2010.6.1 Tue 熱烈なファンがついている私の好きなセクステット |
▶気持ちのいい「春」がないまま、もう6月になってしまいましたが (これからしっかり 暑くなってくれるかしら…)、そんな5月の最終日。私の大好きな《南青山六丁目楽団》 岡崎正典(ts) 片岡雄三(tb) 山岡潤(euph) 紅野智彦(pf) 島田剛(b) 高橋徹(ds)さんの セクステットでした。今回からメンバーチェンジがありベースに島田さんが入った昨夜、 早くからリハーサルをして本番では多くの新レパートリーを披露してくれました。 ▶アレンジ担当は岡崎さんですが、中低音だけの三管なのでかなり大変だと思います。 でも、とても気持のいいサウンドに仕上げているのはさすがですね。このユニークな ユニットとその柔らかなサウンドに、熱烈なファンも少しづつ着実に増えて来ています。 そんなお客さまを前に、誠意の伝わる心あたたまる演奏でした。 ▶1st.stage…新レパートリー、L.コニッツ作♪Palo Alto、R.ロジャースの♪Do Re Mi、 エリントンの♪Take The A-Train、B.エクスタイン♪I Want To Talk About You、 テナーサックスをフィーチャーしてコルトレーンの♪Blue Train。 ▶2nd.stage…T.モンク♪Evidence、L.アームストロング♪Struttin' With Some Barbecue これは三管とドラムスだけの面白い演奏でした。アームストロング作となっていますが 本当は彼の二番目の奥さんの作曲のようです。J.ヘンダーソン作♪Black Narcissus、 片岡さんと山岡さん(トロンボーンとユーホニウムの柔らかサウンド)をフィーチャーして ♪Smoke Get In Your Eyes(煙が目にしみる) とバラードでしっとりとしたところに続いて、 元気のよいA.ブレキーの♪One By One、アンコールは♪Over The Rainbow で、 穏やかな気持になって終わりました。
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2010.6.2 Wed 若くて感性豊かで活きのいいメンバーたちの演奏 |
▶6月は、皆さん若くて素晴らしい感性を持つ《市原ひかりグループ》で始まりました。 市原ひかり(tp) 浅井良将(as) 堀秀彰(pf) 中林薫平(b) 安藤正則(ds) さんのメンバーで、 ひかりさんを中心に、とても仲がいいお仲間たちです。 ▶浅井さんは、このステージのために神戸から上京してきます。ひかりさんが、とても 信頼していて彼の音がぜひ必要なのです。身銭を切っていらっしゃるのはお気の毒ですが、 選んだ自分の好きな道のためには大切な事なのかもしれません。 ▶1st.stage…♪Everything Happens To Me、ひかりさんの作品 ♪新年度、そして 浅井さんの作品 ♪年度末、♪The Good Life、♪クオツリー…これは中国語名で、和名は ハクビシン(白鼻芯)というジャコウネコ科に属する小動物。実は今、ひかり家の天井裏に 住み着いていてうるさくて眠れないので駆除を頼んだら10万円もするので困ってしまい、 インターネットに書いたら「ハクビシンの曲を作ってその印税で駆除をしたら」との アイディアをもらってこの曲が出来たんだそうです。 ▶2nd.stage…ひかり作♪A Story of Rabbit、ドラムスをフィーチャーした ♪やみくろ は、 とてもカッコよかったです。♪梅雨明け、浅井作♪朱鷺…彼は鳥が大好きで、時々 バードウォッチングをしているということです。 堀さんの作品♪Inspiration はトランペットの詩人と言われる天才、トム・ハレルの生演奏を 聴いた時に感じて書いた曲だそうです。メンバーそれぞれが、豊かな感性の持ち主たちです。 |
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2010.6.3 Thu 熟成されたワインのような奥の深いステージを堪能 |
▶昨夜は、楽しみにしていた 増尾好秋(g) さんとビル・メイツ(pf) さんのデュオ。 増尾さんは'70年に渡辺貞夫バンドの一員でアメリカツアーし、そのすぐ後NYに移り住んで 40年近く。すでに日本での生活より長くなりましたが、今だに万年青年のようで、気負いも 無く、自然体で素敵な人です。 ▶最近ビルさんとのデュオアルバムを創りましたが、これはスタンダード曲でもあまり 馴染みのない いい曲が集められています。昨夜は、阿吽の呼吸の仲のビルさんと、 ヴォーカルまでデュエットして楽しませてくれました。 ▶1st.stage…♪The Best Thing、B.カーター作♪People Time、ヴォーカル入りで ♪I Should Care、ビートルズから♪Elenor Rigby、CDタイトルになっている ♪I'm Glad There's You、そして、ショパン風にアレンジされたクラシックスタイルの ピアノソロで、しかもバースから入った♪Body And Soul …ピアノがよく鳴り響く 素晴らしい演奏でした。後でその譜面を私にプレゼントしてくださいました。 セット最後は増尾さんの作品♪Part Of The Deal。 ▶2nd.stage…二人で歌った♪Please Be Kind は、人生を感じさせてくれました。 ♪Chi Chi〜♪Pippin' at Bells、F.ウォラー♪Jitterbug Waltz、♪ティファニーで朝食を、 ミュージカル「ショウボート」から♪Nobody Else But M、W.ショウター♪Fall、 ヴォーカル入りで♪Get Out of Town。そしてアンコールは♪I Love You Porgy。私も、 お客さまともども、人生を感じさせてくれる大人のステージを堪能させていただきました。 ぜひまた聴きたいものです。 |
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2010.6.4 Fri 本もCDも売れたスタンダード曲中心のステージ |
