moose the mooche (Parker) 6. Hope (ラーシュ・ヤンソン)、7. Airgine (Rollins)、 アンコールはリクエスト曲♪My Funny Valentime。 ▶今年の夏にはNYから自己のトリオを率いて、帰国ツアーを 予定しているということです。今から楽しみですね。その時は 皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
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2013.1.26 Sat 優しく優雅な気分になるステージ |
▶ウィリアムス浩子(vo)後藤浩二(pf)西嶋徹(b)柴田亮(ds)さんの 週末金曜の夜。昨秋に発売したバラード集のアルバムの評判が 良くて人気は衰えず、AmazonでのCD売上がトップになって いるという浩子さんは、自信も出てきて、いま輝いています。 ▶黒のサテンのワンピースに黒く光るアクセサリーでシックに 登場し、優しく包み込むような歌声でその輝きを発揮して、 ファンとお客さまを魅了しました。客席の男女半々くらいの ヴォーカルを楽しむお客さまたちが、皆さんとてもいい表情で 聴いていらっしゃったのが印象的でした。 ▶彼女のステージは、歌詞と内容を語ってから唄うスタイルで 歌のイメージが膨らみ、良く理解できるのだと思います。 聴き慣れた曲でも、シンガーによってそのイメージが違って 聴こえます。CDもいいですけど、そんな楽しみ方もライブ ならではですね。トリオのメンバーも彼女の歌をよく聴いて、 品のある良いサポートでした。 ▶1st.stage…♪I'll Close My Eyes、♪Love Me or Leave Me、 バラード♪The Nearness Of You、♪I'll Remember April、 ♪The Ballad of The Sad Young Men、♪A Night in Tunisia、 ♪Nightingale Sang In Berkeley Square…この曲は、彼女が ジャズヴォーカルに目覚めた曲です。 ▶2nd.stage…♪Stella by Starlight、可愛いらしく♪Poinciana、 ♪Tea for Two、バラード♪I'll Seeing You、 ♪Raindrops Keep Fall On My Head、 感情込めて♪Calling You、♪Lulla by of Birdland、 アンコールは♪Mona Lisa。落ち着いた優しいステージに、 お客さまは優雅な気分になってお帰りになられました。
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2013.1.27 Sun 暖かい気分になるペコちゃんのステージ |
▶伊藤君子(vo)片倉真由子(pf)井上陽介(b)海老沢一博(ds)さん。 楽屋話ですが…3年ほど前、私と一緒にこのメンバーで根室の コンサートに一緒に行きました。演奏翌日、養老牛温泉に ご招待いただいて宴会したり付近を車で観光させてもらったり …あんな楽しい事はなかった、今夜は「温泉トリオ」だわね、 などと大笑い。リハの段階から楽しいメンバーでした。 ▶本番のペコちゃんはシルバーグレーで肩に光るものがついた 素敵なドレスで登場。海老さんのピカピカのドラムセットも シルバーグレーで、黒のシャレたジャケットに白いYシャツ姿。 陽介さんも偶然グレーのジャケット。真由子さんもスリムな 黒いパンツ姿…と、みんなの衣装がドラムセットとお揃いの 色合いで、ステージ全体がとても綺麗で素敵でした。 ▶1st.stage…元気良く♪Just In Time でスタート。 失恋した人をはげますために…♪Bluesette、♪Blackcoffee、 ♪Green Dolphin Street、佐藤允彦作♪Evening Snow… わかりますか?テーマは色。青→黒→緑→白い世界です。 ▶ゆったりした感じの♪Night and Day…彼女がこの曲を ステージで歌うのは初めてだそうです。前日YouTubeで 色々な人が歌うのを聴き、彼女が一番いいと思ったのは サミーデイビスJr.だったそうです。 津軽弁バージョン♪Fly Me To The Moon、 恋に狂った女性の歌♪Old Devil Moon。月つながりですね。 ▶2nd.stage…お客さまからのリクエストで津軽弁バージョン ♪My Favorite Things。♪Falling In Love With Love、 ♪Like A Lover、♪Love For Sale、♪Love…Loveシリーズです。 ♪Feeling Good、バラード♪The Very Thought Of You… ピアノとベースのソロが素晴らしかった。 世界がこの詩のようになりますようにと♪Imagine を皆で合唱。 軽快なドラムソロから♪It Don't Mean A Thing、 アンコールは、定番♪Follow Me。 ▶ペコちゃんは、いつもその日の曲目のリストを手書きで 作り、昨夜は♪Imagineの歌詞と訳詩もつけ、お客さまに 配りました。少しでも多くの方にジャズの楽しさを感じて いただけるようにステージを工夫されています。 ▶さらに、すっかり彼女の定番になった津軽弁バージョンの ♪My Favorite Things ですが、特に東北では人気のようで、 ジャズの間口を広げ、ジャズに親しんでいただけるのに とてもいいそうです。で「新曲」を期待されているので、 お付合いのある いなかっぺいさんと、今、他の曲を「翻訳」 しているということですよ。楽しみですね。 ▶ステージでも日常でも、ジャズの素晴らしさ・楽しさを 分かってもらう努力を惜しまない彼女の楽しいステージに ポカポカと暖かい気分になった週末の夜でした。
