2012.2.1 Wed 寒い夜はジャズの温もりを感じて…いい感じ |
▶鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんの 実力派クァルテット。このグループはジャズの名曲を良く演奏しますが、 昔の曲は名曲が多かったなあ、とこのステージを聴くたび思います。 ▶名曲には歌心があって、このグループが演奏するとメロディーが スーッと心に届いてきます。お互いが尊重しあっていて、いい コミニケーションがとれ、お互いの良さを引き出す演奏ぶり。 だから聴いててとても気持ちが良いグループなのです。 ▶寒さのせいかお客さまが少なくて、もったいない思いでいっぱい。 もちろんいらした方は、最初から最後まで熱心に、心地よく お聴きになっていました。 ▶1st.stage…ロマンティックなバラードからステージ開始 ♪You Go To My Head、♪I Should Care、若井さんが1年前に作曲した ♪一月のワルツ、♪The More See You。 ▶2nd.stage…K.ジャレット♪Prism、B.エバンス♪Peri's Scope では ベースのソロイントロから入りました。♪Ballad Of The Sad Yung Men、 ♪All The Things You Are。選曲もなかなか素敵ですよね。 名曲に浸った、寒さ厳しい夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.2 Thu 完成されたサウンド、久しぶりの出演 |
▶今年は確か、暖冬に近い長期予報でしたよね。なんでしょうかこの豪雪は。 でも東京は、寒いことは寒いですが、雪は降りません。雪のニュースを 聞く度に、狭い日本なのに随分差があるように思います。 ▶昨夜は当店3カ月ぶりの出演になった、鈴木良雄(b) 野力奏一(pf) 岡部洋一(per)さん、そして井上信平(fl) さんの《BASS TALK》。 昨年出したCDの売り上げが良かったということで、この3月に 2枚目をレコーディングして6月発売し、コンサートも行うようです。 ▶結成11年。チンさんの曲を、名アレンジャーの野力さんが膨らませて 素晴らしいサウンドに仕上げる完成されたユニットで、日本の香リのする 曲を多く持っています。クラシックとジャズの間をいくサウンドでしょうか。 ▶1st.stage…♪Winter's Tale、CDに入れる予定の♪In The Field、 ♪Fairy Dance、♪Dancing Luna、野力作♪Feeli'n Free。 ▶2nd.stage…これもCDに入れる曲♪Touch Of Spring、♪Fairy's Talk、 新曲♪Sev' Azul はポルトガル語で青空の意味だそうです。♪駒、 ♪Winter Daybreak。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.3 Fri パリでもきっと大受けする楽しいステージ |
▶昨夜は、音楽の楽しさを、それはそれは堪能させていただきました。 林正樹(pf) 田中信正(pf)さん二人のピアニストが、1台のピアノを弾く 「4 Hands 1 Piano」《ユニーク デュオ》。このユニットは、またの名を 「NOBUMASAKI」とも呼ばれます。当店で数回、演ってきましたが 昨夜は特に素晴らしかった。 ▶二人の身体がぶつかることなく、20本の指が器用に鍵盤の上を走り、 高度なテクの難しいリズムや面白いメロディーを弾(たた)き出します。 見ているだけでも楽しい上に、音楽的にはもの凄く難しいことを やってるのに、それを微塵も感じさせない愉快な演奏ぶりなのです。 ▶演奏曲のタイトルもユニークですが、タイトルだけでなく中身も 創造性にあふれたユニークなサウンドで、こんな曲と演奏を 譜面に起こせる二人に感心してしまいます。私ら凡人とは頭の回路が 違うことは確かなようですね。そして、こんなことを追求している お二人の、音楽に対する姿勢がステージに滲み出て、観ても聴いても 楽しい上質のデュオなのです。 ▶1st.stage…信正アレンジの♪I Got Rythm、正樹さんの作品 ♪童話で書かれた生態系、正樹作のまだ仮りのタイトル♪Untitled B、 もの凄く激しくアップテンポの♪いのししとの決闘…は、正樹作。 T.モンク作・信正アレンジの♪Well You Needn't。 ▶2nd.stage…信正作♪Foot Steps Of Japanese Short Tail、 正樹作、素数の曲♪2006、信正アレンジの♪All Blues、 信正作♪クラーク…は、それぞれのソロが入り、クライマックスに 達したところでストンと落ち着いて終ったドラマチックな曲です。 正樹作の♪そたち…ドレミシリーズのひとつで、ソの音が沢山 出てきます。「ソ立ち」なのか「ソ達」なのかは聞いてません。 アンコールは、S.スワロー作信正アレンジの♪Item 6 D.I.T。 ▶私の宣伝が悪いのか、まだよく知られてないのでしょうか、 お客さまの少ない客席で、皆さんに聴かせたかったのに残念至極。 客席には、伊藤君子(Vo)さんが(サスガ勉強熱心ですね) 聴きにいらして、二人の創造性と、ユニークな演奏に感心し、 感動もされていました。 ▶このユニークデュオ、来月パリ公演し、トルコのイスタンブール とカンカラでも演奏されるそうです。エスプリの通じるパリです、 きっとパリでは大受けするに違いない、とペコちゃんも私も 話しました。トルコの音楽事情は解りませんが、ここでもきっと 大評判になることでしょう。 ▶渡欧は3月2日の便だそうです。当店の次回の出演は、6月5日。 ぜひ一度お聴きになって、こういうジャズもあることを知って お楽しみいただきたいと思います。きっとファンになると思いますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.4 Sat 明るくお茶目なマヤさん、好感度抜群のステージ |
▶マヤ・ハッチ(vo) 金子雄太(org) 吉田サトシ(g) 今泉総之輔(ds) さん。 マヤさんは、吉田さん以外のメンバーとは初顔合わせでした。でも、 リハーサルで彼女の声と人柄に、みなさんすぐに打ち解けて、 楽しい彼女らしいステージを繰り広げました。 ▶マヤさんは、お母様は日本人ですが、アメリカ生まれのアメリカ育ち。 ちょっと日本語がヘンなところがご愛嬌で、MCでは客席の笑いを 誘います。今年は、落ち着いた上品な日本女性になりたい、と 思っているそうです。 ▶その彼女のMCでの話。TVの国会中継を見ていて…偉い人が 話しているのに、どうして周りがあんなに騒いで怒鳴っているの? (どうやら議員が大声でヤジっているのを見たようです) とても不思議な光景に映ったようです。アメリカでは見たことがない 初めての風景で、大変驚いたということです。 ▶討論とか議論がちゃんとできない国民性なでしょうか、きちんと 勉強する機会のない教育のせいでしょうか。彼女のちょっとヘンな 日本語でのMCでしたが、改めて気付かされ考えさせられました。 彼女は、アメリカ的で何事も率直にものを言いますが、話し方が 可愛らしく、愛嬌もあるので、皆つい笑いがこぼれてしまうのです。 ▶はじめてオルガンの伴奏でしたが、オルガンのサウンドにも 負けないいい声で、これまでにない楽しいステージになりました。 