▶布川俊樹(g) 佐藤浩一(pf) 高瀬裕(b) 安藤正則(ds) さんのクァルテット。 布川さんが先ごろ出したCDが「スタンダード曲特集」でしたので、昨夜はステージも スタンダード曲が中心で、多くの布川ファンがステージのまわりを囲んでいらっしゃいました。 このメンバーでつい最近ツアーをしたようで、メンバー同士のコミュニケーションもしっかり 取れていて、安心して楽しむことができました。 ▶佐藤さんはまだ26歳ですが、とても素晴らしいピアノで、随所に光るものがありました。 最近の若いミュージシャンは、自分の世界を持っている個性豊かな人が多いですね。 ▶1st.stage…♪Moon River ♪Monaliza ♪On A Clear Day ♪星に願いを、 佐藤さんの作品♪Egyptian Musk はお香をたいてイメージしたというだけあってとても エキゾチックでした。セット最後は布川作♪Dancing The Darkness。 ▶2nd.stage…♪Round Midnight 、バラード♪The Nearness Of You、布川さんの作品 ♪星砂♪Breath of Misty Mountain ♪K.I.Blues、♪美味しい水、アンコールは ♪A Love Is Here To Stay。 ▶お客さまには、布川さんの書いた本「ジャズの壁をこえる100のアイディア」、そして CDも沢山お買い上げいただきました。(お買い上げありがとうございました)。 ショップでCDがほとんど売れなくなった昨今ですが、ライブ演奏で気に入っていただけると 結構お買い上げいただけるようです。ミュージシャンにとって、これからはジャズクラブへの 出演がCDセールスの決め手のようですね。 |
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2010.6.5 Sat タイプの違う2トランペットのバランスのいい演奏 |
▶《原朋直「Go Straight」発売記念ライブ》、メンバーは、原朋直(tp)さんの他、 フロントにタイプの違うもうひとりのトランぺッター松島啓之(tp) さん、そして ユキアリマサ(pf) さんと、CDメンバーではありませんが、先週ダニー・グリセット・ トリオで当店に出演した二人がこのプロジェクトに参加。ビセント・アーチャー(b) マーカス・ギルモア(ds)さん。 ▶演奏は譜面なしのジャムセッションスタイルのステージで、初めこそちょっと 戸惑っていましたが、すぐに一体となって、切れの良い演奏を披露してくれました。 客席には、先週のトリオに感動した方もリピートでいらしてくださり、満席。 みなさんステージに集中し、しかも若い方が多く、日頃ジャズの明日を心配している 私としては、とても嬉しくなりました。 ▶1st.stage…♪How You Met Miss Jones ♪What Is This Thing Called Love、 松島さんをフィーチャーしたバラード♪Darn That Dream、原さんをフィーチャーし ♪I Remember April、原さんと松島さんの共作になるブルース♪What Ever。 ▶2nd.stage…♪I'm Getting Sentimental Over You、L.モーガンの♪Siora、 ♪Polka Dots & Moonbeams、♪Up Junped Spring、T.モンクのEvidence、 アンコールは♪Take The A-Train。素晴らしい演奏を堪能しました。 |
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2010.6.6 Sun ステージも客席も、素敵なジャズクラブ!! |
▶週末は、毎年NYからやって来る親日派ニューヨーカーたちのグループ 《New York Standard Quartet》。メンバーは、ティム・アマコスト(ts,ss,fl) デビット・バーグマン(pf) 井上陽介(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん。 ジーンさんはNYと東京をほぼ半々で活動中。デビットさんも年に何回か来日。 ティムさんと私は、彼が早稲田に留学していた時からのお付き合い…と、 みなさん日本が大好きなミュージシャンたちです。 ▶特にティムさんは、来日する度にどんどん素晴らしいミュージシャンになっていて、 そんな彼を見ると「東京の母」を自認する私としては感慨無量になります。彼は今や、 立派な二児の父親。メンバーにも恵まれて、安心して自分のプレイが出来るその幸せが、 サウンドにもよく表れていました。 ▶1st.stage…♪How High The Moon ♪I Love You、バーグマンさんの作品♪All Set、 フルートをフィーチャーして♪Polka Dots & Moon Beams、ここで、お客さまの中に お誕生日の方がいらしてハッピーバースディを演奏し、そのままイントロとして入った ♪Lunar…これは、M.ディビスの♪Solar の上に、新しいメロディーをバーグマンさんが 作曲して載せた作品です。 ▶2nd.stage…バーグマンさんの♪Stablemates、ソプラノサックスをフィーチャー して ♪All Things You Are、ジーンさんがアレンジした♪Inter Play、フルートを フィーチャーして♪But Beautiful、ティムさんがアレンジした♪Summer Night。 ▶先日も思ったことですが…本当にいい演奏は、派手な事やウケそうなことは何もしない けれど、それでいてジーンと心に響いてきます。お客さまもみなさん、そんな演奏に 最後まで浸っていらっしゃいました。「これこそがジャズクラブ」…そんな夜でした。 |
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2010.6.8 Tue 将来が楽しみな若いミュージシャンたち |
▶岡崎好朗(tp)さんの他、菊池太光(pf) 楠井五月(b) 横山和明(ds) さん三人とも20代の、 若さ溢れるはつらつとしたクァルテット。岡崎さんのオリジナル曲が中心のステージで、 どの曲もスタンダード曲に負けない素敵な曲ばかりで楽しめます。 ▶菊池さんは独学だそうですが、最近先生を見つけてレッスンを受けているということで、 ピアニシモの音がとても奇麗で良くスウィング。楠井さんは、いい音色でしっかりと リズムをキープするベースらしいベース。横山さんはダイナミックで、シンバルレガート (チーチッキ・チーチッキ)が美しく、全体をうまく演出するドラミング。そんなはつらつと したトリオサウンドに乗って、岡崎さんのトランペットとフリューゲルホーンが、店内に 心地よく鳴り響きました。 ▶1st.stage…♪The Perfect Number ♪Miyabi (雅)♪Eternal Blue。バラード♪Titania、 アップテンポな♪Alstroemeria。 2nd.stage…まず♪新曲(まだ曲名は無くアップテンポ 11/4拍子のラテンのルズム) 38歳の若さで夭折したボビー・ティモンズに捧げた♪One For Bobby、♪September In The Rain、バラード♪Old Folks。 ▶ここで遊びに来ていた TOKUちゃんと若きアルト奏者が入って、岡崎さんの作品 ♪Dee's Beat。アンコールは、同じく遊びに来ていたトミー・キャンベル(ds) さんが 入ってミディアムテンポで♪I've Never Been In Love で終演しました。 ▶若く伸び盛りのミュージシャンが出演すると、次回の出演がとても楽しみになります。 ミュージシャンの成長過程を追えるのも、ライブハウスならではのジャズの楽しみ方 なのかもしれませんね。 |