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2013.1.29 Tue メロディーとリズムがよく聴こえるトリオ |
▶福田重男(pf)上村信(b)奥平真吾(ds)さんのトリオは、昨年 11月以来でしたから、私も久し振りに聴いた気がしました。 真吾さんも福田さんと組んで1年4ヶ月、すっかり福ちゃんの サウンドにとけ込んで、素晴らしいリズムで、完成度の高い ピアノトリオになっています。 ▶福田さんのオリジナル曲は、メロディーとリズムがはっきり 聴こえてくる曲が多く、聴きやすく、美しく、よくスウィング します。彼のオリジナル曲が人気があるのも頷けますね。 私も福田さんのオリジナル曲が大好きなひとりです。 ▶1st.stage…♪Nobody But Me、W.ショーター♪Pinochio、 福田作♪まだ題名が無い曲…ベースのアルコではじまって バラードから5拍子になるとても綺麗な曲でした。 本来はカリプソ風のリズムでしたが、昨夜は真吾さんの アイデアでレゲエのリズムで演奏した福田作♪Mohauk Drive、 ♪So In Love、K.ジャレット♪Bop-Be。 ▶2nd.stage…G.ガーシュイン♪Fascinating Rhythm、 福田作♪Rachel's Rament、♪Don't be Silly 、 D.エリントン♪I Got It Bad、福田作♪Lullaby、 O.コールマン♪Blues Leave、福田作名曲♪Go Ahead Nigel。 ▶毎日寒い日が続いています。特にウィークデイはお客さまの 脚も遠のきがち。ミュージシャンもお店も、苦労しています。 寒い夜は、いいジャズで気持を暖めて、お仕事の活力にして いただきたいと思います。皆様のお越しをお待ちしています。
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2013.1.30 Wed 楽しい時間をみんなで共有するステージ |
▶片岡雄三(tb) 吉岡秀晃(pf) 本川悠平(b) 江藤良人(ds) さんの 《片岡雄三クァルテット》決まっていたベーシストのダブル ブッキングが前日の夜中に判明し、本川さんに連絡。幸いな ことに空いていて急遽参加。初めての参加でしたが、少しの リハーサルですぐいろいろを理解されて難しいオリジナル曲も しっかりサポートされました。いまの若いミュージシャンは、 みなさん基礎がしっかりしていて初見の譜面にも平気です。 プロはこうでなくっちゃ。 ▶相変わらずユーモラスな片岡さんのMC。客席は笑いに 包まれます。でも、演奏はシリアスでとても緊張感があり、 そのギャップが何とも言えず良くて、ファンにとっては ミュージシャンともども楽しい時間を共有できる 素晴らしい音楽空間でした。 ▶1st.stage…♪I'll Close My Eyes、W.デービス♪Davi Samba、 W.ワラー作♪Jitter Bug Waltz (シャクトリムシのワルツ) トロンボーンの神様 J.J.ジョンソンのバラード♪Lament、 片岡作♪Turkish Train (トルコの電車)…この曲は74小節から なっていて、自分で書いた曲ながら、トロンボーンの休む暇が ない難しい曲で、息が切れる、と言って演奏されますが、 昨夜は、ものすごくスリリングで素晴らしい演奏でした。 お客さまも、みなさん拍手喝采でしたよ。 ▶2nd.stage…♪There Will Never Be Another You、 ドラムをフィーチャーして♪It Might As Well Be Spring、 ここで客席で聴いていらしたトロンボーン奏者、高橋信太郎 さんを呼出して、曲を決めさせて♪Fly Me To The Moon。 思いがけず急に呼出されたのに慌てることもなく、しっかり とした演奏でした。 レギュラーメンバーで、和歌山出身のピアニスト出口誠作 ♪Crystal Night は綺麗な曲でした。♪Cherokee、 アンコールは♪Someone To Wach Over Me。 ▶最初のステージでお帰りになる予定だったお客さまが 楽しんで感動され、最後までお聴きになっていきました。 そして、CDもお買い上げいただきました。 片岡さんのMCが鼻声だったので、今流行の風邪かなと 聞いてみると…花粉症ということでした。もうそんな季節 なのですね。私もですが、皆さんお気を付けくださいませ。
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