彼女には、男女共にファンになってしまうようです。 ▶1st.stage…♪This Can Be Love、♪Green Dolphin Street、♪Gee Baby、 この世に生まれて来たのには意味がある…そんな内容のマヤさんの作品 ♪Chase The Path、バラード♪Nerness Of You、吉田サトシ・マヤ共作 ♪Lost And Found、ラックスのTV-CMで歌っている♪Grow Your Beauty。 ▶2nd.stage…♪I Just Found Out About Love、♪Tea For Two、 ♪Afro Blue、♪God Bress The Child、♪How Long Has Thi's Been Going On、 吉田作♪Means To Be、♪Someday My Prince Will Come。 アンコールはマヤ作♪Beatiful Seeds Grow。 ▶金曜日にしてはちょっと客席が寂しい夜でしたが、マヤさんの CDは沢山お買い上げいただきました。ピュアーな人柄な上に、 作詞作曲の才能もあるマヤさん、この4月にNYで2枚目のアルバムの レコーディングをするそうです。自然と応援したくなりますね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.5 Sun お客さまの心を惹きつける屈託の無いステージ |
▶グレース・マーヤー(vo,pf) 荻原亮(g) 杉本智和(b) 原大力(ds) さんの週末。 マーヤさんのトレードマーク、昨夜の帽子は茶色のハット。いつものように 「おいしい水」を飲みながら、親しみやすく語りかけるMCとともに、 リラックスしたステージを繰り広げました。 ▶クラシックの基礎がしっかりできているピアノは、タッチが綺麗で、 声も良く、英語も堪能。飾らない陽気な浜っ子らしいキャラは、 外人にも日本人にも親しみやすく、大人気。荻原さんの良く歌うギターと、 どっしりしたベースにサポートされて、自由奔放に演じます。初めての お客さまも大いに楽しみ、彼女のCDも上々の売れ行きで、週末らしい ちょっと大人の、良い感じのステージでした。 ▶1st.stage…♪Love Letter、♪How Deep In The Ocean、 ♪The Night We Called It A Day、♪Kiss Of Life、 T.モンク♪In Walked Bud、♪When I Fall In Love、 ♪I Love Being In Love With You。 ▶2nd.stage…♪Old Devil Moon、♪Golden Earring ♪Ponciana、 ナンシーウイルソンの持ち歌♪Save Your Love For Me、 8ビートで♪Lover Man、もうすぐのバレンタインデーにちなんで… ♪My Funny Valentine、♪It Might As Well Be Spring。 弾き語りで、J.ミッチェルのどうしようもない男を好きになってしまった歌 ♪A Cace Of You。アンコールは楽しくブルースで♪Route 66。 週末らしい楽しい夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.7 Tue 悪条件にもかかわらず真由子ファンが集った夜 |
▶片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds) さんのトリオに、 雨の週明けにもかかわらず、真由子さんファンはいらしてくれました。 真由子さんのMCは、飾り気の無い話し方ですが、正直な気持が ストレートに出ていてとても好感が持てます。人柄なんでしょうね。 ▶最近はツアーが多くて、練習が出来なくて辛いようですが、 そうした気持ちが音楽に込められて伝わってきます。昨夜も、 前日ツアーから帰って来たばかりで、ツアーが終わってホッとしたら 朝、起きられなかったそうですが、しっかり練習してきた新しい曲を 披露してくださいました。 ▶ツアーというのは、移動も大変だし、毎夜、寝床が違うので ぐっすりできません。とても体力のいる仕事で、きちんと健康管理を していないと、中年になって身体を悪くするミュージシャンも多いです。 ピアニストは楽器を持ち運ばなくていいのは楽ですが、逆に 弾きなれた楽器で演奏できないのは辛いようです。でも、真由子さんは 当店のピアノの響きが大好きで気に入ってくれていて、昨夜も 気持よく弾いて、いい音が店内に鳴り響きました。 ▶1st.stage…♪Secret Love、真由子作 ♪Monk's Walking、 真由子作♪Bad Cat's、M.ヲルドロンの♪Straight Ahead、 彼女はアービー・リンカーンが大好きで彼女が歌っているのを聴き 新しくレパートリーに入れたという♪All The Things You Are。 ▶2nd.stage…♪Love Me Tender、♪Mrs. Parker of K.C.、 ♪Reflections、味のあるイントロから始まった♪Body And Soul、 ♪The Good Life、アンコールは綺麗なピアノの音が響き渡った ピアノソロ♪Warm Valley。その美しい響きを頭の中で大事に しながら、私もみなさまも帰路につきました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.8 Wed 皆さんとともに元気をもらった熱い演奏 |
▶海老沢一博(ds) 林正樹(pf) 坂井紅介(b) 小池修(ts) 竹内直(ts,b-cl,fl) さんの 《KEEP GOING》のメンバーは、全員売れっ子で忙しく、海老沢さんもいつも メンバーを揃えるのに苦労をされていますが、昨夜は3カ月ぶりの出演で ファンは首を長くして待っていました。 ▶雨の火曜日ということでいつもよりお客さまは少なかったのですが、 MCは曲の紹介だけで演奏に集中し、熱いあついステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…♪You Don't Know What Love Is、W.ショーター♪Foot Prints、 ピアソラの♪Oblivion は、竹内さんがバスクラリネットでエキゾチックな 雰囲気を創りアレンジがとても素敵でした。林さんの作品♪Japamenco は 変拍子のとても面白い曲。M.タイナー♪Passion Dance。 ▶2nd.stage…♪Carioca、♪St.Thomas、♪It Don't Mean A Thing… 2テナーの迫力が凄かった。♪Body And Soul は竹内さんのフルートイントロ から入って、メロディーは小池さんのテナーが、エンディングは2重奏になり 最後はテナーで終りました。♪Impressions イントロは亡き高橋達也さんに 捧げて彼の生まれ故郷の鶴岡の風景を音に入れて始まり、それぞれの 想いがこもったソロを披露。アンコールは♪Caravan でした。 ▶緊張感と説得力のある演奏に、お客さまは皆さん大満足されていました。 次回の出演は間が開いて6月になりそうですが…乞うご期待 !! ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.9 Thu ファンキーに燃えた みぞれまじりの寒い夜 |