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2010.6.9 Wed 山田穣さんが復帰して活気に満ちた絶好調のグループ |
▶完全復帰した山田穣(as)さんが入った 松島啓之(tp) 今泉正明(pf) 楠井五月(b) 広瀬潤次(ds) さんのクィンテット。体調を悪くして1年ほどお休みしていた穣さん、 実はこの前の復帰では、あまりに忙しいブッキングで無理がたたり失敗したので、 今度は焦らず、少しずつ活動を始めるそうです。 ▶演奏は、楽器は良く鳴るし、フレーズはどんどん出てくるし、スピード感も凄いし、 松島さんのトランペットとも相性が良くて…満を持した感じの素晴らしいものでした。 ベースは今回から楠井さんに変わりましたが、申し分のないスウィングでした。 ▶応援にいらしていたファンの方も、スリリングな演奏にみなさん大満足のご様子。 ファンは圧倒的に女性が多く、このスタイルのジャズを聴いてくださる女性が多いのは 頼もしい限りです。実際、現在のジャズシーンはかなりの部分、女性が支えている と言っても過言ではないようです。 ▶1st.stage…♪Home Stretch ♪Whisper Not ♪マリー・アントワネット、バラード ♪Peace ♪Groovin' High。 2nd.stage…♪Joy Spring、O.コールマンの♪Blessing、アップテンポ♪Just In Time、 穣さんをフィーチャーしてのバラード♪Everything は素晴らしいイントロでしたが、 これはまさに実際聴かないとその良さが解りませんね。♪I Have Is Yours、 懐かしい K.ドーハムの♪Lotus Blossam (蓮の花)、アンコール♪Just of No Where。 ▶ところで、このグループにユニット名を付けたいのですが…何か良いアイデアは ありませんでしょうか? |
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2010.6.10 Thu やたらおかしく面白いステージに笑いすぎて… |
▶男性ヴォーカル、ダレク・ジャクソン(vo) さんと、羽仁知治(pf) 鈴木良雄(b) セシル・モンロー(ds) さんのステージ。当店の六本木時代にエレキベーシストとして 活躍されていたダレクさんに、私はほぼ20年ぶりに再会しました。彼は当時、 事情があってアメリカに帰国し、本国では銀行員として暮らしていたようですが… でもやっぱり音楽と日本が忘れられなかったらしく、このほど来日してバンドを 結成し音楽活動を始めた、というユニークな経歴の持ち主なのです。 ▶彼、本来はベーシストなのですが、昨夜はヴォーカリストとして歌を披露。MCも 日本語で身振り手振りを交えて、日本が大好きなことをアピール。まるでコメディアン みたいな表現に、客席の笑いは止まりませんでした。 ▶お客さまの中の女性二人がお誕生日だと知ると、それを即興で歌って…大受け。 彼の歌は、特別巧いわけではありませんが、お馴染みのスタンダード曲なども、 中に日本語を入れたりして内容を解りやすく伝えようと、汗びっしょりで一生懸命。 そんな心が通じるのか、お客さまはみなさんとても楽しんでいらっしゃいました。 ▶とにかくキャラクターが強烈で、日本人にはとても出せない妙な味があって面白く、 私も笑いすぎて演奏曲名をメモするのを忘れてしまいました。だから昨夜のステージの 曲名紹介は、ありません。ごめんなさいね。 |
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6月9日付の日経新聞、文化欄、コラム〈交遊抄〉 OKI(沖電気工業株式会社)社長、川崎秀一さんの 「生き方がジャズ」というエッセイの中で BODY&SOUL をご紹介いただきました。 カテゴリー[Information]のパブリシティー欄 |日経交遊抄|クリックでご覧いただけます。 |
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2010.6.11 Fri 深いグルーブ感のまさにジャズヴォーカル |
▶大野えり(vo) さん。バックは、若井優也(pf) 米木康志(b) 原大力(ds) さん。 小柄なえりさんは、黒のスパンコールのミニスカートに黒のブラウスがとても よくお似合いでした。バックのミュージシャンと一体となって全身で表現する そのヴォーカルは、良くスウィングし、深いグルーブが感じられて、まさに ジャズを感じさせてくれました。 ▶バックのトリオも気持良く演奏しているのが伝わってきました。特に 若井さんは、お若いのに(シャレではありません)、歌の意味をよく理解して、 ヴォーカルに丁寧に寄り添って弾いていたのが印象に残りました。 昨夜のステージは、スタンダード曲が中心でした。えりさんによると 「今、一生懸命にスタンダードナンバーを勉強中」なのだそうです。 ▶1st.stage…♪Just In Time ♪Old Devil Moon ♪Stardust、オリジナルの ♪Blackbird〜♪Bye Bye Blackbird、えりさんの作品♪In Time Of The Silver Rain、 ♪The Very Thought of You、そしてつい先日他界されたハンク・ジョーンズさんと 21年前にレコーディングした♪Just One Of Those Things。 ▶2nd.stage…♪This Can't Be Love ♪Hello, Like Before ♪Just Squeeze Me ♪The Good Life ♪Good Morning Heartache、最後は ♪I Didn't Know What Time It Was でした。 |