▶1ヵ月1度のライブにすべてをかけている岸田さんリーダーの、 その名も《ファンキーボーイズ ジャズバンド》岸田恵士(ds) 山本剛(pf) グレッグ・リー(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さん。 この日のために体調も整えて、気合い満々で臨みます。 ▶今は訳あって本職はタクシードライバーで、同じ職場の 所長さんはじめ運転手仲間が大勢応援に見えていました。 きっと職場でも人気者なのですね。そして、なぜか岸田さんは 女性ファンが多く、昨夜も毎回見えるファンの方々が いらっしゃいました。ファンの多いミュージシャンは、 店主としてもとてもありがたいことです。昨夜は、レギュラー メンバーによる演奏で、ミュージシャンも岸田さんと一緒に 楽しみながらの元気なステージでした。 ▶1st.stage…♪Straight No Chaser、♪Maiden Voyage、 トランペットのソロが冴えた♪What's New、♪Blue Minor、 狂っている人間が世の中と地球を壊している、狂気が正気で、 正気が狂気…と歌った岸田作♪Burnin'。 ▶2nd.stage…♪Sunburst、ミュートを付けたトランペットで ♪Stella By Starlight、岸田作♪Cool Down、ピアノトリオで 山ちゃん十八番(おはこ)の♪Misty、クィンテットで♪Lover、 岸田さんの十八番で夜のタクシードライバーが見た人間模様を 歌う岸田作品♪大都会の遊牧民、アンコールはリクエストに 応えた♪A Night In Tunisia で、気合が入って元気のいい ステージが終りました。 ▶岸田さん、この次は4月4日です。毎夜、出演を楽しみに、 タクシーを運転されます。気をつけて、そして、 ガンバッてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.10 Fri マルチピアニスト、クリヤさんならではのステージ |
▶ジャズ界の活性化に向けていろんな方面でマルチに活躍されている クリヤさんがプロデュースした昨夜の《KOTETSU With クリヤマコト》。 メンバーは、クリヤ・マコト(pf)さんの他、柳原旭(b) 中延達也(per)さんと クリヤさんが発掘した男性ボーカリストKOTETSUさん。 ▶You Tube で新人発掘のためのアドリブコンテストを行い、 関東地区で優勝したのがKOTETSUさん。トロンボーンを勉強しに バークレー音大に2年間留学し帰国したのですがあまりパッとぜず、 途中からヴォーカルの勉強をはじめてこのコンテストに受かった、 という経歴の持ち主です。 ▶音楽の基礎ができていて、声も良いので、これからいろんな場所に 出演して歌い込んでいけば、トロンボーンも吹けるシンガーとして きっとモノになります。将来が楽しみです。昨夜はヴォーカルの他 トロンボーンも演奏されました。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Be The Only One、B.エバンス ♪Blue In Green、♪レゲー調でKOTETHU作品の日本語の曲、 ♪Georgia On My Mind、♪Shining Star、♪What's Going On、 ♪Golden Lady。 ▶2nd.stage…♪Dindi、C.コリア♪Open Your Eyes、♪Angel、 エレピの伴奏でトロンボーンとヴォ―カル♪People Make The World Go Round、 C.ブラウン♪Daahoud をピアノとヴォ―カルとベースのアップテンポで、 トロンボーンとピアノそしてヴォ―カル♪Tears In Heaven、 C.コリア♪Spain、アンコールは♪Lush Life。 ▶ずいぶん若い方が多い客席で、演奏中はとても熱心に聴き、 休憩時間になるとあちこちでジャズ談義に華が咲いていました。 若い人たちがジャズクラブに足を運んでくださることは、もちろん お店にとっても嬉しいことですが、ジャズ界の活性化にとっても とても大切でいいことだと思います。若いミュージシャンが ジャズの世界に希望を持てるよう、私たち中高年ももっと 頑張らないと…そんなことも思った昨夜のステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.11 Sat 聴く人をリラックスさせ和ませ楽しませたステージ |
▶スペシャルゲストに ギラ・ジルカ(vo)さんを迎えた昨夜の《HOT CORNETS》 メンバーは、木幡光邦(cor,tp) 宮崎信義(g) 竹中俊二(g) 中村健吾(b) さん。 ドラムレスなのでドラムセットがなく、ステージが少し広くなって、 宮崎さんギラさん木幡さん竹中さん、と皆さんが前一列に腰掛けて並び、 後ろに健吾さん、というステージ配置。なぜかギラさんは、みんなと 並んだ中で歌うのを嬉しがっていらっしゃいました。 ▶木幡さんは、彼女のアルバムに参加しています。でも、この編成で 彼女が歌うのは初めて。話始めると止まらない癖がある、というので、 隣の木幡さんにストップをかけてください、と頼むほど、優しい関西弁の おしゃべりが心を和ませてくれました。 ▶この1月に、NY、ロンドン、パリに行って、パリでは彼女のCDを 時々放送しているラジオ番組に出て、DJの方にしっかり木幡さんのCDも 使ってくださるようお願いしてCDを手渡してきたそうです。 なかなかのミュージシャンシップですね。 ▶1st.stage…インスト曲♪Rose Room、ギラさんが入って ♪Love You Madly ♪Sometimes Im Happy アップテンポの♪Misty、♪My Romance、《HOT CORNETS》の CDにも入っている♪Cherokee…この曲を歌うシンガーは、 あまりいませんが、ギラさんのお気に入りの曲なのです。 ♪Love For Sale。 ▶2nd.stage…ここでサプラライズ。一昨夜が誕生日だった木幡さんを 突然の♪Happy Birthday でお祝い。さらにギラさんの故郷イスラエルの お祝いの歌♪Havana Geila…Geila は太陽という意味だそうで、実は ギラさんのGeila。それで太陽のように明るいのかしら。 ♪Honeysuckle Rose…あんまり素敵すぎて「よだれ」まで素敵、 と歌う歌です、とギラさん。♪Lover Man、♪As Time Goes By、 《HOT》のCDに入っているCaravan。アンコールは、客席にいらした TOKUちゃんを呼び出して♪What A Wonderful World。 ▶発音の素晴らしいヴォーカルと、優しく面白いMCに沸いたステージ。 飛び入り演奏したTOKUちゃんも一緒に、誕生日ケーキを珈琲とともに みんなで美味しく食べて終わりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.12 Sun 相変わらずの人気者、観て好し聴いて良しの佳子さん |