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2010.6.12 Sat 客席とステージの会話も弾む楽しい夜 |
▶昨夜のトミーさんの《ヴォーカル-アイズ セッションバンド》は当店2回目の 出演になる男性ヴォーカリスト、アシュトン・モアー(vo) さんと、いつもの メンバー 山口有紀(vo) 野本晴美(pf) 箭島裕治(b) トミー・キャンベル(ds)さん。 有紀さんは白のレースのワンピースがとても良く似合って、長い髪にもよく 合っていました。アシュトンさんはノーネクタイのスーツ姿で、汗をかきながら 大熱演でした。 ▶その二人は、難しいアレンジで変拍子の多い曲も楽しみながら、よくハモって 歌っていました。相手はいつもと違っても、二人のコントの掛け合いも面白く、 お客さまに大受け。お客さまはトミーさんの英語のMCにも反応が良く、客席と ステージの会話が弾みました。 ▶サッカーWCの初日で、こんな時は客席がガラガラになるのが常ですが、今回は 南半球のせいなのか…多くの方がいらして、楽しいジャズエンターティメントの 方を楽しんでいらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪All Day Long ♪Dream Life ♪I'm In Love Again ♪Barcerona、 ♪Just Fun… この1曲の中にいろいろ別の曲が入りました…♪Stardust、 黒人霊歌の詞でアシュトンさんの♪Danny Boy、有紀さんの♪上を向いて歩こう ♪I'm Every Woman。 ▶2nd.stage は二人のコントから入り♪You Must Be Crazy 〜♪Selfish Fella、 バラード♪The Peacocks、♪Con Alma ♪A Tiny Love Song ♪Pipoca。 ハイテンポで♪Diddley Bob。ブルーノート東京からトミーさんのお友達の ジェラルド・ビーズリー(b) さん、そして TOKU(flh)ちゃんも来て、一緒に ♪Stella By Starlight を演奏。賑やかな楽しい夜でした。 ▶▶[photos]欄 更新 |
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2010.6.13 Sun 爽やかな夏日のリラックスしたステージ |
▶週末は「ヴォーカリスト」グレース・マーヤ(vo) さんと、ユキ アリマサ(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) セシル・モンロー(ds) さんのステージ。マーヤさんはジーンズに 茶色のタンクトップ、それに茶色の大きな玉のネックレス、とリラックスした リゾートスタイル。ユキさんのピアノを良く聴きながら歌う姿に好感が持てました。 お客さまの中には、彼女の弾き語りが好きな方もいらしたので、2nd.stageでは 2曲を弾き語りにしたらみなさん大喜びでした。 ▶今ジャズピアノに目覚めて猛勉強中の彼女、ドイツの大学院まで卒業したクラシック ピアノですが、クラシックと違ってジャピアノは思うように進まないようです。 でも、そのうちきっと素晴らしいジャズピアノを披露してれることでしょう。 ▶1st.stage…♪All Blues ♪My Favorite Things ♪Black Coffee ♪Kiss of Life ♪How High the Moon ♪Summer Time。 ▶2nd.stage…♪Fever ♪Polkadots & Moonbeams ♪Them There Eyes ♪Close Your Eyes ♪Charade、弾き語りで♪Let It Be ♪A Case of You。 トリオをバックに♪East Of The Sun、アンコールは♪横浜の娘(イパネマの娘の マーヤ・バージョン)。ステージも客席も、週末らしいリラックスした夜でした。 |
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2010.6.15 Tue サッカー初戦で客席はガラガラ。でも… |
▶カメルーン戦、勝利おめでとうございます。でも、このTV中継で当店の客席は ガラガラ。いらしてくれたお客さまも、 1st.stage だけでTV観戦のため、 お帰りになられた方もいらっしゃいました。 ▶そんな中、《横山達治スペシャル プロジェクト》は、いつものメンバー、 里見紀子(vln) 福井友美(pf) 山下弘治(b) 横山達治(per) さんに、昨夜のドラマーは ジーン・ジャクソンさん。2nd.stage には、デビット・バーグマン(pf)さんも遊びにみえ 参加してくださいました。 ▶先日当店のスペシャル企画にご出演いただいたお二人ですが、お二人とも奥様は日本人。 当店出演の後、タイでの仕事がキャンセルになり奥様と日本でゆっくり過ごすことに。 演奏はさすがといったらいいのか、このお二人が入ると世界が一変し、スピード感や サウンドの厚みがガラッと違うものになりました。お二人の息もピッタリで、山下さんと 里見さんはとても気持良さそうに演奏していました。 ▶ところで、達治さんは五十肩になったそうで、手が上がらず、パーカッショニスト としては一大事。いつもの調子といつもの笑いがあまり出ませんでした。達治さん、 はやく肩を治して、また元気な笑いを取り戻してくださいね。 ▶1st.stage…You Are The Sun Shine of My Life ♪Manbo Inn ♪Blue Minor ♪Daa Hood ♪Estrellita。 2nd.stage…H.ハンコックの曲♪Tell Me at Bedtime Story ちなみに、ジーンさんは H.ハンコックのバンドメンバーでした。デビットさんが入って♪Oleo、福井さんに 戻って♪Air、里見さんの♪G線上のアリア、♪Blue Bossa ♪Armando's Rhumba…。 客席は寂しかったけれど、演奏は充実していました。 |
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2010.6.16 Wed ファンの方はみなさん顔なじみ |
▶昼間はよいお天気でしたのに…夜になったら大雨が降り始めてしまいました。 「雨男」福田さんの面目躍如(!?)といったところでしょうか…福田重男(pf) 上村信(b) 横山和明(ds)さんのトリオには、でも雨にもかかわらず熱心なファンがみえてくださいました。 圧倒的に女性の方が多くみなさんすでにお互い顔なじみ。店内はちょっとした 「ホームコンサート」といった趣でした。 ▶ドラムスの横山さんは初参加でしたが、ピアノとベースを良く聴いてプレイする とても良いドラミングでした。彼は高校卒業と同時に渡辺貞夫さんのバンドに抜擢 された程の人で、若くして大役を授かり果たした経験が、今活きているのだと思いました。 これから将来が大いに期待出来るドラマーです。福田さんも上村さんも、ファンに囲まれて 楽しそうに演奏していました。 ▶1st.stage…♪How Deep Is The Ocean、♪All Blues ♪Alfie、福田作♪Mohawk Drive、 R.ヤンソン作♪Marionet、福田作♪Pretty Blues。 2nd.stage…♪How About You ♪Sola、A.C.ジョビンの♪Because Of You、 ♪Come Rain Come Shine ♪Here’s That Rainy Day、C.パーカーの♪Relaxin' At Camarillo、 アンコールは♪How Insensitive。 ▶雨の曲をいろいろ演奏したら、天に通じたのかお客さまがお帰りになる頃、雨はすっかり 上がりました。よかったヨカッタ。 |
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2010.6.17 Thu 少しづつファンが増えてきている真由子さん |
▶雨が上がったと思ったら、やたら蒸し暑くなった昨日。片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds) さんのトリオに、真由子ファンのお客さまがいらっしゃって、みなさん とても熱心に演奏に聴き入っていらっしゃいました。真由子さんのピアノは、ジャズが 本当に好きな方に人気の出る演奏スタイル。実は、私をはじめとして、当店スタッフも 真由子ファンなので、人気が出てきて嬉しく思います。 ▶飾り気のない素朴なMCにも、人柄がにじみ出ていていいですね。今は亡き ハンク・ジョーンズ(pf) さんとデュオで共演したときの思い出話では 「普通に弾くだけであんなに素晴らしいサウンドになるピアニストはいない。自分も そうなりたいけれど、つい力が入ってしまって駄目な私。まだまだ長生きすると思って いたのに…」と声を詰まらせていたのが印象的でした。 ▶1st.stage…♪Secret Love、新曲♪Song No.2、♪I've Got The World On A String、 もうすぐ父の日にちなんで♪Rising、L.コニッツ♪Subconscious-Lee。 2nd.stage…♪Love Me Tender ♪A Dream-Melanchly ♪Fredy ♪Yours For Mine、 ♪Blues For Tiner、アンコールはソロピアノで締めくくりました。 ▶この5月に2枚目のCDをNYでレコーディングしてきました。9月に発売になります。 今からとても楽しみですね。 |
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2010.6.18 Fri 久し振りに賑わってお店が活気づいた夜 |
▶向井滋春(tb) 鈴木央紹(ts) 井上ゆかり(pf) 山下弘治(b) 小山太郎(ds) さんの クィンテットには、当店の旧くからのお客さまとご一緒に仙台からいらしてくれて 「ずっ〜と来たいと思っていて、やっと念願が叶いましたよ」というお客さまはじめ、 当店の六本木時代によくいらしてくれた久しぶりの方、季節のコース料理を全部 食してくださった方…ライブハウスにとってこの経営難の時代に、多くのお客さま たちに支えられているのを再認識した夜でした。 ▶ミュージシャンも久しぶりに大賑わいのお客さまを前にして、演奏は自ずと ヒートアップ。客席からは声はかかるし、向井さんがおとぼけを言ったりすると 大爆笑がおこるし…お店全体が活力に満ち溢れました。 ▶1st.stage…♪Like Someone In Love、だいぶ昔に創って最近カッコイイ曲だと 自ら再認識したという向井さんの♪Or.R、トロンボーンだけのバラードで ♪You've Changed、A.C.ジョビン♪Someone To Light Up My Life、 井上さんの作品でアップテンポの♪El Captain。 ▶2nd.stage…♪Do You Know Miss New Orleans、テナーサックスで L.バーンスタインのバラード♪Some Other Time、J.ジョンソン♪Ament、 O.コールマン♪Blues Connotation。 ▶お客さまの多くがいわゆる「ジャズ好き」な方たちで、店内が活気づくと同時に 素敵なジャズクラブの雰囲気にも満ちたいい夜でした。 |
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2010.6.19 Sat どしゃ降りにもかかわらず賑わった夜 |
▶伊藤君子(vo) ペコちゃんと、ユキ アリマサ(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さんの トリオの金曜日。折からどしゃ降りになりましたが、このグループのファンの方たちは 予約のキャンセルもなく客席は、ほぼ満席。ミュージシャンも私たちスタッフも、 雨の中いらしてくれたことを感謝しつつ努めました。 ▶ピアノを始め楽器は木で出来ているので、梅雨の季節はいい音を出すための湿気対策で 大変なのですが、悪条件に負けないいいサウンドとステージでした。ペコちゃんは パンツもワンピースも靴も真っ白という明るい出で立ち。旦那さんがドラムスのトリオで 息もピッタリ。アップテンポもバラードも良くスウィングして、抜群の演出力と説得力ある ヴォーカルを、お客様に話しかけたりしながらリラックスして聴かせてくれました。 ▶1st.stage…♪You've Got A Friend ♪Just Friend ♪Good Morning Heartache、 ♪On A Clear Day ♪Come Rain Or Come Shine ♪Brigita ♪Bridge Over Troubled Water 津軽弁を入れて表情豊かに♪Sometime I'm Happy。 ▶2Nd.Stage…♪Black Coffee ♪Blues-ette ♪On Green Dolphin Street ♪Fragile ♪Yesterdays ♪Will You Love Me Tomorrow ♪Love For Sale、アンコールは♪Follow Me。 和やかな夜…いつも思うのですが、ペコちゃんは、私の知ってる中でも素敵な歳の取り方を している女性のひとりです。 ▶さて今夜はサッカーWCのオランダ戦ですね。このあいだ1勝してから、みなさん急に応援に 熱心になられたようで…お客さまがいらしてくれるか心配です。今夜はティファニーさん、 リハーサルも熱心で、張り切っているのですが…。 お店の入り口脇のスペースに観戦用のTVでも置こうかしら… |