▶1年ぶりの出演で「みなさま明けまして…」で始まった 木住野佳子(pf)さんと西嶋徹(b) 藤井学(ds)さんのピアノトリオで、 週末土曜日の夜のお店は、大入り満員になりました。 ▶佳子さんは長い黒髪に少しカールをかけ、小豆色のブラウスに、 黒のちょうちん風スカート、黒のブーツのおしゃれな姿で、 MCも上品で優雅、美人ピアニストの面目躍如です。 ▶クラシックの基礎ができている、粒の揃った綺麗なタッチの 彼女のピアノの良さをよく知っている二人のサポートも素晴らしく、 優雅で素敵なステージでした。 ▶1st.stage…木住野作♪Hope、木住野作♪雪待月 は筝曲を ピアノで聴くような日本の香り漂う美しい曲、木住野作♪凛嶺、 ♪上を向いて歩こう、ボサノバで♪美味しい水、木住野作 ♪Bossa De Funk、♪Con Passion。 ▶2nd.stage…木住野作♪Jealousy、バレンタインチョコの お話をされて♪My Fanny Valentine、♪Waltz for Debby、 タンゴ♪Jealousy、ピアソラ♪Libertango…私は彼女が タンゴを演奏したのを初めて聴きましたが、とても素敵でしたよ。 木住野作♪極楽鳥、アンコールは♪One Note Samba。 満席のお客さまは、皆さん「佳子ワールド」を堪能され、 楽しまれたようでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.13 Mon 孫のレイくん(5歳)、ドラム初披露 |
▶昨日、日曜日昼過ぎ、砧公園前の「上用賀アートセンター」で、 キッズたちのドラム発表会があり、見に行って来ました。 この発表会は、堀越彰さんが主宰しているドラムスクール 「カノープス」の発表会で、昨日は第3回。レイくんは、 ピアノほど熱心に通っているわけではありませんが、 時々行っていて、昨日は初参加です。 ▶実は通い始めてから後で知ったのですが、堀越さんは、 BODY&SOUL ファミリー 海老澤(ds)さんのお弟子さんで、 今は4ビート専門ではありませんが、各方面で活躍中の方。 当店にも出演している林正樹(pf)さんとも時々、演奏活動 されているようです。 ▶下は4歳、小学校前の子供が5〜6人、小学生・中学生が 20人以上とほとんどで、中には一緒に始めた親御さんや、 40・50の手習いで始めた方もちらほら。ソロ楽器である ピアノの発表会と違って、好きなCDに合わせて叩いたり、 生の Eギターと Eベースに合わせて叩いたり… ▶レイくんは、パパの影響か、生まれてすぐから幼い子とは 思えないほど、ヘビメタ・ハードロック「NIRVANA」が大好きで、 (ジャズには今だ関心がなさそうです)愛用の赤いスティックを 持って、はにかみながら登場。♪Smells Like Teen Spirit のCDに 合わせて腕前を披露しました。 ▶いずれはプロに…などと思っているわけではありませんし、 婆バカですが、なかなかリズムセンスと腕の使い方がいいかな(笑)。 ドラム演る子は元気な子が多く、先生は幼いいたずらっ子たちの ご機嫌をとったり、ちゃんとやらせる大変さがよく解りましたが、 いい先生につく習い事は、しつけにもよさそうです。 ▶まだまだ続いていましたが、私はお店で「新人登竜門ライブ」 が始まる時間になったので、途中で退出させていただき、 お店に向かいました。 ←レイくんのスナップ写真 |
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2012.2.13 Mon 大盛況だった初の試み《新人登竜門ライブ》 |
▶プロデュースされた望月彩さんは、国立音大の卒業生で、 仕事の傍らご自分で出演メンバーを集め、昨日も早くから お店に入ってリハーサルを重ね、本番に臨まれました。 ▶アドバイザーとしていらっしゃったのは、小曽根真さんと 「ノーネームホーセス」のメンバー、岡崎好朗(tp) 岡崎正典(ts) 奥村晶(tp) 近藤和彦(as) 三木俊雄(ts) 中村健吾(b) さんらが 勢揃いして、若者たちの演奏を熱心に聴かれました。 ▶最初の演奏は《大武優クァルテット》メンバーは、 北谷麻里枝(pf) 落合康介(b) 朝日拓馬(g) 大武優(ds) さん。 学生の方もいましたが、プロになりたてのグループで、 8ビートから4ビートまでプレイ。終ってからの小曽根さんの コメントをご紹介します。 ▶2回のリハーサルでこのレベルの高さの演奏は素晴らしい。 演奏中の笑顔も良い、失敗を恐れずに、そのとき感じたことを 音に出して、1+1+1が1になるように。そして、 心に届く演奏をするには1+15でも1になるように、 演奏の青写真を共有して、他人の伴奏になった時でも、きらめいて いるように…という素敵なコメントでした。 ▶2番目は《兼松衆クァルテット》メンバーは、佐々木はるか(as) 角田隆太(b) 川島祐介(ds) 兼松衆(pf)さん。こちらもレベルが高く、 すぐ当店に出演してもおかしくないくらいの演奏でした。 兼松さんは作曲もされ、じきに音楽出版会社と契約をするそうです。 先輩ミュージシャンたちは、彼のオリジナル曲を大変褒めて才能を 認めていらっしゃいました。はるかさんは音色もよく、歌心もあって、 小柄なのにエネルギュッシュな演奏が素晴らしいと思いました。 ▶アンコールには、岡崎好朗(tp)さん三木俊雄(ts)さんが演奏に加わり ♪酒と薔薇の日々を。そしてC.パーカー♪Donna Lee を、小曽根さん はじめ全員が出て6管で演奏。凄いスピード感と迫力にお客様は大喜び。 次には、最初のバンドメンバーに替わって♪Fのブルース。 ミュージシャンがそれぞれアドバイスとコメントをされ、 初の試みを終えました。が、名残惜しい感じでまたジャムが始まり 深夜まで演奏が続きました。みなさん本当に演奏が好きなんですね。 ▶小曽根さんはじめ皆さま、お忙しい中、貴重なお時間を若者たちの ためにくださり、また貴重なアドバイスと温かいコメントをくださり 心から感謝いたします。若者たちはどんなに励まされたことでしょう。 この企画を推進された彩さん、よかったですね!みなさま、 ありがとうございました。 |
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2012.2.14 Tue 客席にはデビュー当時のファンの方も… |
▶先月に引き続き、6年ぶりの再会共演になった「TOKU-BAND」 TOKU(vo,flh) 秋田慎治(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) 荻原亮(g) さんの 昨夜は、週明け月曜日にもかかわらずお店は賑わいました。 ▶デビューしてから11年目に入るTOKUちゃんですが、初めの5年間は このメンバーで活動し、その後それぞれ活躍していたメンバーですが 今年から6年ぶりに集まって演奏するようになり、昨夜も久しぶりに 聴きにいらしたデビュー当時のファンの方たちも多く、客席は女性で 一杯になりました。地方からも何組かいらっしゃいました。 ▶このメンバーと信頼関係ができていて気も許せる仲間との演奏に TOKUちゃんは安心して、リラックスした楽しいステージを 繰り広げました。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、♪Knocks Me Off My Feet、 ♪The Best Things For You、雰囲気をガラっと変えて♪My Foolish Heart、 ♪I Get Lost In Your Eyes、♪To Be With You。 ▶2nd.stage…♪Paradise Cafe ♪Goldon Lady、ベースとヴォ―カルで ♪Fly Me To The Moon、昔懐かしい♪Amapora、♪Kiss Of Life、 この時期です♪My Fanny Valentine、アンコールの♪Cherie Amour で、 客席のお客さまも一緒に両手を上げて揺れて、ラ・ラ・ラ…とコーラス。 終演後もメンバーのみなさんは、同窓会といった感じで、帰るのを忘れて 楽しそうに懇談されていました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.15 Wed 愛と恋がテーマのバレンタイデーの素敵な夜 |