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2010.6.20 Sun サッカーよりジャズが好きな方々がいらして… |
▶ティファニー(vo) さんと秋田慎治(pf) 西嶋徹(b) 横山和明(ds) さんのメンバーで、 お店に来る時通りかかった渋谷の街は、サッカーWCオランダ戦で、若者たちで ごったがえしていました。きっとお店は閑古鳥が…と心配しながら来てみると、 サッカーよりジャズが好きな方々がいらしていてホッとしました。 ▶バックは今回が初顔合わせのトリオ。秋田さんはティファニーさんのレギュラー ピアニストですが、西嶋さんと横山さんは私のブッキング。少し案じていましたが ちょっとのリハーサルですぐに打ち解け、とても素晴らしいトリオサウンドに。 深紅のドレスがよく似合うティファニーさんもリラックスして、いつものように 素敵な歌声で明るく楽しいステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…インストで2曲♪Beautiful Love ♪Body And Soul、ヴォーカルが 入って♪East Of The Sun、ボサノバ♪Quiet Night ♪Sweet Gerogia Brun、 ワルツ♪Someday My Prince Will Come、カリプソのリズムでドラムスのイントロ ♪St.Thomas、バラード♪Bewitched、♪Bye Bye Blackbird。 ▶2nd.Stage…インスト曲♪All The Things You Are、西嶋さんのアルコ(弓で弾く)を フィーチャーして♪In A Sentimental Mood、ヴォーカル入り♪Cheek To Cheek、 ボサノバ♪I've Got Under My Skin、アップテンポに♪It Could Happen To You、 ガラッと雰囲気を変えて♪Killing Me Softly、そして♪Green Dolphin Street、 バラード♪Cry Me A River ♪That's All アンコールは♪Summertime。 ▶ステージが終演するとサッカーの方も終わったようで…残念な結果だったようです。 そのせいでしょうか、帰路に渋谷を通ると大勢の警官と機動隊の車がたくさん集まって 物々しい雰囲気でした。 |
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2010.6.22 Tue 後ろ髪を引かれて杉並公会堂を後に… |
▶昨夕刻、杉並公会堂で行われた小曽根真さんとゲイリー・バートンさんの DUOコンサートに行ってきました。まず、その会場があまりに立派な造りで びっくり。ステージの後ろや横にも客席があり、クラシックホールのように立派。 そして、演奏が始まってまたびっくり。とにかく音が美しく、もちろん演奏者が 素晴らしいのですが、まるで天国の演奏会のようでした。 ▶第一部はジャズのスタンダード、二部はクラシックをアレンジしたものやタンゴ。 ちなみにゲイリーさんは、アストル・ピアソラ(タンゴとジャズを融合させた アルゼンチンのタンゴの革命児)のバンドでツアーをした経験もあります。 ▶彼のスキルも天才的で、小曽根さんが若かりし頃、ゲイリーさんをギャフンと 言わせたくて、かなり難しい曲を書いたら、初見でサラッと弾かれた、と 小曽根さんの説明にもありました。その思い出の曲なども演目でしたが、とにかく 非の打ち所がない演奏で、9時を過ぎてもアンコールが止まず、私は後ろ髪を 引かれる思いで満席の会場を後にしました。 ▶さてお店はちょうど2nd.stage が始まる前。客席には、ジャズ好きな常連さんと、 片岡さんが指導している学生さんが大勢おみえでした。演奏はいつものように、 温かい彼の人柄を感じさせ、MCもユーモラスでした。 私の好きな♪Invitation、♪Three & One、先月のステージではまだ題名が無く 命名を頼んだ、そのときいらしていた彼の同級生が命名した♪Turkish Train、 ボサノバで♪Day by Day、J.ジョンソン作♪Lament、♪The Way You Look Tonight、アンコールは♪Crazy He Calls Me のバラードでした。 |
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2010.6.23 Wed ブレークを予感させる、美しい欄さんのステージ |
▶今売り出し中の 大城蘭(vo) さんと平岡雄一郎(g) 荒巻裕一朗(pf) 吉田豊(b) さんの ステージの周りは、蘭さんのファンがとり囲みました。彼女は人柄がいいので、 若い人からお年を召した方、男女を問わず好かれるタイプなのです。そして当店に 出る時は、いつもプロのヘアーメイク&スタイリストがつきます。元々素材がいいので、 アスリート蘭さんも、洗練された女性ヴォーカリストに変身です。 ▶昨夜は体に張り付くような黒のタイトスカートに黒のレースのブラウスで、健康美に セクシーさが加わって、女性のお客さまも目を奪われていました。美しい女性は見るだけ でもサマになりますが、その上きれいな声で歌うのですからファンが増えないはずが ありません。しかも昨夜はドラムレス。声が良く響き渡る気持の良いステージでした。 ▶1st.stage…♪Stormy Weather ♪Summer Samba ♪On A Clear Day ♪The Way You Look Tonight、沖縄弁を入れた♪My Favorite Things は、英語に良くマッチして いました。そして難しい♪Sophisticated Lady、V.ゴッホの事を歌った、美しい星空を 連想する♪Vincent、♪I Love Being Here With You。 ▶2nd.stage は、シルクのサマードレスに着替えて登場。♪Chove Chuve、 ♪Love For Sale ♪Just In Time ♪You Are The Sunshine Of My Life を沖縄弁で。 ♪Honeysuckle Rose♪All The Things You Are ♪Bewitched ♪Day In Day Out ♪Sails ♪Look To The Rainbow、アンコールは沖縄弁で♪Amazing Grace。 ▶彼女は、いま二枚のアルバムを制作中とのこと。一枚は沖縄の曲が中心で、もう一枚は 平岡さんプロデュースのジャズ。ずれもレコーディングが終ったところだそうです。 リリースが楽しみです。きっとブレークすることでしょう。 |