▶生憎の雨になった昨夜のバレンタインデー。愛と恋がテーマの曲ばかりが 演奏された、メンバー 中村健吾(b) 纐纈歩美(as) 類家心平(tp) 菊地太光(pf) 福森康(ds)さんの《St. Valentine's Day Special》。プロデュースしたリーダー 健吾さんの他は全員若いミュージシャンです。 ▶皆さん張り切って、早くからリハーサルをして本番に臨んだのですが、 朝からの冷たい雨で期待したほどお客さまがいらっしゃらず、いい演奏を もったいなく感じた素敵なステージ。ミュージシャンにはお気の毒でした。 ▶1st.stage…♪What Is This Thing Called Love をトランペットが吹き 同じコード進行の♪Ornithology をアルトが吹く珍しい二重奏で開始。 そして♪East Of The Sun、アップテンポの♪The Man I Love、 トランペットをフィーチャーしての♪I Thought About You は、 想いの込もったソロでした。アップテンポの♪Secret Love。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪When I Fall In Love、健吾さんの作品 ♪All Well With You ではイントロ二管のハーモニーがとても綺麗に 店内に響きました。♪Beautiful Love、アルトをフィーチャーして ♪I Fall In Love Too Easily、♪Lover。 ▶纐纈さんと類家さんのコンビネーションも良く、店内には、 愛と恋の曲が次々と素敵に鳴り響き、いらしたお客さまはみなさん 「素晴らしかった、感動しました」とおっしゃってお帰りになりました。 多くの、特に女性とカップルに聴かせたかった、愛と恋をテーマにした とっても素敵なヴァレンタインデーの夜でしたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.16 Thu 三つの個性が引きたったトリオ演奏《パーカシブ》 |
▶大口純一郎(pf) 坂井紅介(b) 大儀見元(per) さんの《パーカシブ》 編成はとてもシンプルですが、厚いサウンドが大きく広がり、 店内が心地よい音で満たされた昨夜。 ▶客席には、このグループのファンの方が多く、大口さんの 出身校である東工大のジャズ研の先輩方も、地方からも お見えになりました。珍しい編成と骨太のサウンドに魅せられ、 携帯で写真を撮る方もちらほらいらっしゃいました。 ▶1st.stage…H.ハンコック♪Maiden Voyage、 T.モンク♪Let's Call This、♪Verdad Amarga、大口作♪うお、 これは魚の泳ぐ様子を音にした曲で変化に富んだ面白い曲。 W.ショーター♪Summit。 ▶2nd.stage…キューバの曲で三部作♪Elegua〜♪Yamaha〜♪Obatala、 …大儀見さんが歌とパーカッションで素晴らしいソロを 演じました。ブラジルの曲で♪Astronauta(宇宙飛行士)… けだるい感じは宇宙遊泳でしょうか。雰囲気を変えてT.モンク ♪Monk's Mood、♪All Blues、アンコールは♪Speak Low。 ▶この三人ならではのサウンドで、紅さんのベースの音も冴え、 なくてはならない役割を演じていたのが印象的でした。 スタンダード曲あり、ラテン・ブラジル曲あり…バラエティーに 富んだ選曲で、サウンドに酔える夜でした。あまり聴くことが できないこのグループ、次回はGW開けの5月10日です。ぜひ、 お聴きになってください。私からもお勧めです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.17 Fri お客様も大勢応援にいらして将来が楽しみに… |
▶昨夜は、時々三人で出演していた《BODY&SOUL シスターズ》の 長女格、情家みえ(vo)ちゃんの当店単独初デビューだったステージ。 バックは、金子健(b) 中嶋錠二(pf) 今村健太郎(ds) さんのトリオ。 ▶彼女は18年ほど前に歌手を目指して四国から上京。当初は 当店でアルバイトをしながらこの道を目指しました。ジャズは、 音楽と英語の勉強もしなくてはなりませんが、両方を一生懸命 勉強した成果が、昨夜のステージに表れていました。 ▶トリオのリーダー金子さんが選んだ中嶋さんも今村さんも、 当店初出演。しっかりした丁寧なサポートで、彼女を盛り立てました。 本来「歌伴」は難しいのですが、基礎ができている今の若い人は、 しっかりこなします。バランスも良くて聴きやすく、みえちゃんも 伸び伸びと歌うことができました。 ▶1st.stage…インスト曲♪F.S.R、O.ピーターソン♪You Look Good To Me、 みえちゃんが入って♪Almost Like Being In Love、♪Fly Me To The Moon、 ♪星に願いを、♪Eeast Of The Sun、♪For Once In My Life、 ♪Day By Day。 ▶2nd.stage…インスト曲♪Be My Love、みえちゃんが入って ♪I'll Remember April、♪Love You Madly、バラード♪You Don't Know Me、 アップテンポで♪I Cry For You、きれいに♪Smile、 ♪I Can't Give You Anything But Love、アンコールは心のこもった ♪Body And Soul でした。 ▶客席には、歌の先生である伊藤君子さんと海老沢一博さんご夫妻が いらして、生徒の旅立ちのステージを聴いていらっしゃいました。 私は、最後の♪Body And Soul を聴いていて、なんだかウルウルと 目頭が熱くなってしまいました。良かったよ、みえちゃん !! ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.18 Sat 5人の個性がうまく融合して素晴らしい演奏 |
▶近藤和彦(as) 浜崎航(ts) 椎名豊(pf) 井上陽介(b) 江藤良人(ds)さんの 《スペシャル クィンテット》は、その名の通り、この5人による 演奏が聴きたくて当店の女性常連客がメンバーを組んで、最初は ブッキングまでした特別なユニット。昨夜はその2回目です。 ▶全員がリーダーで自己のグループを持って活躍している実力派 粒ぞろいメンバーで、それぞれが演奏したい曲を持ち寄って 演奏しますが、5人の個性が遺憾なく発揮され、うまく影響を 与え合って、昨夜も、スリリングでスピード感を堪能できる、 ジャズファンにはたまらないステージになりました。 ▶ひと昔前とガラッと変わって、耳の肥えた熱心な女性ジャズ ファンの多い時代になりました。昨夜も客席には女性が多く、 女性が多い店内は、どこか華やかでいいですね。 ▶1st.stage…♪This Is New (クルトワイル作・江藤選曲)♪ Blue Z's (井上陽介作・井上選曲)♪7.5 (ビルスチュワート作・浜崎選曲) ♪無題(4/5拍子のバラード・椎名豊作・椎名選曲) ♪ 無題(アップテンポの曲・椎名豊作・椎名選曲) ▶2nd.stage…♪ Such Sweet Thunder (デュークエリントン& ビリーストレイホーン作・近藤選曲)♪ 無題(浜崎航作・浜崎選曲) ♪India(J.コルトレーン作・江藤選曲)♪My One And Only Love (トリオ演奏・井上選曲)♪Chick's Tune (チックコリア作・近藤選曲) アンコールは♪Bye Bye Blackbird。お客様と共に、ジャズらしい ジャズを堪能した夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.19 Sun 想いが全部歌にたくされた素晴らしいステージ |
▶週末土曜の夜は、チャリート(vo)さんと、ユキ・アリマサ(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds)さんのトリオ。ヴォーカリストは バックの演奏者によって、ステージの出来が左右されます。 ▶昨夜のメンバーは、彼女とはツーカーの仲で、歌の内容や 歌詞をよく理解し、歌い手の意図をすぐに汲みとって演奏する ベテラン実力者たち。チャリートさんは、水を得た魚のように 伸び伸びと自由に思う存分歌われました。さらに、客席の反応が また素晴らしく、彼女も大いにノってお客さまと一体になり、 すばらしいステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…インスト曲は♪East of the Sun、♪Beautful Love 躍動感に満ちたトリオ演奏の後、チャリートさん登場して ♪ I Can't Give You Anything But Love、♪They Say It's Wonderful、 ♪Speak Low、先日急逝された H.ヒューストンに捧げて ♪Saving All My Love For You、S.ワンダー♪Why I Feel This Way、 ♪But Beautiful、♪As。 ▶2nd.stage…インスト曲♪Stompin' At The Savoy、昨年彼女が 欧州ツアーでケベック地方のジャズフェスに行ってその時に 見た星空の美しさを思い出しながら…♪So Many Stars、 ♪Spring Can Really Hang You Up The Most、♪Rock With You、 再び H.ヒューストンに捧げて情感のこもった♪Greatest Love Of All、 ♪Like A Lover、♪Day By Day、♪Caravan はドラムイントロから 凄いスピード感で、皆のソロも凄く、客席が湧き上がりました。 アンコールは、これも情感のたっぷりこもった♪My Funny Valentine。 ▶演奏者も客席も、大変楽しく大いに盛り上がって、週末の夜に ふさわしいステージになりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.21 Tue 音色も美しい、若く美しい二管の素敵なステージ |
▶フロント二管が若き女性サックス奏者 加納奈実(as) 纐纈歩美(as)さん、 バックのトリオが 後藤浩二(pf) 杉本智和(b) 藤井摂(ds)さんの 週明けの夜。 若くて美しい女性二人がステージ中央で、とても華やかな店内でした。 ▶現在は歩美さんは東京暮らしですが、お二人は名古屋出身の同い年で 大の仲良し。奈実さんは名古屋を拠点に活動されていますが、彼女は、 9歳からアルトを吹いているということで、芸歴的にはこのメンバーの 中で一番長いようです。 ▶繊細で美しいピアノに、どっしりとしたベースとパワフルなドラムを 従えて、奈実さん歩美さんは伸び伸びとプレイ。二人とも楽器の音色が 大変美しく、仲良しらしくコンビネーションもよくて、とても 聴きやすいステージでした。 ▶1st.stage…T.ハレル♪Vista M、M.ペトルチアーニ♪Manhattan、 歩美さんをフィーチャーした♪Bewitched は、滑らかな気持ちのいい 音色でした。奈実作♪まだ題名がない曲…アップテンポのいい曲でした。 ▶2nd.stage…後藤作♪Nocturne No1、R.ヤンソン♪Get It、奈実さんを フィーチャーした A.リンカーン♪Bird Alone は、歌心のある素敵な ソロでしたよ。♪Midnight Voyage、アンコールは二管のハーモニーが 美しくて素敵に響いた♪It Could Happen To You。 ▶後藤さんのMCは、奏でる美しいピアノとのギャップが大きくて、 思わず笑いに誘われます。そんな和やかないいステージでしたが、 月曜日のせいかお客さまが少なくて惜しまれます。名古屋から 手弁当でやってきてくれた後藤さん奈実さんにはお気の毒で、 申し訳ない気持ちでした。 ▶次回は来月3月28日水曜日です。とても素敵なサウンドですが、 何よりお二人がカッコよくて華のあるステージを、ぜひ聴きに いらしてください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.22 Wed 沖縄ではすっかり有名人になっている蘭ちゃん |
▶大城蘭(vo)ちゃんといつものメンバー、平岡雄一郎(g) 福井ともみ(pf) 吉田豊(b) 和丸(ds) さん。蘭ちゃんは、肩の出た黒のロングドレス姿で ファッション雑誌から抜け出たモデルのような素敵な格好でした。 ▶肩は、アスリートとしてまた一段と引き締まって、水泳選手のような 感じになってきました。それで、沖縄トライアスロン大会のポスターに 採用されたそうです。毎日泳いでいるから当然でしょうか。アスリート としても活躍されています。 ▶音楽の方は平岡さんが指導していて、沖縄のビールのTV-CMにも 出演されましたが、今度はポスターに起用され、沖縄ではすっかり セレブになっているようです。3月には沖縄ツアーを行うようですが、 きっと大人気になってファンも増えるでしょうね。 ▶1st.stage…♪Straighten Up And Fly、平岡さんのアレンジの ♪Night And Day はバースから歌いました。♪My Funny Valentine、 ♪Quiet Night Quiet Stars…遊びにいらしたギタリストが入って 2ギターになりました。♪It's All Your Fan It、♪I'v Got You Under My Skin、 ♪Over The Rainbow、♪Cherokee。 ▶2nd.stage…♪On Aclear Day、♪Let's Do It、♪Melancholy Baby、 ♪Just One Of Those Things、♪Buck、♪Anether Star、 ♪Look To The Rainbow、♪Day In Day Out、アンコールは 沖縄バージョンの♪Amazing Grass、最後は2ギターになって♪Rout 66。 熱烈な男性ファンを魅了して、賑やかに終りました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.23 Thu 山本トリオにお店は和やかで大ハッピーに |