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2010.6.24 Thu 将来が楽しみな若井さんのピアノ |
▶鈴木央紹(ts)さんと若井優也(pf)さん…ピアノとサックスによる2回目のデュオは、 前回にも増して二人のコンビネーションが素晴らしく、二人は譜面なしで自由に演奏し、 楽器が心地よい音で良く歌っていました。特に若井さんのピアノの、深く感じさせて くれるバラードに感心しました。 ▶お客さまは女性が多かったのですが、サックス好きの男性にもたまらなく良かった ようで、何人かの方に、このユニットをまた聴きたいとリクエストされました。 ▶1st.stage…T.モンク♪Ask Me Now、♪How About You、K.ジャレット ♪So Tender、♪I Got It、♪All The Things You Are。 2nd.stage…♪Miles A Head、K.ジャレット♪Semblance、B.エバンス ♪Very Early、J.コルトレーン♪Moment's Notice、♪Who Can I Turn To?、 アンコール♪For All We Know。若井さんは今24歳。将来がとても楽しみな逸材です。 |
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2010.6.25 Fri 生音サウンドが好きな多くのファンが集まって… |
▶昨夜はレギュラーメンバーが揃った《フロントページ オーケストラ》。 このオーケストラのサウンドが大好きなファンの方が大勢いらっしゃり、 店内はとても良い雰囲気でした。ミュージシャンも大いにノッて、素晴らしい 演奏を繰り広げました。比較的新しい曲を中心に再アレンジするなど、工夫が 凝らされた曲の数々でしたが、アレンジは10人分の譜面を起こすのですから、 大変なことだと思います。 ▶たまたまトロンボーンの片岡さんがリハ−サルに参加できなくて、リハーサル のためだけに女性の駒野さんが代役を努めました。ギャラもなく本番の出番も ないのですが、チャンスをつかむための代役…プロの道は厳しく大変ですね。 でも選んだこの道をぜひまっすぐ進んでほしいと思います。メンバーの皆さんが、 とても褒めていましたよ。最後のアンコールで三木さんが彼女を呼び出し、 ソロパートを吹くのを聴きましたが、センスも音色もよく、お客さまにも受けて、 素晴らしかったです。 ▶1st.stage…♪Stop & Go ソロをとったのは、福田重男(pf) 三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb)さん。♪Moon Flower 同じくソロは福田重男(pf) 奥村晶(tp)さん。 上村さんの作品 ♪The Last Phase Of The Moon では松島啓之(tp) 浅井良将(as) さん。♪If I Told Lie では三木俊雄(ts) 山岡潤(euph) 上村信(b)さん。 ♪Quantum Leap でのソロは、奥村晶(tp) 浜崎航(ts) 高橋徹(ds) さん。 ▶2nd.stage…♪Papillon はソロ浜崎航(ts) 上村信(b) 松島啓之(tp)さん。 浜崎さんの♪Thetis はソロ浜崎航(ts) 福田重男(pf)さん。♪Escher's Vision は ソロ山岡潤(euph) 浅井良将(as)。スペインのサックス奏者が書いた♪Matilda は アレンジを新たにおこしたものでとても綺麗でした。♪Stepping Stone では 奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 高橋徹(ds) さんがソロを。そしてアンコールは、先ほどの 駒野さんと松島啓之(tp)さんがソロをとり H.シルバーの♪Strollin'。 ▶お客さまはいつも顔を合わせる方が多く皆さんお知り合いになられているようで、 休憩中には外に出て煙草をすいながら懇談したり…なかなか素敵なコミュニティーが できてきた《フロントページ》です。 |
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2010.6.26 Sat 〈守屋セクステット〉のファンで賑わった金曜夜 |
▶金曜夜は、守屋純子(pf) さんと 近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 村田陽一(tb) 高瀬裕(b) 安藤正則(ds) さんのセクステットで、客席はこの〈守屋セクステット〉のファンで 一杯になりました。今回は、トロンボーンがレギュラーの片岡雄三さんに替わって、 当店初出演の村田さんでした。彼は作曲・アレンジャーとしてもTVドラマや映画の 音楽などに大活躍されている方ですが、プレイも素晴らしくて、日本にもまだまだ 優秀な人材がいるんだなあ、と再認識しました。 ▶1st.stage…T.モンクの♪Hackensack ソロをとったのは三管とピアノ。守屋さんの 作品♪Waltz Steps は近藤さんのソプラノサックスをフィーチャー しました。 B.ゴルソンの♪Whisper Not でのソロはベース、アルトサックス、トロンボーン。 守屋作品♪Sing Your Song ソロはトランペットとピアノ。同じく守屋さんの ♪Dear Oscar ソロはピアノと三管。 ▶2nd.stage…守屋アレンジによるショパンの♪Nocturne (夜想曲)、ソロは(pf)と3管。 ♪Late Summer ソロは(pf)(tb)、♪Through Times Square ソロは(tp)(as)(pf)。 ♪Monk's Mood、守屋作品♪The First Step では全員をフィーチャーして。 アンコールは、D.エリントンの♪Drop Me off At Harlemでした。 ▶終演後、メンバーの皆さんが久し振りに揃ったのかお互いの近況報告などしていると、 そこに前夜の出演での忘れ物をとりにきた三木俊雄(ts)さんも加わり、ミュージシャン 同士遅くまで話がはずんでいました。サッカーも勝ち進んだ金曜ということで、 街の人出も賑わいも、これまでより少し活気を感じた夜でした。 |