▶久々のトリオ出演、山本剛(pf) さんと香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さん。 店内はほとんど皆さまが剛ちゃんファンで、お客さまはお顔見知りばかり。 とても和やかな雰囲気でした。 ▶演奏はだんだんノりにノッてきて、大隅さんはドラムを叩きながら ウォッ!ウォッ!と声が出るほど。香川さんのご両親もいらっしゃり、 剛ちゃんは気をきかして彼にソロを沢山まわしていました。 店内はなんだかホームパーティーのような雰囲気。 ▶最初のステージはじっくりトリオ演奏を聴かせ、次のステージでは、 いらしていたヴォーカリトたち、チャーミングなEMAさん、博多から 見えた真由美さん、そして当店スタッフの真由美さんらを呼び出して、 最後は剛ちゃん自身も歌う楽しいステージ。笑いに溢れる 和やかな夜になりました。 ▶1st.stage…MJQの♪Baggs Groove、これがないと始まらない♪Misty、 ♪Last Tango in Paris、♪Cheek To Cheek ♪月の砂漠、♪Off Session、 「山本節」を堪能した♪Body And Soul。 ▶2nd.stage…やってきた岸田恵士さんのドラムで♪ Night in Tunisia、 岸田作♪大都会の遊牧民、大隅さんに戻って♪Star Dust。ここからは ボーカルが入りました。 ▶まずEMAさんが入ってとてもチャーミングに♪Someone To Watch Over Me。 次は博多の真由美さん♪I Wish You Love…これは今度出すアルバム のタイトルだそうです。そして、すっかりお馴染みになった当店の 「歌うバーテンダー」真由美さんが♪In Beginning See The Light。 三人三様の個性と歌声にお客さまは大喜びでした。トリは剛ちゃんの 弾き語り♪砂漠に陽は落ちて、ノッてきて♪ダイナ…「旦那、飲まして ちょうダイナ…」で笑いとともに終りました。 ▶次回の山本剛トリオは、3月最終日31日、ハッピーになりたい方 ぜひいらしてお仲間になってください。 P.S. いつもステージの写真は真由美さんが撮ってくれているのですが、 そんなわけで昨夜は、歌ったりバーテンダーしたり…大忙し。 スナップ撮る暇もありませんでした。真由美さん、お疲れ様でした。 |
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2012.2.24 Fri 新曲も披露された今年初の《フロントページ》 |
▶当店で定期的に出演するようになって10年が経つ《フロントページ》 リーダーの三木俊雄(ts)さんが作・編曲しますが、昨夜は浜崎航(ts)さんが 書いた曲も譜面にして提供されました。 ▶浜崎航さんは、名前が全て海に関係した字を使っていますが、 その通り海男で、船舶免許を持ち、さらに医者の免許も持っています。 でもミュージシャンとして活躍されていて、最近は片倉真由子さんとの デュオアルバムを出し、D.エリントンの埋もれていた良い曲を演奏して 話題になっています。 ▶1st.stage…♪Stop And Go…ソロは三木俊雄(ts) 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb)、浜崎さんの作品で♪Thetis (海の妖精)…ソロは、 浜崎航(ss) 福田重男(pf) 曲名通り海の中を妖精が踊っているような感じ。 ♪Escher's Vision (エッシャーの騙し絵)…ソロは 山岡潤(euph) 浅井良将(as)、 「スピードランニング」のTV-CMとして作った曲♪Saudada…ソロは 三木俊雄(ts) 上村信(b)、日本を代表するドラマー東原力哉さんに捧げた ♪East Plain。 ▶2nd.stage…浜崎さんのフルートをフィーチャーして♪Papillon… ソロは福田重男(pf) 浅井良将(as)、♪By Any Means Necessary…これは、 マルコムX の演説の中の言葉「目的のためにはいかなる手段をとろうと 必ずやる」、♪If I Told A Lie、♪墨田川、♪Quantum Leap、 アンコールは古いスタンダード曲♪Time On My Hands。 昨夜の演奏は特に良かった !! メンバーも楽しそうでした。 来月も定例の月末木曜日3∕29、桜の咲く頃。次回が楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.25 Sat 充実した一日になった2つのステージ |
▶夕方「守屋純子オーケストラ」の2012年定期公演「Art In Motion」を 聴きに行って来ました。第1部はアルバム「Into The Bright Decade」の 発売記念もかねて収録曲をオーケストラ演奏。第2部は最初にピアノソロ の演奏で、重文になっている伊藤等伯の絵を題材にした組曲を演奏。 ▶この3篇の組曲は、等伯の地元、石川県の新聞に大きく取り上げられ 話題になり、七尾市では市役所が肩入れするほど大好評になった曲で、 関係者の方もいらしていました。終了後のCD販売サイン会には長蛇の 列が出来、コンサートは大成功のようでした。 ▶全てが守谷さんのプロデュースの力で、精神的にもタフでないと 出来ない事です。私は、彼女のようにエネルギッシュに活動する 女性を尊敬もし憧れます。終わって、いらしていた当店のお客さまと ご一緒して、いい気分でお店に向かいました。 ▶お店では、ローマ時代の女性が着ていたようなベージュのミニドレスに 身を包み、ウィリアムス浩子(vo) さんが、後藤浩二(pf) 西嶋徹(b) 橋本学(ds) 荻原亮(g) さんをバックに、丸みを帯びた良く通る心地よい声で スタンダード曲を歌うステージ。後藤さんのピアノも繊細で、私の心に 美しくしみ入りました。いらした外人のお客さまも、その声と解りやすい 歌詞に感動していらっしゃいました。 ▶1st.stage の曲名は追って。 ▶2nd.stage…♪Mona Lisa、♪I'll Remember April、♪Just In Time、 バラード♪I Loves You Porgy、♪All The Things You Are、 アンコールは♪My Funny Valentaine。いらしたお客さまは、彼女の 優しい歌に包まれて、優しいお顔になってお帰りになりました。 私も、とても充実した一日を終えることが出来ました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.2.26 Sun 久々の大入り満員、活気に満ちた週末の夜 |
▶伊藤君子(vo) 片倉真由子(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds) さんの週末の夜は、 お店が大賑わいで、ペコちゃんはじめミュージシャンもハッピーになり、 とても楽しいステージが繰り広げられました。そしてお客さんも、私も スタッフも、みんながハッピーになった夜でした。 ▶ペコちゃんは、袖に綺麗なスパンコールが付いた黒のシースルーの ワンピース、真由子さんも黒の透けたブラウスに黒のパンツ姿。 健吾さんはいつものきちっとしたスーツとネクタイ姿。黒で揃った 引き締まったステージです。樹麻さんは常に靴を脱いで裸足で ドラムを叩き「裸足のドラマー」と言われます。酷寒の夜も裸足。 冷たい金具に直接足をつけるので大変だと思うのですが… 彼のスタイルなのです。 ▶客席には地方からいらした方も多く、立ち見まで出る大入り満員で、 客席は初めからノって反応が良く、大変盛り上がりました。 最初のステージが終るとお帰りになった方もいて、立ち見の方は 次のステージでは座ることが出来ましたが。 ▶毎夜、こんな状態のお店ならママも苦労しないのに…とペコちゃんは 「ここはいつ来ても素晴らしい音楽を演奏していますよ」とお店の宣伝を MCの中でしてくれました。ありがたいですね。スタッフも私も てんてこ舞いでしたが、活気に満ちた週末になりました。 ▶1st.stage…♪On A Clear Day、♪Come Rain Or Came Shine、 ♪Isn't It Romantic?、♪Alfie、♪I Can't Give You Anything But Love、 ♪If I Could(親心を歌った歌)、♪Just Friends、♪You've Got A Friend。 ▶2nd.stage…ペコちゃん「私は賞味期限切れですけど」すかさず客席から 「そんな事ないよ !! 」と声が掛かって…♪Love For Sale、 ♪Lover Man…彼女がジャズ歌手になりたての頃よく歌ったそうです。 ♪It Might As Well Be Spring、♪So Many Stars、津軽弁バージョンで 人気の曲♪My Favorite Things、♪I Got It Bad、♪It Don't Mean A Thing は 客席にマイクを向けて「デュワ・デュワ…」と皆なで歌いました。 そしてみんなが大好きな♪Follow Me、アンコールは ♪Every Time We Say Good Bye。 ▶お客さまは、皆さま口々に「楽しかった」「良かった」と おっしゃってお帰りになられました。久々の大入り満員に私もホッとして 近ごろあまり味わってない気持の良い週末の夜をおくることが出来ました。 ミュージシャンはじめ皆さま、ありがとうございました。 ←当夜のスナップ写真(撮ってるヒマがないほど大忙し) |
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2012.2.28 Tue はつらつとした裕香さんの歌《ブラジリアンナイト》 |
▶大口純一郎(pf) 織原良次(b) 福和誠司(perc) 上田裕香(vo) さんの 《ブラジリアンナイト》。いぶし銀のような渋さで定評ある大口さんの ピアノですが、ブラジル音楽にも精通していて、コード進行もとても 凝っていて独特です。普通のブラジル音楽、例えばボサノバなどと ひと味違います。裕香さんの歌をとても良く理解していて、昨夜も 彼女の歌を上手に引き立てていました。 ▶裕香さんは縞柄のミニを着て、背も高くて長くきれいな足が、 とても健康的で魅力的でした。彼女はポルトガル語にも堪能で、 歌詞をよく理解し、昨夜は初めての曲も披露され、よく伸びる歌声が 店内に響き渡りました。お年を召したお客さまが帰り際に、 はつらつとした裕香さんの歌に元気をもらった、と言い残して お帰りになられました。 ▶1st.stage…インスト♪Raoaz De Bem、♪Tarde、 ヴォ―カルが入って♪Samba En Preludio、♪Omestre Sala Dos Mares、 ♪Sei La Manguera ♪Travessta。 ▶2nd.stage…インスト♪Miracle Of Fishes、♪Obedado E A Equilibrista、 ♪Reunoiao De Tristeza、♪Nagao、新曲♪Pressentimento は 初めてなので緊張されたそうですが、堂々とした歌いっぷりでしたよ。 緊張感が解けたところでいつも歌っている♪Samba De Arere、 アンコールは♪So Danco Samba でした。暖かい国の音楽で暖まった、 とても寒い月曜日の夜でした。 ←当夜のスナップ写真
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2012.2.28 Tue 【バーテンダー緊急募集】 |
年齢35歳までの経験者の方。委細面談。 ご本人あるいはお知り合いの方をご紹介ください。 ご連絡はTEL. 03-5466-3348(午後5時以降)または お問い合せ欄からメールください。 |
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2012.2.29 Wed 反応のいい客席、店内に美しいピアノが流れた夜 |
▶福田重男(pf) 上村信(b) 奥平真吾(ds)さんの、ファンの多いトリオ。 ドラムが、今は亡きセシルさんから真吾さんに替わって5カ月が経ち、 三人の信頼関係がしっかりでき上がって、慎吾さんもこのトリオに なくてはならない存在のドラマーになりました。 ▶「雨男」の異名を取る福田さんですが、果たして....夜半過ぎに雪、 という予報でお客さまはいらっしゃるかしら、と心配していたのですが ファンの方は雨も雪も関係なくこのトリオを聴きにいらっしゃいました。 朝が明けてから、今も雪が振り続いていますが…福ちゃん、そろそろ 変なジンクスが微妙に破られそうでよかったですね。 ▶福ちゃんがMCで曲を紹介すると、聴きたい曲に客席がすぐに 反応してくださいます。客席が賑わって反応がいいと、ミュージシャンも 演奏のしがいがあり、昨夜も笑みがこぼれる演奏ぶりでした。 ジャズクラブはこれでないといけませんね。美しいピアノの音色、 でしゃばらないバック…完成されたピアノトリオらしいステージに、 拍手も多い夜でした。 ▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、♪Pinocchio、福田作♪Lullaby、 ♪Mohawk Drive、お誕生日のお客さまに♪Happy Birthday の後、 バースデイプレゼントとして最適な♪My One And Only Love。 ♪That Old、♪Black Magic。 ▶2nd.stage…♪Just Be Happy、♪All Blues、♪Black Bird、 ♪My Ship、福ちゃんの演奏では初めて聴いた懐かしいMJQの♪Django、 福田作♪Go Ahead Naigel、アンコールは福田作♪Prity Blues。 ▶現在お昼すぎ、雪はまだ降り続いています。今夜もファンの多い しかも久々の《EQ》です。営業時間までに降り止んで、大したことに ならないことを祈るばかりです。 ←当夜のスナップ写真 |
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