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2010.6.27 Sun 週末らしい大人の雰囲気の楽しい夜 |
▶チャリート(vo) さんと 山本剛(pf) 香川裕史(b) ジーン重村(ds) さんの週末。 チャリートさんのファンと山本さんのファン、それに外人客もいらして、 梅雨どき特有の蒸し暑い夜でしたが、客席はまあまあの入り。 ▶山ちゃんファンは久し振りの方が多く、山ちゃんの十八番♪Misty が流れると みなさん大喜びでした。そして、当店六本木時代、まだチャリートさんが デビュー間もない頃の、二人でデュエットした曲などを思い出しながら、 山ちゃん独特の「山本節」を交えて演奏すると、その度に大受け。週末らしい リラックスしたステージが繰り広げられ、みなさん、ちょっと大人の雰囲気(?!) のノスタルジックなステージを堪能されていらっしゃいました。 ▶1st.stage…インストで♪Misty など3曲を山本節で楽しませてから、 ヴォーカル♪So Many Stars ♪On The Street Where You Live ♪The More I See You ♪As Long As I Live ♪I'll Be There ♪Street of Dreams。 ▶2nd.stage…同じく山本節のインスト曲♪The Very Thought Of You ♪I Love Paris、ヴォーカル♪But Beautiful、ボサノバ♪Falling In Love With You、 M.ジャクソンの1周忌にちなんだ♪You Thought My Heart To Sing では、 客席の皆さんとても集中して聴いていたのが印象的でした。♪I Love You Porgy。 ▶アンコールで山ちゃんとデュエットした♪You Are So Beautiful では、お互いに 絡み合ってなかなか終わらず大受け。さらに、♪Bye Bye Blackbird…お帰りに なろうとして出口に立った方も、そのまま立って最後まで聴いていかれたほど、 楽しい楽しいステージでした。 |
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2010.6.29 Tue 蒸し暑い中の爽やかな音楽 |
▶九州などでは豪雨で大変な状態が続いているようで、関係者の方、ご心配 ですね。関東も夕方のニュースでは池袋近辺が豪雨の映像が流れていたので 心配でしたが、なぜか渋谷青山はパラパラ程度でした。そんな中、鈴木良雄(b) さんと野力奏一(pf) さんの昨夜のデュオ。ものすごい蒸し方で、特に昨夜は ピアノも生音による演奏でしたから楽器が心配でした。 ▶でも野力さんのピアノのタッチは綺麗で、チンさんのベースも、さすが名器、 良い音で鳴って、とてもいいデュオでした。 ▶でもあまりに寂しい客席で、私は常連さんに来ていただくよう緊急連絡。 すると、汗びっしょりで何人かが駆け付けてくださいました。嬉しいですね。 蒸し暑い中いらしてくださった方、どうもありがとうございます。感謝感謝です。 ▶1st.stage…チンさん作曲・野力さんアレンジを3曲♪Morning Sun ♪Fairy Dance ♪NY Blue、♪Summer Night ♪Crazy He Called Me、 野力さん作編曲♪Feelin'g Free。 ▶2nd.stage…チンさん作・野力さん編曲♪Touch Of Spring ♪Fairy's Talk、 スタンダード♪Tin Tin Deo、♪Double Rainbow、チンさん作・野力さん編曲 ♪My Dear Friend ♪Winter Day Break。空気は蒸していましたが、 流れる音楽はさわやかな夜でした。 |
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2010.6.30 Wed 日本中がサッカーでもジャズファンはしっかり… |
▶今日は皆さん寝不足の方が多そうですね。パラグアイ戦の視聴率はなんと57% だったそうですよ。そんな昨夜の当店は、スペシャルゲストに増尾好秋(g)さんを 迎えての《ファンキーボーイズ ジャズバンド》 岸田恵士(ds) 山本剛(pf) 水橋孝(b) 岡崎好朗(tp)さん。TV観戦に日本中が忙しい中、ファンの方々は集中豪雨をおして しっかりおみえになりました。 ▶いつもオシャレなこのメンバーの昨夜は、赤いスーツに黒いハットの岸田さん、 白のチャイナ服の山本さん、純白スーツにブルーストライブのYシャツ・黒いハットを 粋にかぶった水橋さん、ジャケットにネクタイ姿の岡崎さん、そして長いことNYに お住まいの増尾さんは白いシャツ姿…と、ステージも華やかでした。 ▶1st.stage…♪Now The Time ♪Body And Soul の岡崎さんと増尾さんのソロが 素晴らしいこと!!。岸田さんが人生は色んな問題を抱えているけど…といって ♪危険な関係のブルース…ユニークな人生の岸田さんの言葉には説得力がありますね。 次には、正気が狂気で狂気が正気か、などと言いながら岸田さんの作品♪Burnin'。 1st セットが終わると、サッカーファンはTV観戦のため、後ろ髪を引かれるように 帰路につかれました。 ▶2nd.stage…♪Mo' Better Blues ♪Lover、増尾さんの渋いヴォーカル入り♪Skylark、 いろんなジャンルの歌手に歌われている♪Mr Bojangles は、当然水橋さんが主役。 岸田さんが自分のことを書いた作品♪Cool Down ♪大都会の遊牧民、アンコールは ♪It Could Happen To You でした。 ▶サッカー観戦を考慮して11時には終演になるよう 2nd.stage を早く始めたのですが、 お客さまがアンコールを希望したため終演はいつもとあまり変わりありませんでした。 帰りに渋谷を通ると街は厳戒態勢が敷かれていて、ものものしい雰囲気。普段あまり サッカーを観たことがない私も、さすがにTVをつけるとちょうど延長戦そしてPK戦で、 残念な結果を知ることになりました。 |
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